日本の水道水汚染:永遠の化学物質PFASの衝撃と対策

日本の水道水汚染:永遠の化学物質PFASの衝撃と対策

日本の水道水汚染:永遠の化学物質PFASの衝撃と対策

はじめに:あなたは安全な水を飲んでいますか?

皆さん、こんにちは!今日の動画は、皆さんの健康に深く関わる非常に重要な内容です。少々難しい内容ですが、最後までご覧いただければ幸いです。

日本各地の水道水で、ある有害物質が確認されまくっています。その有害物質の名前は… 「永遠の化学物質PFAS」 です!

さらに、PFASによる住民への被害、自治体の隠蔽など、次々と発覚し、日本中でとんでもない公害が起きているのです。

この動画では、以下の内容を解説していきます。

  • PFASとは何か?科学的に解説します。
  • 日本各地の水道水、河川、地下水の汚染状況を調べます。
  • ある町の危険すぎる水道水を検証します。
  • 伊藤園さんのあるミスを暴きます!
  • 最後に、家庭でできるPFAS対策を伝授します!

さあ、まいりましょう!

第1章:永遠の化学物質PFASとは何か?

まずは「永遠の化学物質」と呼ばれるPFASについて、徹底解説していきます!ここは、私の得意分野ですので、どのメディアにも負けない自信があります。任せてください!

まず、PFASは1つの物質ではなく、総称です。皆さんご存知の通り、炭素を主成分とする有機化合物がありますよね?そのうち、フッ素がくっついている有機物が有機フッ素化合物です。そして、その一部のグループがPFASなんですね。

このPFASには、なんと1万種類以上の物質が含まれています。PFASの具体的な定義としては、このように書かれてあるのですが…何言ってるかわかんないですよね?

例えば、炭素がたくさん繋がっているとしましょう。この端っこの炭素にフッ素を限界までガンとくっつければ、こいつはPFASに分類されるわけです。また、間のどっかの炭素にフッ素を2つ限界までボンとくっつけても、こいつはPFASになります。

要は、有機物のある炭素に限界までフッ素を付加すると、PFASに分類されるんですね。だから、これもこれもこれもこれも…全てPFASになります。これがPFASの定義です。

つまり、有機化合物にフッ素をつけまくれば、ほぼPFASになるのです。それは、1万種以上にもなるわけです。

そして、このPFASの1番の特徴は、ご覧の通り、このC-F結合です。この結合が、共有結合の中でもめちゃくちゃ強い結合で、ちょっとやそっとじゃ全然切断されないんですね。

PFASってのは、このクソ強い結合をいっぱい持っているので、基本的に超安定で全然分解されないんです。そういう性質があるんですね。

ということは、こいつ全然分解されないので、いつまでも環境中に残り続けてしまうのです。ということで、「永遠の化学物質」と呼ばれているんですね。

PFASは、めちゃくちゃ強い結合を持っており、安定性がめちゃくちゃ高い。そう覚えておいてください。

さて、この様にPFASはただの総称ですので、一言「PFAS」と言っても、色々な種類の物質があるので、PFASの中には有害なものもあれば、無害なものもあるんですね。

例えば、無害なPFASとして、一番有名なのは、よくフライパンにコーティングされるPTFEです。このPTFEの構造はこのようになっているので、ご覧の通り、このPTFEはもうC-F結合まみれで非常に安定しています。

よって、こいつをフライパンの表面にコーティングしたりすることで、耐熱性が上がったり、表面が全然化学反応しなくなって、劣化しにくくなるんですね。この様に人類の役に立つPFASもいるんですが、しかし一方で、有害なPFASもいっぱいいるわけです。

有害なPFASは色々いるんですけど、その中でも特に悪さをしているツートップがいます。それが2大番長、PFOAとPFOSです。

PFOAやらPFOSやらの名前が似ていてややこしいですね。整理すると、PFASっていうクラスの中に、PTFEっていう真面目なフライパンくんもいれば、PFOAとPFOSっていう悪いツートップのヤンキーもいるということです。クラスっていいやつも悪いヤツもいますからね。

このヤンキーはマジでヤバいやつです。PFAS問題って、毎度PFAS PFASって総称で言われて、PFASが全部悪いみたいな言い方をされますけど、実際はPFOAとPFOSが問題を起こしていることがほとんどです。それくらいこの二人が問題児すぎるんですね。

こいつらが問題児すぎるがゆえに、クラスごと悪く言われちゃってるっていう感じなんです。そんなクラスありますよね?

