ぶっ飛んだ!ニンテンドーゲームの驚愕の世界記録5選
- 2025-01-10

ぶっ飛んだ!ニンテンドーゲームの驚愕の世界記録5選
皆さん、こんにちは!イグです!今回は、度肝を抜くニンテンドーゲームの世界最速クリア記録、通称**リアルタイムアタック(RTA)**の世界から、ぶっ飛んだ5つの記録をご紹介したいと思います!
RTAとは、ゲームをスタートしてからクリアするまでの時間を競う競技のこと。一部のゲーマーたちは「我がこそが最速の男だ!」と証明するため、日々研究と努力を重ね、クリア時間を1秒でも削ることに命をかけています。そのプレイ内容は、とんでもない超絶技巧が繰り広げられたり、バグ・チートを利用して一気にストーリーを短縮したりと、様々な方法が模索され、現在も多くの挑戦者が最短クリアを目指し、挑戦を続けています。
最近では「RTA in Japan」というクリアタイムを競う大会イベントが開催されるなど、一部ゲーマーの間では凄い盛り上がりを見せています。中には、目隠しプレイで最速クリアを目指す猛者もいるほど!興味のある方は、ぜひ調べてみてください!
1. スーパーマリオブラザーズ:人間の限界を超えた4分54秒台
1983年にファミリーコンピュータで発売されたスーパーマリオブラザーズ。世界中で大人気のマリオシリーズの原点と言える本作ですが、実はかなり昔からRTAのタイムを競われているゲームでもあるのです。
2018年時点での世界最高記録は4分55秒。この時点でも、最早人間業とは思えない速さですよね!そこから0.001秒単位で記録更新が続いていましたが、人力で4分54秒台に到達するのは不可能と言われてきました。
しかし、2021年4月、アメリカのRTA走者であるNiftskii氏によって世界記録が更新されました!そのタイム、なんと4分54秒94!人間では無理と言われていた4分55秒の壁を、彼は打ち破ったのです!
各ゲームのRTAにはそれぞれルールが設けられていますが、今回のスーパーマリオに関しては、ドカンでステージをワープするのは使用が認められています。それにより、この短時間でのクリアを実現しています。
もちろんプレイの腕も、一切の無駄がなく、各プレイヤーたちは1フレーム単位での調整を行い、0.001秒でも早くクリアするため努力しているわけですね。ちなみにスーパーマリオブラザーズは1秒間に60フレームとなっており、それを調整してプレイしているとか、完全に人間技じゃありませんよね!
このフレームは非常に重要な要素で、例えばゲームクリアし、次のステージが始まるまでのこの安定的画面に入るタイミングは、電源起動後からの総経過フレーム数が21の倍数になった瞬間と決まっているようで、このタイミングを逃すと若干処理の待ち時間が出てしまうようです。
とは言っても最大で21フレーム、つまり0.35秒しか待ち時間は変わらないのですが、この0.35秒が大きくタイムに影響を及ぼすため、多くのRTA走者はフレームまで調整して最速でクリアを目指すのだと言います。
他にも多くのテクニックが使用されており、例えばステージクリア後のポールで旗が降りてくる演出がありますが、この演出をまるごとカットし時間を短縮できる通称「はたらけ」、壁をすり抜けてショートカットする**「壁抜け」、本来登れない場所をジャンプし時間短縮を可能にした「壁ジャンプ」**など、普通の人には難しいテクニックを複数駆使し、最速でステージをかけ抜けていきます。
「はたらけ」に関しては、通常時と「はたらけ」使用時の時間の比較を行っている方がいたので、こちらを見てみましょう。
(画像や動画をここに挿入)
こうして見ると、結構大きな差が生まれていますよね。こういった少しずつ時間を縮める作業を重ね、最終的に現在の記録、4分54秒94というタイムが出たというわけですね。いや、マジで無駄がないですよね。一体この領域に達するまでにどれだけプレイしてきたんですかね?
スーパーマリオブラザーズに関しては、現在もタイムを縮めるため、多くの人が模索を続けているので、近い将来タイムを更新する猛者が現れるのが楽しみですね!
