お金持ちに見えない方が得をする?富裕層が実践する資産防衛術
- 2024-12-03
お金持ちに見えない方が得をする?富裕層が実践する資産防衛術
こんにちは、皆さん!健太郎です。
収入や資産が増えてくると、人は大きく2種類に分かれます。それは**お金持ちであることを「見せる人」と「隠す人」**です。
今回は、特に**「隠す人」**に焦点を当て、その重要性と具体的な方法を解説します。資産が増えるほど、安心でゆとりある生活を送るために、ぜひ最後まで読んでみてください。
お金持ちであることを隠すべき3つの理由
多くの方は、日々貯蓄や収入アップに励んでいることでしょう。それは素晴らしいことです。しかし、収入や資産が増えてきても、それを他人に見せてしまっては元も子もありません。
多くのリスク管理を考えると、たくさんのお金があっても、それを隠しておくことが重要です。 つまり、質素な生活を続け、貧乏に見せるくらいがちょうど良いのです。
その理由は大きく3つあります。
1. 見せる生活のコスト:収入や資産を食い潰す贅沢
お金を隠さない生活、つまり「お金持ちだとわかる生活」とはどんなものでしょうか?
高級レストランに頻繁に行ったり、高級品を身につけていたり…いわゆるリッチな生活ですよね。しかし、このような生活には当然、相応の支出が伴います。
収入や資産が増えたからといって、それがわかるような生活をすると、その収入・資産を食い潰してしまうのです。お金がある状態から、どんどん盗難や詐欺のリスクも高まります。
「でも、収入の範囲内で生活していれば大丈夫じゃないの?」と思う方もいるでしょう。確かに、収入の範囲内で暮らしていれば資産が減ることはありません。
しかし、現在の収入水準が将来もずっと続く保証はありません。景気悪化による減給や失業、自分やパートナーがフルタイムの仕事を辞めることになり、世帯収入が減るケースもあり得ます。
そうなった時、ローンを組んでリッチな生活をしていた場合、収入の範囲内で暮らすことが厳しくなります。さらに、ラチェット効果という人間の性質があります。一度上げた生活水準を下げるのが難しいのです。
つまり、収入や資産が増えたからといって、相応のリッチな生活をすることは、将来的に破滅するリスクを高めることに他なりません。
富裕層と裕福層の違い
ここで重要なのは、「リッチ」と「ウェルシー」の違いです。「ウェルシー」(裕福)とは、いわば使われていないお金であり、「リッチ」(富裕)な物質的な豊かさとは正反対の位置づけにあります。
もしあなたが、心の余裕や自由、安心感をえたいと思うなら、お金を隠し、質素な暮らしを続け、ウェルシーを目指しましょう。
2. トラブルの防止:不要な営業や詐欺被害のリスク
お金を持っていることを他人に見せることは、トラブルや面倒事に繋がる可能性が高まります。分かりやすい例が、怪しい勧誘や営業です。
お金がない人に営業をかけたところで、その商品を買ってくれませんよね。必然的に、保険や投資、不動産、変わった壺や水晶玉など、あらゆる商品の営業先は、お金に余裕のある人になってくるのです。
「断ればいいじゃない」と思う方もいるかもしれません。しかし、営業マンはプロです。買わないと損だと感じさせる可能性も十分にあります。
特に、お金の管理に自信がない方や高齢になって判断力が低下している方であればなおさらです。余計なお金を絞り取られてしまうでしょう。
知識があったり、しっかり断れる方であれば問題ありません。しかし、その場合でも、セールスマンにつき合う時間が無駄です。一日24時間、一年365日、一生は4000週間しかありません。
提案される商品が良いものである可能性もありますが、見ず知らずの他人に営業されている時点で、その商品は基本的には「ゴミ」です。本当に良いものなら、口コミで広がるはずです。わざわざ営業マンの人件費というコストを支払う必要はありません。
さらに恐ろしいのが、お金があると広まることで、詐欺や恐喝、窃盗の被害に遭うリスクが確実に上がるということです。持っていない人からは当然奪えないわけですからね。
特に最近は、闇バイトなどのニュースから分かるように、治安が悪化しています。自分自身の身を守るためにも、「貧乏に見せる」方が合理的です。
3. 周囲との関係性の維持:嫉妬や妬み、人間関係悪化のリスク
友人や知人といった周囲の人間関係を悪化させないためにも、お金があることは隠した方が無難です。
令和5年家計の金融行動に関する世論調査によると、単身世帯の36.0%は貯金ゼロ、48.6%が貯金100万円以下です。二人以上世帯でも、貯金ゼロが24.7%、貯金100万円以下が33.3%(3人に1人)です。中央値はそれぞれ100万円、300万円となっています。
このことから、あなたの周りの友人や知人のなかにも、貯金があまりない方が結構いると考えられます。そんな中で、あなたが一定以上のお金を持っていることを周りの人が知ったらどうなるでしょうか?