では、なぜこの二人が人類にとって問題なのかと言うと、こいつらは工業的に実は優秀な面も多くて、人類はかつてこいつらを大量に作ってしまったから問題になってるんです。

つまり、過去に人類が生み出したPFOA、PFOSによって、今人類が苦しめられているんですね。いや、人類は愚かですね。もうちょっと詳しく番長を見ていきましょうか。

第2章:日本のPFAS汚染状況

まず一人目の番長、PFOA。正式名称はペルフルオロオクタン酸。これはね、炭素が8個あるカルボン酸、すなわちオクタン酸にもう嫌がらせのごとくフッ素を限界までくっつけたやつ。それがPFOAですね。

この炭素数8っていうのが1つポイントです。PFOAはね、ご覧の通り、もうC-F結合だらけで、非常に安定性が高く、かつて工業的に大量に作られ、以下の様に本当に色んな物に使われてきました。

便利なめっちゃいいやつかと思いきや、こいつが後に人類を裏切る事となります。

そして2人目の番長、PFOS。正式名称はペルフルオロオクタンスルホン酸。こっちも炭素数は8個で、PFOAのスルホン酸バージョンですね。

こいつものすごい優秀で、かつては半導体工業、金属メッキ、そして泡消火剤なんかによく使われていました。この泡消火剤ってのも後でポイントになるので覚えておいてください。

こいつね、火を消すいいやつかと思いきや、人類のケツに火をつけるとんでもないやつだったんです。このPFOS、PFOAの二人は、炭素数が8なので、通称C8とも呼ばれ、PFASの中でも特に悪いツートップです。「8はヤベェ」って覚えておいてください。

ちなみに言うと、次に悪いのがPFHxSとPFOAです。ご覧の通り、彼らは上弦の鬼のごとく、Cナンチャラって番号が振り分けられているんですね。そしてこの4人は、PFASの中でも特に問題児で、まとめて「4PFAS」として規制されることも多いです。まさにPFAS四天王と言っていきましょう。

さあ、このPFAS四天王、人類を裏切って、大惨事を引き起こします。

というのは、PFOAとPFOS。まずどちらも水溶性です。すごく水に溶けます。それだけだったらいいんですけど、それに加えて、はい、こいつら強力なC-F結合だらけなので、水の中で全然分解されないんですね。

つまり、こいつら水に溶けるだけ溶けて、水中ずっとたむろしやがるんですよ、ヤンキーだけに。ということは、こいつらが水に溶けたら最後、数十年、時には数百年、水中に残存します。最悪っすね。

安定性が高く、人類の味方だと思っていたこいつらは、その安定性によって永遠に水を汚し続ける人類の敵だったのです。安定性ってのは、時に牙を剥くんですな。

これらの問題点が後から発覚して、「おやおや、ヤベェじゃん」ということで、PFOSは2009年、PFOAは2019年に国際的な条約によって排出の対象となりました。日本で当然この2つは現在製造も輸入も禁止されています。

ただ50年以上作っていて、今さら禁止にしても後の祭りです。「永遠の化学物質」と呼ばれるくらいですから、過去のPFOS、PFOAがもう世界中に残り続けて、もう世界中で水質汚染が起きてしまっているんですね。これが今の現状です。

さあ、ではね、このPFOA、PFOSに汚染された水を飲んでしまったとしましょう。はい、こいつらは、ご自慢の安定性によって、我々の体の中でも全然分解されません。さらに、腎臓からも全然排出されなくて、超と肝臓を無限ループしやがるんですね。何と恐ろしい。

人体での半減期はPFOSで約5年、PFOAで約3年と言われていて、体内取り込まれたPFOSを95%排出するのに40年以上かかるとも言われています。ちょっと恐ろしすぎますよね。

そしてさらに、この2つは人体に様々な悪影響を及ぼすとされていて、主に、抗体反応の現象、脂質異常症、乳幼児の成長抑制、腎臓がんのリスク上昇など、様々なイヤなことを引き起こす可能性が高いという研究結果が数々の論文から出ています。

他に乳がんや肝臓がんなど、本当に色んな疾患を引き起こす可能性もあるかもしれないという調査結果も出ていて、非常に怖い物質です。この中でもやっぱり1番気になるのは発がん性ですよね。