2. スーパーマリオ64:驚愕の「スター0枚RTA」
続いて、任天堂64発売の、みんな大好きスーパーマリオ64。本作もかなりRTAが盛んなタイトルであり、多くの人が最速を目指して努力を行っています。
スーパーマリオ64のRTAにはいくつかの項目があります。どれも共通してクッパを倒し、最後のスーパー スター をゲットするまでの時間を計測するというルールですが、例えば「スター70枚RTA」「スター120枚RTA」、そして今回ご紹介する最速記録が、なんと驚異の**「スター0枚RTA」**!
本来スターを一定枚数ゲットしないとクッパと戦うステージへの扉は開かれないようになっているのですが、とあるバグ技を利用することにより、スターをゲットせずに扉の内部に侵入でき、大幅に時間を短縮できるんですね。通称**「ケツワープ」**。これ有名なんでご存知の方も多いと思います。
このケツワープを利用し、なんとスターを1枚もゲットすることなくクッパを撃破しエンディングを見るという荒業が発見され、RTA界隈では大きく話題になっていました。
そんな0枚RTAの記録ですが、2021年8月にカンノ氏により世界記録が更新され、そのタイム、なんと6分29秒95!マリオ64をやったことある方なら、このタイムがどれだけの速さか分かると思います。
スタート直後から調整イベントであるジグメとの会話も上手くする。そして城に入るやいなや、早速ケツワープ。このゲームをクリアするためには、合計3回クッパと戦わなければいけないのですが、ケツワープと超絶技巧テクニックを駆使し、あっという間の最後にクッパの元に到着。ステージ途中の進むスピードもえげつないスピードで進み、あっという間にクッパの元へ。そしてラスボスのクッパも順調に倒していきます。
こうして見るとめっちゃ簡単そうに見えますが、このクッパを投げて爆弾に当てるの、普通に難しいですからね!そして、あっという間の撃破!スターをゲットと同時に計測終了!驚異の6分29秒95というとんでもない速さでエンディングに突入という大記録が打ち立てられています。とんでもない速さですよね。
ちなみにこの記録を打ち立てたカンノ氏は、なんと日本人なんですね!一体どれだけの練習を重ねたんですかね?完全に人間業じゃありませんよね!マリオ64も日々記録更新に向けて多くの人がチャレンジを続けています。「ケツワープ」も実機の初期版でしかできないのですが、もし持っている方、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
3. マリオストーリー:驚異の24分13秒クリア
続いて、任天堂64のマリオストーリーの最速クリアをご紹介したいと思います。
今までご紹介したRTAは、あくまでゲーム内でバグ技などを駆使して駆け抜けるという方法でしたが、今回ご紹介するのは、ちょっと変わった方法で最速クリアを達成したRTAをご紹介いたします。
マリオストーリーはアクションRPGであり、普通にクリアしようとしたらストーリーの分量もあって何時間もかかってしまいますよね?それをとある方法を用いることにより、なんと54分22秒という記録でクリアした猛者がいるとのことです。また、そのとんでもない記録を達成後にも思考錯誤を重ね、最終的に24分13秒まで短縮したそうです。RPGでこのクリア時間はもはや意味不明ですよね。
では、どうやってこの短時間でクリアしたのか解説していきます。まずこの記録を達成するために必要なものが2つあります。それは、ゼルダの伝説 時のオカリナとメモリ拡張パック。
「いやいや、イグさん!今、マリオストーリーの話をしてるよね?ボケるのも大概にしてくれよ!」そう思った方。僕はいたって真面目です!なんと今回マリオストーリーの最速クリアに、この「時のオカリナ」のカートリッジとメモリ拡張パックを使うというのです。
これ、かなり高度な技術が用いられるので、簡単に解説すると、**Arbitrary Code Execution (ACE)**と呼ばれる手法で、ゲーム内で様々な処理をするコードを意図的に実行するという技です。そして、今回RTAではエンドクレジットを流すためのコードを主導で実行し、ストーリーのほとんどを強制的に飛ばすというとんでもない荒業でゲームをクリアしてみせたんです。
まず「時のオカリナ」ないで所定の動作を行います。と言ってもシロウトが見るとマジで何してるかわからないんですが、これらの行動は全てエンドロールを流すために必要なコードを呼び出すための動作みたいな感じですね。様々な操作をしているとリンクが突然嬌声をあげ始めます。そしてこの嬌声を受けるとフリーズ。この瞬間、速やかに「時のオカリナ」のカセットを抜取、すぐにマリオストーリーのカートリッジに入れ替えます。なんとこの時点でエンドクレジットを呼び出す命令のコードが拡張パック内に記録されており、「時のオカリナ」で得られたこのエンドクレジットのコードをマリオストーリー内で実行してしまうという事みたいですね。
そしてマリオストーリー内でも所定の動作を行います。ある程度ストーリーを進めた段階で、目の前を開きながらハンマーで叩いていますが、これもちゃんと意味のある動作。この動作を行うことにより、エフェクトの処理が追いつかなくなりオーバーフローさせることができるんですね。クラッシュしてフリーズしますが、なんとそうすると拡張パックに記録されている「時のオカリナ」で生成したエンドロールを流すための命令が作動するという理屈みたいですね。