知った人がお金持ちなら、昔のいじめのように平和に終わるでしょうが、そうでない場合は、不快な思いや嫉妬に繋がります。お金は非常にデリケートな部分ですからね。その時点で、良くない印象を持たれ、不必要に嫌われる可能性があります。必然的に、確実に生きにくくなるでしょう。
あるいは、たかられるケースも考えられます。実際、以前、古い友人達と飲みに行く機会があり、ある友人が「月に5万円貯金している」とポロッと話しました。その時は「すごいじゃん」という雰囲気で終わりましたが、会計の時、「お前、月に5万円も貯金しているんだから、大目にだせよ」みたいなノリが発生しました。
結局、割り勘で収まりましたが、お金の話はしないに越したことはないなと改めて感じました。
それ以外にも、より大きな金額を無心されたり、知り合いがそのまた知り合いの営業マンにリークされることも考えられます。つまり、経済的な損失に繋がる恐れもあるわけです。
従って、人間関係を壊さないためにも、お金を守るためにも、収入や資産が多いことは隠すに越したことはないと思います。
裕福を隠すための4つの具体的な行動
ここまで見てきたように、お金持ちであることを他人に見せてしまうのは非常に危険です。基本的にデメリットしかなく、禍根を招く可能性が高くなります。
たとえ収入や資産が増えても、それを隠しておくことが重要です。問題は、自分ではお金持ちであることをアピールしていないつもりでも、何気ない言動によって知られてしまうことがあるということです。
あなたがこれからもお金を守り増やしていきたい、人間関係などのあらゆるトラブルをできる限り回避したいと思うなら、意識的に裕福であることを隠す行動・工夫をする必要があります。
それでは、お金持ちであることを隠すことに繋がる行動をいくつか紹介します。資産形成に励むと同時に、ぜひ実践してみてください。
1. お金があることは人に言わない
これは基本中の基本です。自分から「お金持ってるよ」と言うのは、余計なリスクを負う行為に他なりません。わざわざ自分で自分の首を締めるのはやめましょう。
「同じように資産形成に取り組んでいる友人には言っても良いのでは?」「家族にはお金の話を共有した方がいいでしょう」と思う方もいるでしょう。確かに、同志と言える友人なら、お金について話すリスクは相対的に低く、相談したり情報交換ができるというメリットもあります。また、資産形成はパートナーなどの家族と一緒に取り組んだ方が良いので、定期的にお金の話をするのは必要になってくるでしょう。
しかし、その場合でも注意すべきは話す場所です。個室などのプライバシーが保たれている場所で話し、自宅以外でお金の話をするべきではありません。理由はシンプルに、誰が聞いているかわからないからです。
例えば、電車やカフェなどで投資や資産など、お金に関する話をした場合、近くにいた人が聞き耳を立てている可能性も否定できません。仮にその人が悪い人だった場合、経済状況を知られ、さらに後をつけられて事件やトラブルに巻き込まれるなんてことも考えられます。
そんな可能性はほとんどないと思う方もいるかもしれませんが、ゼロではない以上、用心するに越したことはありません。
従って、お金の話は基本的に人にはしない。少数の限られた人に話す場合も、クローズドな場所・空間で話すようにしましょう。自分の身を守るために、これを徹底しましょう。
2. 話題をよく吟味する
直接的に「お金持ちだ」と言わなくても、その話題によって収入や資産が多いことが察知されることは本当に良くあります。
例えば、NISAです。資産形成界隈ではNISAと言えば、餃子にビールを飲むくらいの定番ですが、世間一般ではまだまだそんなことはありません。金融庁が発表しているデータによると、2024年3月末時点でのNISA口座開設数は約2300万口座。18歳以上の日本人は約1億人ですから、NISA口座を持っている人は2割強に過ぎません。
そんな中で、リアルな場でNISAの話題を出したら、お金持ち認定されたり、あるいは怪しい投資を進めてきていると思われてしまいます。いずれにしてもメリットはないので、自分からNISAの話なんてしない方がいいですね。
もう一つ注意するのはふるさと納税です。控えめに言ってもやらないと損レベルの制度なので、利用することは悪いことではないかもしれません。しかし、この話題を出すデメリットがあります。結論、年収がバレることです。ふるさと納税は年収によって限度額が決まっているので、いろんなものを手に入れている=年収が高い、ということです。
もちろん厳密にはわかりませんが、話の内容によっては、おおよその金額が推測されてしまうでしょう。間接的に「お金持ちアピール」になりかねないので、あまり詳しく話さない方が無難です。その他、相続や旅行事情なども、お金があることを察知される危険なテーマです。知り合いと話す際は、話題をよく吟味しましょう。
3. 派手なブランド品・高級品は身に着けない
