MAMA 2024とRISEソンフン脱退問題:SMエンターテインメントの対応とファンのボイコット継続の是非
- 2024-12-31
MAMA 2024とRISEソンフン脱退問題:SMエンターテインメントの対応とファンのボイコット継続の是非
2024年11月21日、MAMA 2024授賞式がロサンゼルスのドルビーシアターで開催されました。しかし、この授賞式は、K-POPグループRISEのメンバーソンフン氏の脱退問題を巡り、国際的なファンの抗議活動の舞台ともなりました。本記事では、MAMA 2024における出来事、SMエンターテインメントの対応、そしてファンのボイコット継続の是非について、詳細に考察していきます。
MAMA 2024:ソンフン氏脱退への抗議とSMエンターテインメントの対応
ソンフン氏の脱退に反対する国際ファンの活動は、バナー、抗議トラック、チラシ配布など、多様な方法で行われました。彼らを象徴するオレンジ色のアイテムも目立ちました。しかし、会場のセキュリティはソンフン氏の顔写真、数字の7(メンバー7人体制を象徴)、そしてオレンジ色のアイテムの持ち込みを禁止しました。これは、ファンの訴えを無視するSMエンターテインメントの姿勢を明確に示す出来事でした。
会場内での抗議は阻止されましたが、ファンは建物前で予定通りのデモを継続しました。しかし、それ以上に衝撃的だったのは、RISEメンバー自身の授賞式でのスピーチでした。英語で語られたそのスピーチは、国際ファンの懸念に直接触れていました。
「この1年、アーティストとして活動する中で、多くのことがありました。昨年のMAMA以来も、多くのことが起こりました。皆さんもご存じだと思いますが、私たちは常にファンであるBRIIZE、そしてメンバーたちに感謝しています。会社にも感謝しています。多くの出来事がありましたが… これは少し陳腐ですが、メンバー全員でファンに約束できるのは、これからも努力を続け、最高の自分たちを皆さんに見せるために最善を尽くすということです。… 私たちの最大の願いは、RISEとBRIIZEがこれからも互いに支え合うことです。」
この発言は、問題を完全に無視したわけではなく、かといって明確な解決策を示したわけでもありませんでした。この曖昧な対応が、ファンの怒りと不満をさらに増幅させたことは想像に難くありません。
SMエンターテインメントの対応:表面的な対処療法か?
観客の反応、特にアントン氏の会社への賛辞や、クリップの最後で「RISEは7人」と叫ぶ人々の存在は、SMエンターテインメントの対応が不十分であることを示唆しています。
SMエンターテインメントは国際的な反発を鎮めようとしていますが、ファンの大多数を満足させる唯一の方法、すなわちソンフン氏をグループに戻すという行動は取っていません。
MAMA会場でのソンフン氏関連アイテムの禁止は、驚きではありません。会場側は持ち込み物を規制する権利を持っています。そして、国際ファンの抗議活動は、RISEのMAMA出席が発表された直後からソーシャルメディアで計画されていたため、会場側の予防措置として理解できます。
しかし、オレンジ色まで禁止するその徹底ぶりは、行き過ぎであると言わざるを得ません。これはRISEのグループカラーであり、その禁止措置は、問題を無視し、ファンをなだめるための表面的な行動であることを示唆しています。
ソンフン氏の脱退問題へのSMエンターテインメントの対応は、問題の抑制とファンのなだめること、つまり「煙と鏡」によるボイコット阻止戦略としか映りません。ソンフン氏のソロデビュー発表がその典型です。
ソンフン氏のソロデビュー発表:ボイコット継続への理由
2025年後半のソンフン氏ソロデビュー発表は、多くのファンを落胆させました。
- デビュー発表時期が1年前: デビューを1年も前に発表することは、異例で、不自然な印象を与えます。
- ファンの要求無視: これは、ボイコットというファンの明確な要求を無視し、「象徴的なニンジン」を提示する、露骨な行為に映ります。
- ファンへの侮辱: ソンフン氏をソロとしてデビューさせるという決定は、ファンへの「大きな侮辱」と受け取られています。
この発表は、ボイコットを継続すべき理由となりました。SMエンターテインメントは、ソンフン氏のソロデビューという「ニンジン」でファンをなだめることを試みていますが、それは本質的な問題解決とは程遠いと言えます。
ソロデビュー後のソンフン氏の未来:成功の可能性は低い?
仮にソンフン氏がソロデビューしたとしても、成功の可能性は低いと筆者は考えています。
これは、ソンフン氏の能力を否定するものではありません。しかし、K-POPグループの脱退メンバーがソロとして成功するケースは多くありません。特に、スキャンダルが原因の脱退の場合、元のグループ時代のファンからのサポートを失う傾向があります。
いくつかの例外はありますが、多くの場合、ソロ転向後、注目度や人気が低下します。ソンフン氏も、SMエンターテインメントからの積極的なプロモーションがない限り、同様の運命を辿る可能性が高いです。
さらに、ソンフン氏は1年後のソロデビューと発表されていますが、SMエンターテインメントは、デビューを繰り返し延期する可能性も否定できません。これは、ファンの継続的な金銭的支援を確保するための策略とも考えられます。
ソンフン氏のソロデビューは、ファンにとって「苦い喜び」であり、SMエンターテインメントが国際ファンの金銭的支援を継続的に得るための方便に過ぎないと筆者は考えています。
ボイコット継続の必要性
結論として、ソンフン氏ソロデビューの発表は、SMエンターテインメントの対応が表面的なものであることを改めて示しました。
- ボイコットの継続: 初期からボイコットを続けている方は、継続すべきです。
- ボイコット再開の推奨: 一時的にボイコットを停止した方は、再開することを強くお勧めします。
- 新たなボイコット参加の呼びかけ: これまでボイコットに参加していなかった方は、今こそ参加すべきです。
SMエンターテインメントは、ファンの声を無視し、金銭的な利益のみを追求しているように見えます。真の解決策を求めるなら、ボイコットを継続することが重要です。
本記事では、MAMA 2024における出来事、SMエンターテインメントの対応、そしてファンのボイコットについて、可能な限り詳細に分析しました。この問題は、K-POP業界におけるファンの権利とエンターテインメント企業の責任について、改めて考えるきっかけとなるでしょう。