再びマリオストーリーを起動すると、なんといきなりエンドクレジットが始まり、無事ゲームクリアに飛ぶことに成功というわけですね。いや、僕も説明しててわけがわからなかったんですが、一体どうやってこの方法が確立されたのか。「マリオストーリー」をクリアするために別のカートリッジを使うとか、突拍子もないことを思いつく人もいるもんなんですね。
4. ゼルダの伝説 時のオカリナ:スマブラSP「名作トライアル」での5分以内クリア
最後は、マリオストーリーの最速クリアでも出て来た任天堂64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の、これまたとんでもない最速クリアをご紹介いたします。
今回「時のオカリナ」をクリアするというのですが、ただの「時のオカリナ」ではありません。今回クリアするのは、なんと**大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL内の「名作トライアル」**という、任天堂の名作の数々の体験版をプレイできるモード内でクリアを目指そうというアホみたいな挑戦です!
こちらの名作トライアルでは、あくまで体験版なので「時のオカリナ」に関しては5分間という制限が付けられています。なんとこの体験版の5分間でクリアできるという方法が発見され、一時期大きく話題になっていました。
このとんでもない偉業を成し遂げたのは、スピードラン走者のセーブステート氏。彼は通常のAny% RTAでも記録を持つ実力者であり、その知識やプレイスキルは最高級。
ではどうやって体験版で5分間という制限があるにもかかわらずクリアすることができたのか?細かい条件などは方法は明確にあるらしいのですが、正直シロウトにはさっぱりわからないと思うので、ざっくり解説いたします。
まず今回のクリアには数々のバグ・グリッチを使用しています。その中でも重要になってくるのが、**SRM (Steal Reference Manipulation)**と呼ばれる技法。ゼルダの伝説に限らずゲームには特定の動作やイベント、マップ上の位置情報など全てにおいてメモリ上では細かく数字として存在しています。
凄いざっくり言うとエンドロールを流すには、ある特定の動作、つまり数値を認識しないと動作しないみたいな感じですね。ラスボスであるガノンを倒さないとエンドロールは通常見れませんよね?それはきちんと段階を踏みガノンを倒すという条件を踏まなければエンドロールが流れないように設定されているからなんですね。
しかしセーブステート氏は、そのエンドロールを流すための条件、数値を無理やり呼び起こし、エンドロールを流しクリアするという荒業を発見してしまったのです。マリオストーリーの時にも出て来たACE任意コード実行とSRMを駆使し、5分間の中で無理やりエンドロールを見ちゃおうというのが今回の試みですね。実際にセーブステート氏のプレイ動画が投稿されているので、興味のある方はぜひ見てみましょう。
これもバグ技の一つ。スーパーライドで高速移動し、迷いの森に移動するリンク。その後も爆風を使いながら回転切り、その後突然魚を地面に放すなど「くるったんか?」と言わんばかりの行動を繰り返していますが、これも全て計算のうち。エンドロールを流すために必要な行動っていうわけですね。そして迷いの森で嬌声を上げた途端、画面が一瞬で。その後、なんとエンドロールが流れ、5分以内にクリアできてしまうというわけですね。
本当に何がどうなってるのかシロウトにはさっぱりですが、一連の動作は全てエンドロールにワープするための任意コード実行に必要な手順。一つも無駄な動作はないというわけですね。またセーブステート氏は、この技術を応用し、後に名作トライアルの5分間でラスボスであるガノン倒す直前までワープし、無駄のない動きでガノンを倒すということも5分以内に達成することに成功しています。
まさかスマブラXを作った桜井さんも名作トライアルでクリアする人が現れるなんて思いもよらなかったでしょうね。この名作トライアルのクリア方法に関しては、細かく解説している方もいるので、気になった方は調べてみて下さい。
5. ドラゴンクエスト3:ホットプレートで温度管理!22分7秒クリア
1988年にファミリーコンピュータで発売されたドラゴンクエスト3そして伝説へ。発売日に学校や会社を休む人が続出するほどの圧倒的な人気で社会現象にもなった本作。ドラクエシリーズと言えばRPGならではの濃いストーリーと戦闘システムで、普通のプレイヤーがクリアしようとしたら何日もかかるのが普通ですよね。しかし今回ご紹介するRTAではなんと22分7秒でドラクエ3をクリアする荒業が発見され、一時期かなり話題になっていました。
また、前提知識として、今回ご紹介するRTAは何でもありルールのものであることを認識しておいてください。もちろん普通にストーリーを進めるわけではなく、バグ技を駆使し物語を短縮しクリアを目指すというものです。そして今回最速クリアのキモになってくるのが、ご家庭で皆さん使ったことがあるであろうある器具を使います。焼肉、お好み焼き、焼きそば、卓上で調理できる優れ物。そう、ホットプレートです!