たとえお金持ちであることを直接的に言ってなくても、目立つアクセサリーをつけている、ブランドロゴのついた服やバッグを持っている、高級な腕時計をしている…といった外見をしていたら、「この人はお金を持っているんだな」と判断されてしまいます。
つまり、リスクが大きくなるので、あえて持たないことが重要です。
「ブランド品は資産性重視で買っている。これは投資なんだ」という方もいるでしょう。確かに資産性という側面は重要です。しかし、それでもお金持ちに見られるデメリットは大きく、資産性を考えて高級品を買うなら、より適切な対象があります。
それはヴィンテージ家具です。億万長者への調査を元に、「1億円貯める方法」を1371人のお金持ちに聞き、紹介していましたが、本当のお金持ちは家具にお金をかけるそうです。
ヴィンテージ家具は質が高く長く使える上、資産価値も上がっていきます。そして何よりも、家のなかで使うものですから、お金持ちに見られるリスクも抑えられます。
高級時計なども、家のなかで鑑賞用にするなら、お金持ちに見られるリスクを抑えられます。
従って、ブランド品・高級品は基本身に着けない。資産性を考えて買い物をする際は、家に置くものにする。このような工夫を考えることがマストになると思います。
4. 車は普通の中古車にする
車は持たないのがベストですが、お住まいの地域によっては必要になるでしょう。その場合も、大衆向けのコンパクトカーや軽自動車を中古で買って乗るのがいいですね。理由は先ほどのブランド品と似ています。高級車や新車に乗っていると、それだけでお金持ちだとわかるリスクが上がります。
「でも、いい車のほうがリセールバリューが高いから得するよ」と思う方もいるでしょう。確かにリセールバリューは重要な要素です。しかし、リセールバリューが高いいい車って、基本的に人気のある車じゃないですか?必然的に盗難などのリスクも高くなるのですよね。
実際、アルファードやランドクルーザーなどの盗難ニュースってよく聞きますよね。防犯対策をしようとすればさらに費用がかかりますし、対策したからといって絶対に安全とは言い切れません。盗難技術は日進月歩で進んでいますからね。
かっこいい車や人気車だからといって目的地に早く着くわけではありません。法定速度がある以上、どの車に乗っても所要時間は基本同じです。
以上のことを総合的に考えると、車に関してはリセールバリューを重視するよりも、コスパの良い中古車を乗り潰すスタンスが良いかと思います。
5. 住む場所は控えめに
高級住宅街と言われるブランドのある地域や、豪華な新築マンションに住んでいると、それだけでお金があると思われやすいです。実際、あなたも大きな家を見て「この家は金持ちだな」と思ったことありませんか?
そこで、裕福を隠す上では、住む場所は控えめにするのが非常に効果的です。具体的には一般的な賃貸マンションや中古の一軒家に住むのがちょうどいいでしょう。
特に地方だと、新築マイホームが当たり前の風潮がありますよね。賃貸や中古に住んでいると、「そんな余裕ないのかな」と勝手に思われるので、その意味でもすごく都合が良いでしょう。
「賃貸や中古だと、新築マイホームのような豊かさは感じられないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、個人的にはそこってあまり関係ないと思うんですよね。
賃貸や中古でも、きちんと掃除したり、自分の好みのインテリアにしたりすれば、家は心地よい空間になるでしょう。逆に新築マンションでも物が散乱していたら心地は悪くなります。結局は外から見えない中身が大事なのです。
従って、家は決してその人の経済状況を推測する上でかなり大きな要素になります。決して背伸びせず、控えめにすることが、自分自身を守ることに繋がると思います。
まとめ:真の豊かさを目指して
収入や資産が増えてくるのはとても嬉しいことです。なので、つい人に言ったり、お金持ちであることを示すような生活をしたくなります。しかし、そこには本当に大きなリスクが存在します。お金を失ったり、トラブルに巻き込まれる可能性も高くなりますし、人間関係にも悪影響が出るかもしれません。
そう考えると、たとえお金があっても、それを隠すような質素で地味な生活を続けることがすごく大事なんですよね。
もちろん中には「それでは頑張る意味がない」と思う方もいるかもしれません。しかし、お金で承認欲求を満たそうとしても、終わりがありません。他人との比較がベースにあるからです。
幸福を継続させることは難しく、いずれ満たされてしまうでしょう。何より本当の豊かさとは、他人との比較ではなく、自分自身の心の中にあるものです。そして、お金による自由や余裕は、自分自身にとっての豊かさをもたらす土台になってくれます。
ぜひ、このことを理解して、これからも僕と一緒に貯金・資産形成を頑張っていきましょう。最後までご視聴いただきありがとうございました。