ポケモン世界の謎を解き明かす!各世代の舞台と御三家ポケモンの驚きの繋がり
- 2025-01-04
ポケモン世界の謎を解き明かす!各世代の舞台と御三家ポケモンの驚きの繋がり
皆さん、ポケモンをプレイした際に最初に選ぶ御三家ポケモン、覚えていますか? あの最初の選択が、実はそのゲームの舞台となる地域と深く関わっていることをご存知でしたか? 本記事では、歴代のポケモンゲームを紐解き、各世代の舞台となった地域と、御三家ポケモンのデザインや進化、そしてゲーム内の要素との驚くべき繋がりを徹底解説します! 準備はいいですか? さあ、ポケモンの世界へ冒険に出かけましょう!
第1世代:カントー地方 - 日本の関東地方
まずは第1世代、赤・緑から始めましょう。カントー地方は日本の関東地方をモデルにしていることは有名ですね。そのため、今回は詳細な考察は省きます。
第2世代:ジョウト地方 - 日本の京都府
次に第2世代、金・銀です。舞台はジョウト地方。これは日本の京都府がモデルとなっています。
- 金銀ポケモン: 金閣寺と銀閣寺がその名の由来であることは明らかです。
- 伝説のポケモン: 伝説のポケモンであるホウオウは平等院鳳凰堂を、エンテイは伏見稲荷大社の千本鳥居を連想させます。
- 地方の特徴: ジョウト地方をよく見ると、鈴の塔は五重塔を模しており、舞妓の姿も登場します。また、この地方では「コガネ弁」と呼ばれる独特の方言が使われており、関西弁を連想させます。御三家のエンテイ、ライコウ、スイクンは、それぞれ「炎帝」、「雷公」、「水君」という日本の神々を思わせる名前が付けられているのも特徴的です。
- 進化: 第1世代の赤緑では進化しなかったポケモンが金銀で追加進化をしています。例えば、ニョロトノの進化系に「キングドラ」と「ヤドキング」が登場。これは「王」という言葉を付けることで、京都の天皇や朝廷などを連想させる工夫が見られます。他にも、ヒメグマが飛び出してきたり、チョンチーランターン、マリリが進化したりと、京都の文化が色濃く反映されているといえるでしょう。
- その他: コガネムシから来たコガネ弁、そして、大仏を思わせるオーサンショウオも京都の鴨川に現れるなど、細部まで京都の要素が散りばめられています。
第3世代:ホウエン地方 - 日本の九州地方と沖縄県
いよいよ第3世代、ルビー・サファイアです。舞台となるホウエン地方は、なんと九州と沖縄をモデルにしているのです!
- ホウエン地方の地図: ホウエン地方の地図を90度回転させてみると、九州と沖縄の島の形と一致するのです。
- ポケモンリーグ: ポケモンリーグはシュリ城、石垣島などは沖縄を連想させます。
- 御三家ポケモン: 御三家のキモリ、ミズゴロウ、アチャモを見てみましょう。キモリはヤモリをモチーフにしているのは明白ですね。沖縄ではヤモリは神聖な生き物として扱われています。ミズゴロウはムツゴロウという魚を由来としており、ムツゴロウは有明海に生息していることから九州地方との繋がりが伺えます。アチャモはシャモという鶏をモチーフにしており、宮崎県や大分県に生息していることから、やはり九州地方がモデルと考えられます。
- 特別なポケモン: ルビーとサファイアそれぞれでしか手に入らない特別なポケモンであるハブネークとザングースも、ハブとマングースという動物から取られており、まさに沖縄を象徴するポケモンです。
- 熱帯の気候: ホウエン地方の熱帯気候を反映してトロピウスなどのポケモンも登場しています。
- レジ系ポケモン: レジロック、レジアイス、レジスチルが登場する洞窟の場所と原爆投下場所が地図上で一致していることも興味深い点です。さらに、3体ともレベル89で破壊光線を覚えるのも興味深いですね。8月9日に長崎に原爆が投下されたのは偶然なのでしょうか?3体ともレベル1からだいばくはつを使うのも、この歴史的出来事と無関係ではないかもしれません。
- ラティオスとラティアス: ジュン伝説ポケモンであるラティオスとラティアスは、戦闘機がモチーフになっているように見えます。
第4世代:シンオウ地方 - 日本の北海道
第4世代、ダイヤモンド・パールです。シンオウ地方は北海道をモデルにしています。
- 地形: シンオウ地方は北海道と非常に似た地形をしています。
- 気候: 北海道の厳しい雪深い環境を反映して、この地方では雪が降り注ぎます。
