Minecraft 10年間のクレイジーな瞬間！歴史に残るバグ・発見・発明を振り返る

Minecraft 10年間のクレイジーな瞬間！歴史に残るバグ・発見・発明を振り返る

この度は、Minecraftにおける過去10年間で起きた、最もクレイジーで記憶に残る瞬間の数々を振り返る記事をお届けします。希少なシード、偉大な功績、そして精巧な発明の数々を、分かりやすく、そして面白く解説していきます。準備はいいですか？さあ、Minecraftの歴史の旅に出発しましょう！

2009年：空を飛ぶバグと無限複製グリッチの発見

Minecraftが初めてリリースされた2009年、ゲームはまだ発展途上であり、様々なバグが存在していました。その中でも特に注目すべきは、 「飛行バグ」 と 「複製グリッチ」 です。

飛行バグ: 初期バージョンでは、Rキーで位置を保存し、Enterキーでその位置にテレポートする機能がありました。この機能を巧妙に利用することで、空中で繰り返し位置を保存・テレポートすることで、文字通り空を飛ぶことが可能だったのです！ただし、ワールドの上限である128ブロックに到達すると、空中でスタックしてしまい、ゲームを強制終了する必要がありました。まさに、 命がけの飛行 だったと言えるでしょう。

複製グリッチ: 同様に2009年のインフィニティバージョンで発見されたのが複製グリッチです。2x1の穴と隣接する2x2の壁を作り、複製したいアイテムを壁の角に置くと、穴に落ちた最後のアイテムが無限に複製されるというものです。このバグのおかげで、プレイヤーたちは欲しいアイテムを好きなだけ手に入れることができました。

2009年のMinecraftは、まだ機能が限られていましたが、これらのバグと建造物が、プレイヤーにとって唯一の楽しみであり、Minecraftコミュニティの初期の発展を支える重要な要素となりました。

2010年：巨大なモニュメントとFar Landsの発見

2010年になると、Minecraftはより洗練され、歴史に残る発見が次々と報告されるようになります。

謎のモニュメント: プレイヤー「Imported Socks」が発見した巨大なモニュメントは、ワールド生成のバグによって生じた、128ブロックの高さにまでそびえ立つ構造物でした。内部は空洞で水が溜まっており、非常に稀な現象として注目を集めました。これは、地形処理中の異常な状況が偶然重なった結果と考えられています。

Far Lands: そして、2010年に発見されたもう一つの歴史的発見が 「Far Lands」 です。スポーン地点から1200万ブロック離れた場所にある、異様な地形が広がる領域です。まるでアリの巣のような複雑な地形は、当時のワールド境界線として機能していました。しかし、重要なのはFar Landsが1200万ブロックで終わらないということです。 AntVenomなどのプレイヤーは、Minecraftのワールド生成限界を超える試みを行い、Far Landsをはるかに超えた地点で、さらに奇妙な地形を発見しています。例えば、ベッドロックの下2500万ブロックの地点には、人工的な洞窟が多数存在する異常領域が見つかりました。

2010年：豚を使った飛行とNetherポータルのバグ

2010年は、Minecraft史に残る発見の年でした。地形生成のバグに加えて、プレイヤーは新たな飛行方法を発見しました。

豚を使った飛行: プレイヤーたちは、釣り竿で豚を繰り返し巻き上げることによって、重力を無視して飛ぶ方法を発見しました。成功率は低かったものの、創造的な発想が光る方法でした。さらに、雪玉を繰り返し投げつけることで、豚をコントロールし、飛行を容易にする方法も発見されています。

Netherポータルのバグ: NotchがNetherを追加する際に、F4キーを押すとNetherポータルを無限に生成できるバグが発見されました。このバグを利用して、プレイヤーたちは想像を絶する構造物を作り上げ、互いに競い合いました。

2011年：Minecraftにおける初のライブウェブカメラとRedstoneコンピュータ

2011年、Minecraftはベータ版となり、コミュニティはますます活気づいていきます。

ライブウェブカメラのシミュレーション: ユーザー「Naveenikon」は、リアルタイムでウェブカメラの映像をMinecraft上に再現するプログラムを作成しました。彼自身の姿、ジャグリング、猫の様子まで、見事に再現されており、当時としては革新的な試みでした。