もう既に意味が分かりませんが、今回の最速クリアで重要になってくるのがこのホットプレートというわけですね。一体ホットプレートをどうRTAで使用していくのか?それと同時に重要になってくるのが電源ON/OFFバグ、ファミコン本体の個体差、この二つです。またしてもわけわからん感じになってきましたが、ざっくり解説します。
まず今回のRTAで非常に重要なのが電源ON/OFFバグ。ゲーム開始直後に指定の場面で電源をON/OFFにすることで意図的にゲームのデータをバグらせ、ゲームをショートカットやボスを倒すための必要な条件を連鎖できるというわけですね。レベルをMAXにしたり、通常物語を進めないと手に入らないゾーマ城へ行くための鍵となるアイテム、虹のしずくを手に入れた状態で、尚且つルーラで最後の町に移動できる状態でスタートできるといった状況を連鎖できるというバグ技で、成功すれば物語の大半をショートカットすることが可能というとんでもない裏技です。
しかしこの電源ON/OFFバグの欠点は、レベルやアイテムが理想的な状態を生成できるかどうかは必ずできるというわけではなく、環境に左右されるということです。その環境というのが、ファミコン本体の個体差と温度。この2つが関係してくるらしいということが、ある時発見されました。点と点が線で繋がって来ましたね。そう、つまり今回のRTAは電源ON/OFFバグで最高の状態を引き当てられるように、まずファミコン本体の個体差を厳選し、そしてホットプレートを使用し温度を自在に調整し、最高の状態を必然的に作り出した上で最短でクリアを目指すという、もはやゲームをやっているかどうかすら怪しい方法なんですよね。ファミコン本体の個体差ですが、より良い個体差のファミコンでプレイするために、なんと何台もファミコンを購入し、その中でより良い個体差のファミコンを探し出すというんだから驚きですよね。それだけでRTAにかける本気度が伝わってきますよね。
そして良い個体差のファミコンが用意できたら、次に重要になってくるのが温度。それはファミコン本体やカートリッジの温度を指し、この温度によっても電源ON/OFFバグによる結果が変わってくるそうです。そこで編み出されたのがホットプレートによる徹底的な温度管理。RTA走者のhitcyさんによると最終的には室温28℃、鉄板温度28℃、本体基板温度27℃を目指します。窓はスタイロフォームで断熱、エアコンの電源考慮、温度計は鉄板と基板温度の2個計。操作は高感度改造ジョイカードMK2(連射あり)、ドラクエ3は初期ロットのMMC1搭載モデルを使用します。と、もはや何言ってるかわからんというレベルのこだわりっぷりですよね。より良い結果を出すために室温やホットプレートの温度管理は勿論、プレイする部屋の断熱までこだわるという恐ろしいまでの徹底ぶり。そしてホットプレートを駆使しストーリーを短縮。ゾーマを撃破しクリアするまでの時間はなんと22分7秒。ドラクエをこの短時間でクリアするということも驚きですが、それ以上にホットプレートを使用しているという発想自体が突拍子もない過ぎて面白いですね。一体RTA界は、どこに向かっているのか?