- 進化: 第3世代までは進化しなかったニューラがマンムーに進化したり、イノムーがマンムーに進化したりと、北海道の環境変化が反映されているかのようですね。イーブイはグレイシアに進化するなど、進化系にも北海道の自然が反映されています。
- チャンピオン: チャンピオンは「シロナ」であり、雪を連想させます。
- ミカルゲ: シロナが最初に繰り出すミカルゲは、北海道の御影石(ミカゲ石)が有名な北海道の御影村から来ていると考えられます。
- 御三家ポケモン: 御三家のヒコザル、ナエトル、ポッチャマも北海道の自然と関連付けられます。ヒコザルは北海道の雪祭りなどで使われる温泉を連想させます。ポッチャマはペンギンがモチーフになっているのは北海道という環境に合致します。最終進化形のエンペルトはエンペラー(皇帝)から来ていると考えられ、エンペラーペンギンとの関連性が指摘されます。ナエトルは最終進化形でドダイトスという大地を表すポケモンになることから、北海道の広大な大地がモチーフと推測できます。北海道の広大な大地は、ポケモンたちのサイズを大きくする効果もあるようです。実際に、ノズパスがダイノーズに、ムウマがムウマージ(ラージ)に進化するなど、大型のポケモンが多く登場しています。
- 特別なポケモン: 図鑑の最後に登場する、映画の題材にもなったマナフィは、クリオネが北海道にしか生息しないことから、北海道との関連性を示唆しています。
第5世代:イッシュ地方 - アメリカ合衆国ニューヨーク州
第5世代、ブラック・ホワイトから先は、舞台が海外に移行します。日本が使い終わってしまったからです。
- 舞台: イッシュ地方のモデルはアメリカ合衆国ニューヨーク州です。
- 名称: イッシュという名前も、様々な人種が混ざり合って一つの文化を作り出している状態を表し、サラダボウルを連想させます。ニューヨークは世界中の様々な文化が共存している都市だからです。
- 伝説のポケモン: 伝説のポケモンであるレシラムとゼクロムは建国に関わるものと、まさにアメリカが独立国であることを示唆しています。ミニゲームがポケウッドというのも、映画の制作に関わる要素です。
- 物語: この作品を思い出すと、目的はポケモン解放であり、奴隷解放を想起させます。
- チャンピオン: チャンピオンであるアデクやアイリスの姿を見ても、服装がインディアンを想起させます。
- 化石ポケモン: アーケオスも、ネイティブアメリカンをモチーフにしています。
- 御三家ポケモン: 御三家のツタージャ、ポカブ、ミジュマルを見てみましょう。プロデューサーの古いインタビューを探すと、御三家を「和洋中」を表すようにしたと言っています。和の要素を持つのがツタージャで、ジャローダはロイヤルポケモンでありヨーロッパを連想させます。洋の要素を持つのがポカブで、最終進化系のエンブオーは、中国の要素が強いです。中の要素を持つのがミジュマルで、ニューヨークには日本町があったりチャイナタウンがあることから、イッシュ地方に相応しいといえます。ブラック・ホワイトというタイトルも、黒人と白人を表しているように感じます。和洋中の多文化主義がイッシュ地方のテーマなのです。
- ビクティニ: この世代の最後に登場するビクティニを捕まえるには、リバティチケットが必要です。スタチューオブリバティ(自由の女神)をモチーフにしており、ビクティニは勝利を意味するビクトリーを合わせた、自由の国のポケモンと解釈できます。
第6世代:カロス地方 - フランスのパリ
第6世代のX・Yです。舞台はフランスのパリです。パリというだけで、ゲーム全体を通じて「美」を表現しています。
- 名称: カロスという名前も、古代ギリシャ語で美しさ、素晴らしさを意味します。
- ラストボス: ラストボスであるフラダリさんの理念も「美」でした。
- エッフェル塔: カロス地方の中央には、エッフェル塔があります。シャンパンフラッシュも見ることができます。
- ルーブル美術館: ストーリーの途中で訪れる大きな美術館は、ルーブル美術館をモデルにしています。
- ベルサイユ宮殿: ストーリーの途中で訪れる大きな宮殿は、ベルサイユ宮殿をモデルにしています。
- マスタータワー: X・Yをやり込んだ方は、マスタータワーを覚えていますよね?これは世界遺産のモンサンミッシェルをモデルにしています。