第3章:水道水の汚染状況

はい、発がん性といえば、お馴染みWHO傘下のIARCの発がん性リストも見ていきましょうか。これは、毎回注意していますが、この表は発がん性の強さを表しているのではなく、発がん性の証拠の強さを表しているので、そこは注意してください。以前、シーインの発がん性パーティーでもお世話になりました。

今回のPFOS、PFOAは一体どこに分類されるのでしょうか?はい、まずPFOSはグループ2B、発がん性の可能性がある物質に分類されています。正直そこまで高くはないっすね。人間の「発がん性」は証拠が不十分。ラットに関しても証拠は限定的ということで2Bに分類されています。

一方、PFOAに関しては、はい、トップのグループ1に分類されています。ただ、これPFOAはトップのグループ1ですが、ラットでは確実に発がん性があったんですけど、人間ではまだ100%発がん性があると確定していないので、グループ1の中では証拠は弱い方だと思ってください。

結論、IARCによると、PFOS、PFOA、特にPFOAは発がん性がある可能性が高い物質でした。確定していなくても可能性がある時点で怖いっすよね。まあWHO側はこういう主張なんですけど、これに対し、プリオン変動も登場しました。

日本内閣府の食品安全委員会は、PFOA、PFOSの人に対する発がん性は証拠が不十分ということで、否定的姿勢を見せています。PFASの発がん性に関してはWHO側と日本側で、やや見解が割れているっていう状況ですね。

第4章:汚染された水道水:その原因とは?

第1章を簡単にまとめましょう。PFASとは何か?その答えは、かつて人類が生み出した水も世界も人体も汚し続ける悪役物質のことでした。その中でも特にPFOAとPFOSが問題でしたね。そしてこいつらはガンなど様々な疾患を引き起こす可能性があり、警戒が必要な物質。以上が第1章の内容でした。

さあ、これを踏まえて第2章行きましょう。第2章では、日本のPFAS汚染状況を見ていきたいんですが、その前に、まずそもそも日本の基準は世界とどう違うのかを見ていきましょう。国によってPFASの基準の厳しさは違っていて、比較するとこのようになります。

これは水道水中のPFASの基準値ですね。日本はPFOAとPFOSを合わせて合計50ng/L。日本の厳しさは世界では中間くらいで、一方アメリカはPFOAとPFOSそれぞれわずか4ng/L。アメリカが断トツで世界一厳しいですね。

これ正直日本の基準値はまだ甘っちょろくて、時代遅れ感が否めないんですよ。先進国はもうどんどん時代を先取りしてPFASの基準値を厳しくしていく傾向があるんで、日本もね、より厳しくした方がいいと僕は思います。

この様に水道水のPFASチェックが大事なのは当然なんですけども、そもそも水道水って元々は川や湖、地下水なんかから引っ張ってきてるので、ここの段階でPFAS検査をするのも大事なんですね。

ということで日本では水道水も、川、湖、地下水もどちらも同じく基準値が50に定められています。「水道水も川も50超えたらヤバイ」と覚えておいてください。あと他に重要な基準としてはPFASの血液濃度も大事で、例えばアメリカの基準ではPFAS四天王を含む7種のPFAS。この7種のPFASの合計が20ng/mlを超えると危険性が高いと定められています。

ということで、今日覚えておいてほしいのは、水道水と川は50超えたらヤバイ。血は20超えたらヤバイと覚えておいてください。ただしね、ちょっと単位が違うのでそこは注意です。覚えましたが?水は50、血は20、超えたらアウト。

これを踏まえて日本の汚染状況を見ていきましょう。どれくらいヤバイかがわかります。さあ、まずは川、地下水の汚染状況を見ていきましょう。2022年環境省が発表したデータによると、日本全国の川や地下水の汚染状況はこのようになりました。

青いところはPFOA、PFOSが検出されなかったところ。黄色いところは基準値の50以下のところです。そして問題となっているのは赤いところで、見事に基準値を超えてしまったと。なんと全国111地点の川や地下水で基準値を超えました。ちょっと酷いっすね。

もうちょっとアップしてみましょうか。まず北海道はこんな感じ。ちらほら黄色いところがありますね。続いては東北。1カ所赤いところがあります。そして関東甲信越。黄色と赤が目立ちますね。だいぶ汚いっすね。