ちなみに、もうお分かりだとは思いますが、この記録を達成したのは日本の方ですね。さすが我々クールジャパンですね!
6. リングフィットアドベンチャー:椅子に座って1時間50分20秒クリア
続いてご紹介するRTAは、2019年にNintendo Switchで発売されたリングフィットアドベンチャー。本作はゲームをしながらフィットネスができるという画期的なゲーム性と、ガッキーのCMで話題になりましたよね。
リングフィットアドベンチャーの特徴はこの専用のコンローラー、「リングコン」を両手で持ち、片足にはレッグバンドを装着。この2つにより実際の動きを感知し、運動しつつゲーム内のキャラを操作するという画期的なゲームですね。リングフィットアドベンチャー僕も持ってるんですけど、これ普通にちゃんとやると結構疲れるし、かなりの運動量なんですよね。
しかし、なんとこのリングフィットアドベンチャーでも最速クリアを目指そうとする人が現れ、「RTA in Japan」でも話題になりました。今回ご紹介するリングフィットRTAのレギュレーション、つまりルールはワールド5までの最速クリアタイムを競うというもの。ちなみにゲーム中に各種トレーニングにかける運動負荷の量を最初に設定できるんですが、今回は負荷の設定がないため、最低運動負荷の1で記録に挑戦。挑戦者はRTA走者のコウシ氏。
コウシ氏によると、リングフィットアドベンチャーのRTAで重要になってくるのが、いかにコントローラーの判定を騙せるかとのこと。本来走ったり腕を大きく上げたりする動作を、極限まで小さい動きで済ませ、コントローラーの判定を騙すことで小さい運動負荷でゲームを進めていくのだそうです。
コウシ氏はなんと椅子に座りながら片足を足踏みすることで最速で走り、そしてリングコンを超極小に伸縮させ、空気をマシンガンのごとくぶっぱなしまくるとか。実際にやったことがある人ならこの空気砲の凄さが分かると思うんですけど、普通にやったらこの速度では到底打つことは難しいと思います。
しかし、いくら椅子に座りながら最小限の負荷でやっているとはいえ、普通にめっちゃ疲れてそうっすよね。というか疲れると思います。しかしコウシはとにかく速さを重視、最小限の動きを徹底し、なんとクリアタイムは1時間50分20秒で完走。実際にこのプレイを見ていた観衆からは大きな拍手と歓声が上がりました。こういう実際に体を動かす系のRTAってかなり特殊ですが、その分競技としての盛り上がりも大きいんですよね。体力と筋力に自信のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
7. スーパーマリオ64:目隠しプレイで70スター集めクリア
続いてご紹介するRTAは、みんな大好きスーパーマリオ64。前回こちらの動画ではスター0枚RTAの記録をご紹介しましたが、今回はちゃんとスターを集めて正規の方法でクリアするスター70枚RTAの記録をご紹介します。
「え?70枚スターを集めてクリアするRTA?別に普通じゃん。」と思った方、残念でした!今回はなんと目隠しをしてスター70枚を集め、クッパを倒すまでの時間を計測するという、人間離れしたRTAに挑戦するぶっ飛んだ企画なんですね!
その記録に挑戦したのは、バブジカ氏。ゲームをプレイする上で非常に重要な視覚の情報、それを封じることとなると頼りにできるのは、己の記憶と音声のみ。僕だったら一生クリアできる気がしませんが、なんとバブジカ氏はそれをやってのけてしまうというのです。
なぜ目隠しでこのようなことができるのか?その秘密は音にあるそうです。驚くべきなのが、この目隠しRTAでは、全ての行動のパターンが頭の中に入っており、BGMや効果音などを聞き分け、BGMのこのタイミングでこの入力すればどのアクションが起こるのかというパターンをまるでマクロのように全て組み込まれており、それを正確に入力することで目隠しでもスター70枚を集めてクリアするという、とんでもない超絶技巧なんですね。聞いただけでも凄いっすよね!
