炎上必至!TikTokで炎上した6つの事例から学ぶ、ネット社会のモラルとマナー

炎上必至!TikTokで炎上した6つの事例から学ぶ、ネット社会のモラルとマナー

炎上必至!TikTokで炎上した6つの事例から学ぶ、ネット社会のモラルとマナー

TikTokは、手軽に動画を投稿・共有できるプラットフォームとして爆発的な人気を誇ります。しかし、その手軽さゆえに、些細な行動が大きな炎上へと繋がりかねない危険性も潜んでいます。 今回は、実際にTikTokで大きな炎上騒動を引き起こした6つの事例を元に、ネット社会におけるモラルとマナーについて深く掘り下げていきます。 これらの事例から、私たちが学ぶべき教訓とは何か? 一緒に見ていきましょう。

1. バエ狙いの迷惑ダンスでTikTok引退…ディズニーダンス炎上事件

2024年夏、ディズニーシーで撮影されたあるTikTok動画が、瞬く間に炎上しました。 動画の内容は、8人の女性グループ「ハム集団」が、人気スポットのアクアスフィア前で、豚の貯金箱をモチーフにしたピンクのつなぎを着てダンスをするというもの。一見すると、よくあるTikTok動画ですが、その炎上は避けられませんでした。

なぜ炎上したのか? それは、8人という大所帯で人気スポットを占拠し、他の来場者に多大な迷惑をかけたという点にあります。

  • 8人という人数: 人気スポットは、記念撮影をしたい観光客でいつも賑わっています。8人が一斉にダンスをすれば、当然ながら周囲の通行の妨げとなり、他の人の撮影の邪魔にもなります。
  • 場所の選定: ディズニーシーのような、多くの観光客が訪れる場所での撮影は、周囲への配慮が不可欠です。 人気スポットを選んだこと自体が、迷惑行為を招くリスクを高めました。
  • 配慮の欠如: 動画からは、周囲への配慮が全く感じられません。 自分の楽しさだけを優先し、周囲の迷惑を顧みない姿勢が、多くの批判を呼び込みました。

個人が撮影する分には問題ない場所でも、大人数での撮影となると、周囲への配慮が欠かせません。 炎上を避けるためには、撮影場所の選定、時間帯、人数など、あらゆる点を慎重に検討する必要があります。 ハム集団のケースは、「バズる」ことに固執し、モラルを軽視した結果、TikTokアカウントを削除せざるを得ない事態にまで発展しました。 地上波テレビのニュースでも取り上げられ、彼女たちの個人情報が特定されるなど、深刻な事態となっています。ディズニー側も公式に「他のゲストの迷惑となる行為はお控えください」との声明を発表する事態にまで発展しました。

2. 個人情報特定で人生に大打撃…女子高校生電車挟まり事件

2012年6月、女子高校生たちが電車のドアに顔や体を挟み込む動画をTikTokに投稿したことで炎上しました。 動画内では、女子高生たちがドアに挟まる度に爆笑していました。

この行為は、以下のような問題点を抱えています。

  • 危険性: 電車のドアに挟まれる行為は、重大な怪我につながる危険性があります。 万が一、友人が挟まったとしても、笑える状況ではありません。
  • 迷惑行為: 電車の運行を妨害する行為であり、他の乗客にも迷惑がかかります。 公共の場で、自分の行動を顧みない姿勢は、大きな批判を招きます。
  • 故意の行為: 彼女たちは、わざとスイッチを押してドアを閉めた後に挟まろうとしていたようです。 これは、単なるいたずらではなく、故意の迷惑行為と言えるでしょう。

この炎上によって、彼女たちの通っていた高校や氏名が特定され、ネット上に拡散されました。 結果、彼女たちはSNSアカウントを非公開にするなどしましたが、一度ネットに流れた情報は完全に削除することは困難です。この事件は、些細な悪ふざけが、人生を大きく狂わせる可能性があることを改めて示しました。

3. 危険心ダンスで免許永久剥奪…美容整形外科炎上事件

2021年4月、ブラジルの女性美容外科医が、患者から摘出した脂肪や組織が入ったビニール袋を手に持ちながらダンスする動画をTikTokに投稿し、大炎上しました。 この外科医は64万人のフォロワーを持つ人気TikTokerでしたが、この動画によって医師免許を永久剥奪されるという事態に陥りました。

この行為の何が問題なのか?