続いては関西、大阪方面真っ赤になっております。かなり汚いですね。さあ、そして九州。九州も一部赤いところが目立ちます。そして最後沖縄。沖縄も赤いところありますね。

まあこの様にね、ちょっと日本全国かなり汚染でございますた。ちなみこれ、グレーのところは大丈夫なのかと言うと、そんなこともなくて、グレーのところはそもそも報告がないところです。

今回のこの河川調査は環境省の呼びかけで行われました、やるかどうかは都道府県の任意のため、県によっては行ってないところもあるんですね。なんで任意なんだって話なんですけど、宿題やってこなかった生徒の名前上げてくと、はい秋田、新潟、栃木、群馬、富山、石川、山口、香川、長崎。

はいこの9名はそもそも国への報告をサボりました。廊下立ってなさい!さあこの9県はほっといて、2022年特に酷くなかった水源トップ3を見ていきましょうか。皆さんの街はランクインするでしょうか?

第3位は沖縄県嘉手納町の地下水。その数値、PFOAとPFOS合計でなんと2100!50超えたらヤバイですよ!50超えたらヤバイ中で早速2100。もうインフレしまくりです。ドラゴンボールですか?この国は。

他にも沖縄県の川や地下水では至るところで基準値をオーバーしていて、この様に沖縄では特にPFOSが大量に検出されています。一体これはなぜ?さっきPFOSは泡消火剤によく使われると言いました。泡消火剤ってよく軍が使うんですよ。

そして、はい、沖縄には米軍基地がありますよね。今回PFOSが大量に検出された沖縄県嘉手納町にはアジア最大のアメリカ空軍基地、嘉手納空軍基地があります。

はい、ここからPFOSが漏れてる可能性が非常に高いんですね。ということで立ち入り調査するべきなんですけど、それには米軍の許可が必要で調査できていないというのが現状です。他に例えば東京多摩地域でも米軍横田基地から泡消火剤が漏洩して地下水がPFASに汚染されるという事態も起こっています。

この横田基地による汚染がなかなかひどくて、この様に特にたちが悪いっすね。さらにこれ、めちゃくちゃ怖いのが、多摩地域住民791名のPFAS血液濃度を検査した結果、住民の67%が血液安全ラインである20を超えていたんですよ!ヤバいっすよね。

そしてその時の住民の血液濃度を地域別に表すとこうなるんですけども、これが地下水の汚染状況とそっくりなんですね。住民は地下水が原因で血液濃度も高くなっている可能性が非常に高いんです。そしてその地下水の汚染は米軍横田基地によるものと。

つまり、米軍の水質汚染が住民の健康被害を生み出している可能性が非常に高いんですよ!もしこれが本当であれば大問題です。非常にね、米軍による水質汚染問題は深刻です。

さあ、そして第2位は大阪摂津市の川。はい、ここでは2200検出されました。基準値の44倍!ここもとんでもないですね。そしてなんと1位も同様に大阪摂津市の地下水。今度は地下水。その数値はなんとPFOA、PFOS合計で2万1000!基準値の420倍です。

ここにきて桁がさらに1つ増えてますね。ヤバすぎます。これは沖縄とは違って摂津市ではPFOSではなく、逆にPFOAがとんでもない量が検出されているんですね。ここも1つポイントです。

まさか摂津市では1位2位独占。一体摂津市では何が起こったのか。去年地域住民や教授らによって結成された大阪PFAS汚染と健康を考える会では、摂津市の主な汚染源はダイキン工業淀川製作所だという見解を出しています。

というのも、この工場では1980年代から2012年まで、はい、PFOAを製造していて、1999年まではなんとPFOAを含む排水はもう川に垂れ流していたんですね。あの時の排水による汚染が現在も続いているんじゃないかという声明を考える会は出しています。

そしてこれさらに恐ろしいのが、はい、まともや川だけなく摂津市の住民の血にまでPFOAが広がっていたことが最近発覚するんです。2020年8月考える会の記者会見によると、摂津市住民183名の血液中のPFOA濃度を測定した結果、PFOA平均値が9.8という結果が出ました。

これは全国平均の約4.5倍です。さらに、ダイキンに勤めていた元従業員1名のPFOA濃度を調べた結果、その数値はなんと5000、996.6!とんでもないっすね。安全ラインである20をはるかに超えています。