- 御三家ポケモン: ハリマロン、フォッコ、ケロマツを見てみましょう。ハリマロンは栗をモチーフにしています。フォッコはプードルをモチーフにしています。ケロマツは最終進化系でゲッコウガになります。ゲッコウガはフランスで日本文化が大人気であり、アニメエキスポが毎年開催されていることを反映していると思われます。忍者とカエルを合わせたポケモンであり、ゲッコウガの最終進化系はニンジャモチーフを強く反映しています。
- その他のポケモン: ブロスター(ロブスター)や、メルシー(フランス語で「ありがとう」)をモチーフにしたメレシーなど、フランス要素がふんだんに盛り込まれています。
- シャンボール城: ショボーン城という城が出てきますが、これはシャンボール城から来ています。
- ラプラス: XYでは、突然ラプラスに乗って移動する機能が追加されました。「ラプラス」はフランス語で「石」という意味です。これは、ラプラスが乗り物として使われていることと関連しているのかもしれません。
第7世代:アローラ地方 - ハワイ諸島
第7世代、サン・ムーンです。舞台のアローラ地方は、アロハという挨拶からも分かるようにハワイがモデルとなっています。
- ポケモンの姿: ナッシーがハワイらしい姿になっていたり、ガラガラがハワイのファイアーダンスをしている様子が描かれていたり、ハワイの文化を反映したポケモンデザインが特徴的です。
- 4つの島: アローラ地方は4つの島で構成されています。ハワイの主要な4つの島がモデルになっていると考えられます。4体の特別なポケモン(カプコケコ、カプ・ブルル、カプ・テテフ、カプ・レヒレ)は、4つの島のそれぞれの島の象徴的な色(黄、紫、ピンク、オレンジ)と一致しているのです。
- オドリドリ: オドリドリもこの4色であることから、モデルがハワイであることが間違いありません。ハワイミツスイというハワイ固有の鳥がモデルになっています。オドリドリは蜜を吸って姿を変えるので、ハワイミツスイがモデルであると推測できます。
- ダイアモンドヘッド: ゲーム開始時に訪れる「テンカラットヒル」という場所は、ハワイのダイアモンドヘッドをモデルにしていると考えられます。
- パッチール: 謎が多いですが、この地には異様な数の「パッチール」が登場します。フラフラダンスだからでしょうか。
- 御三家ポケモン: 御三家のモクロー、ニャビー、アシレーヌも、ハワイらしさを備えています。シロデスナや、ナマコブシのような海の生き物をモチーフにしたポケモンが多く登場します。キュワワーなどはハワイの自然を想起させます。
- 伝説のポケモン: 図鑑最後のマギアナは、人造ポケモンですが、ハワイはクローン技術で有名です。ホノルルギフトを聞いたことがありませんか?クローンの技術がモデルになっていると考えられます。マギアナはハワイ語で「自分自身を幸せにするエネルギー」である「マナ」と「ギア」を組み合わせたものかもしれません。モクローはハワイの神聖な生き物プエオがモチーフで、最終進化形のジュナイパーは草・ゴーストタイプで、プエオに先祖の霊が宿るという言い伝えと関係しているかもしれません。アシレーヌは人魚で、ハワイのマーメイドケープも、人魚の隠れ家です。歌を使うポケモンなので人魚がモデルになっているのでしょう。ガオガエンはヒールポケモンで技もプロレスなど、悪タイプなのも納得です。アロハシャツに虎柄が使われることが多いことから、虎がモデルと考えられます。
第8世代:ガラル地方 - イギリス
第8世代、ソード・シールドです。舞台はイギリスです。
- 産業革命: ガラル地方はポケモンと産業を発展させた地域であり、産業革命のイギリスがモデルになっています。
- ガラルマタドガス: ガラル地方で特別な姿になったポケモン、ガラルマタドガスを見てみましょう。煙突がまさに産業革命を表しています。
- トロッコ: この地方ではトロッコに乗ります。イギリスでは産業革命の象徴としてトロッコが使用されたことを反映しています。