そして驚くべきは、スター取得やスピード短縮のために使用できるバグ技や裏技を目隠しの状態で頻繁に駆使しているところですね。例えばバタンキングの砦のこちらのスター。本来は壁の中に埋め込まれており、大砲を利用して壁を破壊しないと取れないスターですが、こういった裏技を使うと取ることができます。これも見事に目隠しの状態でスターを取得。このようにテクニックを駆使しつつも目隠しの状態でスターを70枚集め、ラスボスのクッパも難なく撃破。ラスボスのクッパ、目で見てやっていても初心者ならそれなりに難しいですからね。そして一番最後のダイ スター を取った瞬間計測は終了。その驚愕のタイムはなんと1時間47分30秒。初心者なら普通にプレイしても倍以上の時間はかかるであろうスター70枚を、なんと目隠しでたった1時間47分30秒でクリアしてしまうという、完全に異次元の神業。一体どれだけの練習を重ねたらこの領域に達することができるのか?考えただけでも頭がくらくらしますね。
そんなマリオ64のとんでもないRTAをご紹介しましたが、他にもマリオ64で「マジでなんでそれやろうと思った?」っていうRTAが存在するんですよね。それがこちら。ドラムを使用したスター16枚RTA。ドラクエ3のホットプレートに続き、またしてもゲームに何ら関係ない道具を使用してるRTAが出てきましたね。マジでどういうこと?って感じですが、今回使用するのは電子ドラム。ドラムというのは基本的にハイハット、スネア、バスドラム、タムなどが集まって一つドラムセットとして演奏する楽器ですよね。それら一つ一つに任天堂64のコントローラーのボタンを配置。例えばバスドラムにはAボタンが設置されており、足でバスドラムを踏むとジャンプ。ロータムにはスティックの前入力の動作が設定されているため、ロータムを叩きまくるとスティックを前に出す動作が発動され、前に進むといった感じで、まさにドラムをコントローラーにしちゃおうぜ!という発想みたいですね。いやマジでイカれてて凄い発想ですよね!そして今回はスター16枚RTAなので、本来ラスボスのクッパの元へはスターが70枚ないと行けませんが、以前こちらの動画でもご紹介したバグ技「ケツワープ」を使用することで一気にショートカットすることができるんですね。なんと今回はケツワープもドラムでやってしまおうという事みたいですね。
実際のプレイ画面を見ても、普通にコントローラーでの操作と遜色ないくらいスムーズにプレイできていますよね。そしてバタンキングの砦では、目隠しRTAの時にも出て来たバグ技を利用したスターゲットも披露しています。左手で微調整しつつ、右手にはスティックを回す余裕もあるみたいですね。そして見事ゲット!てか時より普通に叩くドラムもうまいのがまた良いっすよね。そしてこの調子でスターを16枚集めたらスターを一定枚数集めないといけない無限に階段が続く通称無限階段に到着。そしてドラムコントローラーでケツワープを成功させ、ラスボス クッパ前のステージへ。そしてラスボスのクッパ戦も難なくドラムコントローラーを駆使し順調に進めていきます。このクッパの尻尾をつかんで回転させる時のタム回しがいい感じですね。
そして無事撃破!最後にダイ スター をゲットし無事計測終了。記録はなんと29分49秒。ドラムを使ってたった30分でクリアしてしまいました!しかし本当になぜこんなことを思いついたのか?世の中には我々の想像をはるかに超える凄いやつがまだまだたくさんいるってことっすね!
結論:RTAの可能性は無限大!
世界記録。それは特定の技能や競技において文字通り世界で1番目に記録を達成した際に送られる称号であり、スポーツやちょっとした日常の動作まで様々な世界記録が存在しています。
もちろんゲームの世界にも様々な世界記録が存在しており、特定のゲームで世界一を決める大会が活況を呈するなどしていますよね。中にはちょっと変わったものや最速クリアの記録など、我々凡人からしたらぶっ飛んだゲームの世界記録も多数存在しています。
今回はぶっ飛んだゲームの世界記録5選をご紹介しましたが、まだまだ凄いやつがいっぱいいるんだなって感じですね。僕も1個くらい「このゲームのこれだったら絶対誰にも負けねえ!」みたいなのがちょっと欲しいっすよね。個人的にめっちゃ自信があるのが星のカービィ スーパーデラックスのミニゲームの「せつなのみち」。これ今まで僕ほぼ負けたことないっすね!我がこそはという猛者の皆様、対戦お待ちしてます!他にもこんなゲームの世界記録があるよ!って知ってる方がいましたらコメント欄で教えてください!またチャンネル登録と高評価もお願いします!ご視聴ありがとうございました!さようなら!