元従業員がここまで血液濃度上昇していたとなると、やはりダイキンが怪しくなってきますよね。この様に工場由来のPFOAが知らず知らずのうちに地域住民にまで広がってたと。本当にPFASってのは現代進行形の新たな公害なんすよ。

では、摂津市の住民は一体どこからPFOAをもらったのか?摂津市の唯一の上水道場では、現在PFOA、PFOSともにしっかり検査をしていて基準値は超えていないとのことです。となってくると怪しくなってくるのは農作物なんですね。

考える会の調査によると、摂津市では地元で採れた農作物を食べている人ほどPFOAの血液濃度が高かったというデータが得られたんです。ということで京都大学の小泉教授は地元の野菜の摂取がPFOA爆増を押し上げているとの見解を出しています。

農作物に使う水って川とか地下水から直接水を引っ張ってくることが多いので、PFASの影響をモロに受けやすいんですね。水だけが問題じゃないんですね。この摂津市ダイキン騒動はまだあくまで疑惑の段階ですが、もしこれがダイキンによるものだったら当然大問題です。

考える会は国や摂津市に是正を求め、今後ダイキンへの提訴も検討しているとのことです。ちなみにダイキンはアメリカでもPFOA汚染問題を起こしていて、地域住民から訴えられ4.4億円の和解金を払って原告と和解しています。

もしかしたら摂津市も同じような結末を辿るかもしれません。この様に米軍基地のPFOSや工場のPFOAによる水の汚染は本当に大きな問題を起こしているんですね。これはね、絶対避けて通れない問題です。

第5章:飲料メーカーのPFAS検査結果

では第2章まとめです。まず日本のPFASの基準値はアメリカに比べて甘っちょろい。そして日本各地の川や地下水はもう基準値を大幅に超えるPFASまみれだったと。そしてその原因は米軍や工場が原因である可能性が高い。そして血液検査の結果、地域住民にまでPFASの被害が出ている。

これが第2章のまとめです。本当にシャレにならない問題が日本全国で起きてるんですよね。ただこれまでの話はあくまで川や地下水のの話です。さすがに水道水は安全だと思っていたのですが、はい、ついに水道水でもPFAS汚染が確認されるのです。

次の章ではさらに恐ろしい事態が待ち受けています。さあ、第3章では水道水のPFAS汚染状況を見ていきましょう。2021年時点でのPFASの状況はこのようになりました。

青いところの上水道場ではPFASは検出されず、黄色いところも基準値の50未満でした。しかし2カ所の赤いところで基準値の50を大幅に超えてしまったんですね。一体どこが超えてしまったのか、地域ごとに詳しく見ていきましょう。

まずは北海道。オール青。PFASが検出されたところは無かったです。素晴らしい。続いて東北。福島県の1カ所の黄色を除いて全部青ですね。東北で唯一PFASが検出されたのは福島県相馬市。しかし5しか検出されていないので大丈夫でしょう。

北海道、東北と北の方は水道水かなり綺麗でした。素晴らしい!さあ、続いては関東甲信越。かなり黄色が目立ちます。黄色いところをピックアップして見ていきましょう。はい、まず茨城、栃木。ちょこちょこ10を超えるところが見られます。

これ日本の基準では全然セーフですけど、アメリカの基準ではアウトなので、あまりね10も超えないでほしいところです。続いて埼玉。ほぼオールゴー。学校の成績表だったら素晴らしい成績なんですけどね。

はい、続いて千葉県。うーん。さあ、そして東京。はい、続いて神奈川、座間市。結構汚いですね。基準値ギリです。この原因として濃厚なのが、はい、またもや米軍基地です。

というのも、座間市には米軍キャンプ座間という基地があるので、泡消火剤によるPFOS汚染が広がっている可能性が高いです。市はねこの座間基地を疑っているんですけど、まともやここも立ち入り調査できていないというのが現状です。米軍と水質汚染問題は非常に深刻です。

さあ、続いて新潟県。まあそこそこ綺麗と。そして長野県。長野県の川井新田水源。ここもね原因不明なんですけど、たびたび高濃度のPFASが検出されていて注意が必要です。以上関東甲信越から届けました。

さあ次は中部を見ていきましょう。はい中部。ついに1カ所赤い点があります。ここはどこでしょうか?はい、まずは福井県。うんうんうん。続いて静岡県。いいですね。うんうんうん。さあそして愛知県のここ。岩倉団地排水場。ここかなり高いですね。43!