- 御三家ポケモン: 御三家のインテレオン、エースバーン、ゴリランダーを見てみましょう。舞台がイギリスなので、最初に選ぶ御三家はイギリスがモチーフになっています。エースバーンは火の玉を蹴るポケモンであり、必殺技が火炎ボールであることや、「エース」という名前に、イギリスのサッカーを連想させます。特にその前段階のラビフットはイギリスで有名なピーターラビットをモチーフにしています。ゴリランダーはロックバンドが有名なイギリスを表しています。最終進化系はドラムを連想させます。インテレオンはイギリスのスパイ組織007を連想させるネーミングとカメレオンのような外見が特徴です。その特性はスナイパーであり、隠れて攻撃することを反映しています。
第9世代:パルデア地方 - イベリア半島(スペインとポルトガル)
いよいよ最新作である第9世代、スカーレット・バイオレットです。舞台はスペインです。
- ケンタロス: 最初にケンタロスのシーンから始まります。独特の色合いで、なぜこの色になったのかという疑問があります。これは闘牛がヒントです。
- スカーレットとバイオレット: スカーレットとバイオレットは、スペインの色として古くから定められています。ドレスローザにもスカーレットとバイオレットという女の子が出てきました。
- 舞台: 正確には、スカーレット・バイオレットはスペインとポルトガルを合わせたイベリア半島が舞台となっています。
- イベリコ豚: イベリア半島といえばイベリコ豚が有名です。最初の野生ポケモンはイベリコ豚をモデルにしている可能性があります。
- 御三家ポケモン: ニャオハ、ホゲータ、クワッスは、いずれもイベリア半島、あるいはカーニバルを由来としていると見られます。特に分かりやすいのはウェーニバルで、ブラジルのカーニバルがモデルと考えられます。マスカーニャはイタリアのカーニバルを、ラウドボーンはメキシコの死者の日のカーニバルをモデルとしていると思われます。ラウドボーンの顔の模様が死者の日のカーニバルを連想させるからです。
- アチゲータ: アチゲータは進化前の姿ではメキシコのサンブレロを被っています。これによってメキシコのカーニバルと関係していると見られます。死者の日のカーニバルは少し分かりにくいですが、「セグレイブ」という名前は墓地や墓という意味です。これによって死者の日のカーニバルもきちんと表現されていると考えられます。これによりブラジル、イタリア、メキシコは既に出場済みのカーニバルとなります。
- ヌシ: ヌシはイベリアトゲイモリがモデルになっていると考えられます。背後から骨を出します。
- 主人公の通う学校: 主人公が通う学校であるオレンジアカデミーとグレープアカデミーは、地中海性気候であるイベリア半島で作られる果物です。
- オリーブ: ゲーム内でオリーブコロがしをさせられます。
- ひまわり: スペインといえばヒマワリです。主人公の家の壁にはフラメンコの絵が飾られています。フラメンコの語源はフラミンゴであり、カラミンゴ(黒海賊団)と関連しているかもしれません。最初の町広場は、スペインのマヨール広場をモデルにしています。壁やタイルはグエル公園をモデルにしています。ラマンチャの風車軍もあります。アカデミーはサグラダファミリアです。
- アルクジラ: 個人的に好きなポケモンであるアルクジラは高い山の頂上にいるクジラです。これはピレネー山脈が海底で隆起して山になったことを反映していると考えられます。スペインは闘牛で有名な国です。
第10世代:未発表 - 予想:オーストラリアとニュージーランド
これまでの分析から、そろそろ舞台となる地域が尽きてくるはずです。残っているのは北米、北欧以外となります。
- 北欧: ソード・シールドがイギリスをモデルとしていることを考えると、近隣の北欧も使用されていると考えられます。
- オーストラリアとニュージーランド: これらの地域は、まだポケモンの舞台として使われていません。オーストラリアとニュージーランドで有名な世界遺産を考えると、エアーズロックとグレートバリアリーフが考えられます。これらの場所を起点とした伝説のポケモンが2つのパッケージとして描かれるようになるでしょう。オーストラリアとニュージーランドの有名な動物としてはコアラ、カンガルー、羊が挙げられます。そのため、第10世代の御三家はこれらの動物をモデルにしているのではないかと考えられます。
本記事では、各世代のポケモンゲームの舞台と御三家ポケモンのデザイン、ゲーム内の要素との繋がりを考察しました。これらの分析から、ポケモンの世界観が、現実世界の様々な文化や歴史、地理を反映して作られていることが分かります。今後のポケモン作品にも期待が高まりますね!