  • 倫理観の欠如: 患者から摘出した組織を、まるで「今日の戦利品」のように扱っている様子は、医学倫理に著しく反しています。 患者への配慮が全く見られず、医療従事者としての自覚が欠如していました。
  • 不快感: 動画の内容は、多くの人にとって極めて不快なものだったでしょう。 このような動画を公開すること自体が、社会通念上許される行為ではありません。
  • 法令違反の可能性: 患者から摘出した組織の取り扱いについては、厳格な法令が定められています。 この動画は、それらの法令に違反している可能性があります。

この動画はTikTokから削除されましたが、ブラジルの地元メディアが他のSNSで共有したことで、さらに大きな騒動に発展しました。 最終的には、ブラジル美容整形外科学会が、患者からの明確な許可があっても人体の一部や手術前後の写真・動画の公開を禁止している規定に違反しているとして、この女性医師は医師免許を永久剥奪される可能性が高まりました。

4. センスゼロの投稿で顔バレ解雇…ピザハットバイトテロ事件

2021年12月、ピザハットの厨房でバイト店員がピザ生地を触った手でマスクを触り、その後再びピザ生地を触る動画がTikTokに投稿されました。 動画には、店員がマスクを顎まで下げ、不衛生な状態を映していました。

この炎上は、以下の点が問題でした。

  • 衛生観念の欠如: 食品を扱う仕事において、衛生面への配慮は極めて重要です。 マスクを触った手でピザ生地を触る行為は、食品衛生法に違反する可能性があります。
  • 仕事の無責任さ: バイト店員としての責任感の欠如が明確に表れていました。 仕事中に私物を触る、そしてそれを動画としてSNSに投稿する行為は、職務怠慢と言えるでしょう。
  • 不適切な撮影: 勤務中に撮影すること自体が、お店の規約違反の可能性があります。

動画は瞬く間に拡散され、ピザハット本社の苦情に繋がる事態に発展しました。 ピザハットは、謝罪文を公開し、徹底的な衛生状況の再確認を実施しました。投稿したバイト店員は解雇されたと推測されますが、それ以上の情報は公開されていません。

5. 最低行為で解雇からの損害賠償検討…防犯カメラセクハラ事件

2021年6月、ファミリーマートの男性店員3人が防犯カメラの映像を見て、女性客の胸を覗き込んでいる動画がTikTokに投稿されました。 この動画はバックヤードで撮影されており、店員たちがマスクをせずにタバコを吸いながら、女性客の胸が見えたと笑っている様子も映っていました。

この炎上の問題点は以下の通りです。

  • セクハラ行為: 女性客の胸を覗き込む行為は、明確なセクハラに該当します。 プライバシー権を著しく侵害しており、許される行為ではありません。
  • 倫理観の欠如: 防犯カメラ映像を私的な目的で使用することは、明確な規約違反です。 店員としてのモラル、倫理観が全く欠如していました。
  • 不適切な撮影・投稿: 仕事中に撮影し、不適切な動画をSNSに投稿した行為は、社会的な批判を招くのは当然です。

この動画は有名YouTuberにも取り上げられ、大炎上。ファミリーマート本社にも苦情が殺到しました。 ファミリーマートは謝罪文を出し、店員3名に対して厳重な処分を検討。その結果、うち2名が懲戒解雇され、残りの1名も既に退職していました。さらに、損害賠償請求の可能性も浮上しています。

6. アホ動画で訴訟&損害賠償請求…貯水槽水泳事件

2019年6月、若い男性がマンションの貯水槽で泳いでいる動画がTikTokに投稿されました。 男性は「気持ちいい」と笑いながらピースサインをしていました。

この行為は、以下の点で深刻な問題です。

  • 衛生問題: 貯水槽の水は、マンション住民の飲料水として使用されます。 そこに人が入れば、水質汚染の危険性があります。 衛生面への配慮が全くなく、危険な行為です。
  • 法令違反: 貯水槽への立ち入りは、多くの場合、法令で禁止されています。 この行為は、水道法などに違反する可能性があります。
  • 社会的責任の欠如: 自分の行為が、周囲の人々にどのような影響を与えるかについて、全く考えていません。 社会的な責任感の欠如が、この炎上を招きました。

この動画は、他のSNSにも拡散され、大きな炎上騒動に発展。 最終的には、地元のニュースでも取り上げられました。 男性は動画を削除し、逃亡を試みましたが、貯水槽の性質上、特定されるのも時間の問題でした。彼は水道設備工事の下請け業者であることが特定され、訴訟に発展。会社は損害賠償請求を検討する事態に。

まとめ:炎上しないための心得

上記の6つの事例から学ぶべきことは、ネットへの投稿は、自分の責任において行う必要があるということです。 手軽に投稿できるからこそ、倫理観、モラル、社会常識をしっかりと意識しなければなりません。 特に以下のような点は注意が必要です。

  • 周囲への配慮: 自分の行為が、周囲の人に迷惑や不快感を与える可能性がないか、十分に検討しましょう。
  • 法的責任: 自分の行為が、法律や規約に違反する可能性がないか、確認しましょう。
  • 責任感: 自分の行為に対する責任をしっかりと持ちましょう。 投稿した動画が、どのような影響を与えるかを予測し、その責任を負う覚悟を持って行動しましょう。

「バズる」ことよりも、まず「正しいこと」を優先しましょう。 炎上は、一瞬の注目を集めるかもしれませんが、その代償は、想像をはるかに超えるものとなる可能性があります。 TikTokを楽しむためには、マナーとモラルをしっかり守ることが不可欠です。 今回紹介した事例を、反面教師として、安全で楽しいTikTokライフを送りましょう。