これちょっと気になったんで、市のホームページを見てみると、まあ一応ね目標値50ng/Lを下回っていると行っているんですけども、49、50ギリギリですね。これはどうなんでしょうか。やはりね市民の声としても、岩倉団地排水場で比較的高いPFASが検出されています。心配です。何か対策はされていますか?という質問も寄せられていて、それに対して市はね、こうだらだらPFASの説明書いてあるんですけど答えてません。ね、市民不安がってるので対策してほしいところです。

さあ、この様に岩倉市ちょっと高いところがありました。しかしそれをはるかに超えるのが、ここ三重県桑名市。その数値なんと基準を100以上オーバーして170!これちょっと桑名市の動きがあまりにも酷いんで、大々的に取り上げます。

まずこの桑名市の多度チューブ送水場ってたびたび基準値をオーバーしてるんですよ。市の公式サイトを見てみると、今回のこの検査から1年前の2020年8月にも基準値をオーバーしていて、その数値なんと290!2020年時点で基準値を5倍オーバーしてるんですね。

こんなの即停止させるべきなんですけど、なんかだらだら言い訳してなんと経過観察にしちゃってるんですね。しかも2020年当時桑名市は市民に基準を超えたことすら発表していません。さらにそこから1年後の2021年8月、今回の170が検出されたと。

しかし、効果経過であることを理由にまたもや経過観察を続けてやがるんですね。そしてこの年もまだ市民に超えたことを発表してないんですよ。そしてさらに1年後の2022年8月、再び検査をした結果、はい、数値は230。数値が下がるどころかまた上がっていたので、ここで初めてこの送水場を停止させます。

ちょっと動きが遅すぎますね。そしてさらにそこから1年後の2023年10月、ここで初めて水道水中のPFASが過去3年間基準値を超え続けていたことを市民に公表したんです。後出しで!言うのも止めるのも遅すぎます。マジで何してんすか?桑名市!

つまり住民は何もしらずに3年間PFAS汚染水を飲まされていたんです。本当に大問題ですね。この多度チューブ送水場からはおよそ1700世帯に水道水が供給されていたので、本当に多くの市民がPFASの被害にあったと考えられます。

PFASが検出された原因は未だ不明のようです。現在では水源も切り替え、桑名市全ての調査地点でPFASは50以下になっているようですが、後3年早く動くべきでした。桑名市マジでないです。反省してください。

第6章:家庭でできるPFAS対策

さあ、ちょっと桑名市ヤバすぎましたが、続きを見ていきましょう。続きましては近畿。近畿は赤はないものの黄色が目立ちますね。見ていきましょう。

まず滋賀県。いいですね。続いて京都。京都ちょっとね、汚いところ目立ちます。20代がちょっと多いですね。そして大阪。うんうんうんうん。続いて和歌山。まあ大丈夫っすね。さあそして次兵庫。兵庫もねこれ結構汚いところが目立ちます。

特にねここ、明石市あたりがひどいですね。明石市水道局によると、この原因は明石川の「水質汚染」のようです。さらに先月2024年9月には、明石市民33名を対象に血液のPFAS検査が行われ、33人中約半数が血液安全ラインの20を超えていることが発覚しました。

さらにこの中で水道水を飲料水として使っている人は特にPFAS数値が高かったのです。やはりこれ水道水によって血液中のPFAS濃度が上昇している可能性が高いです。これは非常に怖いっすよね。

そしてこれいやいや飲まない人も結構数値高くないかって思う人も多いと思うんですけど、水道水って飲み水だけじゃなくて料理でもバンバン使うじゃないですか。PFASってのはこれ煮沸しても全く消えず、なんなら濃縮されて濃度高くなるので、知らず知らずのうちに料理でPFASを摂取しているという可能性も高いんですよ。非常に恐ろしいです。明石市も今後の動向に目が離せません。

以上近畿から届けました。続いては四国。まずは愛媛。うん大丈夫です。さあ、続きまして九州。福岡、佐賀、長崎。長崎県のここちょっと高いですね。42。要注意です。そして熊本県。ちょっと高いところが見られます。さあそして沖縄。まあまあまあですね。

さあでは最後です。中国地方。はいここも1カ所赤い色の点がありますね。どこなんでしょうか。さあ、まず鳥取、広島、山口は問題ありません。赤い点があったのは岡山県吉備中央町のここ。その数値、なんと1200!これは川の数値じゃないですよ。水道水の数値で1200です。基準値の28倍!ヤバすぎますね。

さっきさんざん叱ったあの桑名市ですら170ですから、どんだけヤバイかわかりますよね。もう川と比較しても太刀打ちないです。川直飲みしてるんじゃないかっていう数値なんすねこれ。ありえないっすね。

今日日本各地色々取り上げましたが断トツでここ吉備中央町がやらかしてます。この町では一体何が起こったのか。ちょっとあまりにもひどいんでここは次の章でメインで取り上げます。

さあでは一旦第3章のまとめです。日本の水道水PFASをチェックした結果、はい、まず日本2カ所で基準値を大幅オーバー。さらにこれ以外にも基準値ギリギリのところがたくさんありました。これアメリカの基準ではアウトまみれです。これが第3章のまとめです。さあそして次の章ではさらなる衝撃が待っています。

2023年10月吉備中央町突然町では水道水を飲まないでくださいとアナウンスが入リ、突然給水所が設置される事態に。なぜなら水道水のPFAS濃度が基準値の50をはるかに超える1200であることが発覚したからです。

結局水源も切り替えこれで一件落着かと思いきや、ここでさらにとんでもない事実が発覚するのです。この岡山県吉備中央町なんと3年前から水の汚染を知っていたのに隠蔽していたことが発覚します。

今回の基準値オーバーが発覚したのが2023年10月の話なんですけど、なんとすでに3年前の2020年から毎年基準値をオーバーしていたことを吉備中央町は把握していたんですね。それを3年間一切住民に公表していなかったんです。しかもその超え方が50ちょっとならまだしも、800、1200、1400と尋常じゃないわけです。

マジで一刻も早く止めなきゃいけないレベルなのに3年間止めないどころか住民に公表すらしていなかったのですよ。吉備中央町ではね、住民は何もしらないまま3年以上ヤバいほど高濃度に汚染された水道水を飲まされていたんです。マジでありえないっすね。

これに対し吉備中央町はどういう声明を出しているのか、ホームページを見てみるとこう書いてありました。「検査結果の数値は800ng/Lでしたが、その際に保健所に報告しておらず、後で行った報告では入力を取り違え1未満として報告しておりました。」

あの、何をどう間違えたら保健所に連絡せず800が1未満になるんでしょうね。こんなん隠蔽してると言われてもしょうがないですよね。町長はこう謝罪していました。「ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。検査はしていましたがその数値を隠したということが本当に申し訳なかったと。」

あの時対策をやれば少なくとも3年間はもっと早く止められていたのに本当に住民の方に悪かったという思いでいっぱいです。今さら謝罪して水源を切り替えても遅いですね。事態は最悪の方向へ向かいます。

はい、ついに住民への被害も明らかとなります。郵送で集めた吉備中央町の住民27人の血液検査をした結果、PFAS血液濃度の平均が186.4。安全ライン20ですよ!安全ライン20の中で吉備中央町の住民は186.4。これはちょっとさすがに高すぎます。

この住民の明らかにおかしい血液濃度は、隠蔽しながら垂れ流した水道水が原因と見て間違い無いでしょう。本当にひどい話ですよね。今回郵送で検査を受けたのは27名だけですが、この吉備中央町の上水道場からは522世帯、約1000人もの人に水が届けられていました。

給水地域には小学校もあります。これだけの人数が全員被害にあっているかもしれないと思うとぞっとしますね。もう一度言いますが、岡山県吉備中央町は水道水が汚染されていると知りながらそれを3年間流し続け、その結果住民にまでとんでもない被害が出てしまっているという。本当に令和に考えられない公害が起こっているんですね。

役所の対応の遅れは本当に大きいです。吉備中央町は対応を遅らせた水道課長ら6人を減給処分と、さらに希望住民には高費で血液検査を実施することが決まりました。この吉備中央町の検査は来週あたりから来月にかけて行われるようで、現時点で希望者が800人ほどいるようです。該当者がいらっしゃったら受けることを推奨します。被害者が少ないことを祈ります。

マジでありえないですよね。本当に役所の動きは論外として、一体なぜここまで吉備中央町の水道水は汚染されてしまったのか?その汚染源として特定されたのが、この怪しげな黒い袋たち。この黒い袋の正体は活性炭でした。

この活性炭からなんと最大で450万!桁違いのPFASが検出されたのですよ!ヤバすぎますね。そもそも活性炭とは何かと言うと、吸着効率を高めた炭のことでものすごく色々な物が良くくっつくので、よく濾過とかに使われる炭です。

PFASも活性炭にめっちゃくっつくので、PFASの濾過にも活性炭はよく使われるんですね。そしてダム付近の土壌にはなぜかPFASの濾過に使われたであろうPFASまみれの活性炭が放置されていたと。ここに活性炭を置いた犯人は現地のある活性炭リサイクル業者。

なんとね16年前の2008年からずっとこの場所にこの活性炭を放置していたと言います。へたしたら16年前から水が汚染されていたなんて怖すぎますよね。その活性炭リサイクル業者は受け入れた活性炭がPFASに汚染されていたとは知らなかった。どの企業から引き受けた活性炭なのかわからないと弁明しました。

なんかもやもやする回答ですね。つまり流れとしてはPFASまみれの活性炭を活性炭リサイクル業者が受け取って、その業者が土壌に置きっぱなしにして、そこから川、ダム、水道水というルートで住民にまで被害が出てしまった可能性が高いです。

これ知らなかったとはいえ、出どころがわからん活性炭をずっと放置し続けたリサイクル業者も悪いし、そして水質汚染を知りながら放置した吉備中央町はもっと悪いです。説明したようにPFASって一度体に入ったら全然出てこないもので、あやまっちゅうのは二度と取り返せないんですよ。

吉備中央町は今後どのようにして責任を取っていくのでしょうか。このように今回三重県桑名市や岡山県吉備中央町ではマジでありえない大問題が発覚しました。まだまだこれは氷山の一角かもしれません。

終わりに:自分自身で対策を!

もう今や水道水が安心安全という幻想は崩れてきてるんですよね。これ本当に不安になりますよね。気になる方は、各市町村のホームページでPFAS検査のデータを出しているところも多いので、一度ね自分の住んでいる町の情報を確認してみるといいと思います。

吉備中央町や桑名市みたいに隠蔽されたらもう知る由もないですけど。ということで第4章のまとめは、岡山県吉備中央町では水道水の汚染を知りながら3年間隠蔽していたと。そして3年間水道水を垂れ流しにしたことによって住民の血液から大量のPFASが検出されてしまったと。

マジでありえない事態が起こっています。さあ、この様に今水道水の安全が揺らいでいるわけですが、じゃあミネラルウォーターなら絶対安全なのかと言うと、そうとも限らないのです。

第5章:大手飲料メーカーのPFAS検査状況

第5章では大手飲料メーカーのPFASを見ていきましょうか。2024年7月、ある神戸市内の企業が製造したミネラルウォーターからなんと水道水基準値の2倍、100のPFASが検出されたことが発覚しました。

その企業は地から販売停止措置を受け、今は改善したようですが、神戸市はそれがどこの企業の何のミネラルウォーターなのか一切発表してないんですね。いや、公表しろよっていう話なんですけど、なんでこんなことが起こるのかというと、そもそもミネラルウォーター始めお茶やジュースなどの清涼飲料水は現状PFASの法的規制がないんですね。

要は企業努力の範疇なんですよ。だから市販だからPFAS安心とも限らないと。マジでやめてくれ。我々が普段飲んでいる飲料は果たして大丈夫なのか?これ気になって喉も渇かないですよね。ということでここは僕に任せてください。

この僕が大手飲料メーカーの公式サイトをもうしらみつぶしに一つずつ確認してみました。その結果はいかに?エントリーナンバー1番。コカ・コーラ、いろはす、綾鷹、アクエリアス、ファンタ。最強と呼び声高い飲料メーカーコカ・コーラ社。その結果は… 合格!公式HPには有機フッ素化合物の検査を実施し、目標値を下回っていることを確認しているようです。

やっぱり僕はコカコーラ!さあ続きましてエントリーナンバー2番。生茶にごくごく緑茶、トロピカーナ、ソルティースタイル、世界のキッチンから数々の名作を生み出したキリン。この結果は… 合格!PFOS、PFOAの合計が50以下であることを確認しているようです。やっぱり僕はキリン!

さあ続きましてエントリーナンバー3番。三ツ矢サイダーにカルピス、ウィルキンソン、おいしい水、天然水、国民的飲料メーカーアサヒ飲料。結果は…合格!PFAS目標値の1/10以下であることを確認しているようです。なんと1/10