Redstoneコンピュータ: 「InternetForTheWin」は、初期のMinecraftで、複雑なRedstone回路を用いたコンピュータを構築しました。これは、創造性と技術力の高さを示す、重要なマイルストーンと言えるでしょう。加算、減算、フィボナッチ数列の計算といった単純な計算が可能でしたが、クリエイティブモードが存在しないサバイバルモードで制作されたことに大きな価値があります。

2011年：強力な複製グリッチとMinecraftブームの到来

Redstoneの技術革新は、さらに強力な複製グリッチの発見へと繋がります。

Redstone複製グリッチ: 高速Redstoneクロックと粘着ピストンを組み合わせることで、ブロックを無限に複製することができるグリッチが発見されました。これは、まさに「お金を印刷する」ようなもので、ゲームバランスを大きく崩すものでした。

2012年から2013年にかけて、Minecraftは爆発的な人気を博し、Mineconなどのイベントが開催され、多くのYouTuberがMinecraft動画を制作するようになりました。まさにMinecraftの黄金時代と言えるでしょう。

2014年：デンマークのMinecraftレプリカと国家非常事態

Minecraftの人気のピークは、デンマーク政府がMinecraftでデンマーク全土を1

。

デンマーク全土の再現: 4兆ブロック以上、1テラバイト以上のデータを用いた、壮大なプロジェクトでした。住民は、自分の家をMinecraft上に再現し、楽しむことができました。しかし、TNTマイカートを無効にすることを忘れていたため、アメリカ人プレイヤーがサーバーに侵入して建物を破壊する事態が発生。デンマーク政府はサーバーを閉鎖せざるを得なくなり、国家非常事態に発展しました。

2015年：希少シードの発見とワールド生成の限界への挑戦

2015年頃からは、希少なシード（ワールド生成の際の初期値）の発見が盛んに行われるようになります。

空に浮かぶ村: 1.8シードで発見された村は、空に浮かぶように生成されており、地表から150ブロックもの高さにありました。これは、ワールド生成のバグによって発生したものでしょう。

ピンクの羊: 別のシードでは、全ての羊の群れの中に必ず1匹のピンクの羊が含まれていました。ピンクの羊は通常1/642の確率でしか出現しないため、非常に珍しい現象です。

2016年：繰り返されるシードとワールド生成のバグ

2016年には、同じ地形が無限に繰り返される「Repeating Seeds」が発見されました。

Repeating Seeds: 1/140兆という極めて低い確率で発生するこの現象は、特定の場所の地形がワールドの端まで無限に繰り返されるというものです。無限に続く鉱山、ダイヤモンドの扉、溶岩の渓谷など、驚くべき光景が発見されました。

2017年：ベッドロック破壊マシンとSkyblockの100万ブロック再現

長らく不可能と考えられてきたベッドロックの破壊も、2017年には現実のものとなります。

ベッドロック破壊マシン: サイクラフトサーバーのメンバーが開発したベッドロック破壊マシンは、TNT、ピストンのバグ、高度なタイミング制御を組み合わせることで、ベッドロックを破壊することに成功しました。これは、100万ブロック規模のSkyblockを再現するという壮大なプロジェクトの一環でした。この発明は、Minecraftの技術的な可能性を大きく広げました。

2018年：Minecraftの限界を極める発明の数々

2018年には、Minecraftコミュニティはゲームの限界に挑むようになりました。

RNG操作: プレイヤーたちは、Minecraftの乱数生成器（RNG）を操作する方法を発見しました。これにより、天候の制御、大量のモブのスポーン、幸運エンチャントの効果の最大化などが可能になりました。

驚異の発明の数々: このRNG操作技術は、様々な驚異的な発明を生み出しました。プロトテックの雷ファームは、天候と大量のスケルトンホースマンを操作して、効率的にアイテムを獲得します。また、エンドラゴンファームは、エンドラゴンを繰り返し召喚し、効率的に経験値を得るというものです。このファームは、1時間あたり600万XPを獲得できるほど効率的でした。

スーパー採掘場: サイクラフトサーバーでは、巨大な移動式採掘場が開発されました。このマシンは、TNTを用いて毎時40万ブロック以上を採掘することができる、驚異的な効率を誇ります。

2020年：奇妙なバグとストライダーの飛行

2020年には、奇妙なバグと、予想外のモブの能力が発見されました。

観戦モードと生存モードの同時発動: スナップショット20w13aでは、プレイヤーがゲーム内で死亡すると、観戦モードと生存モードが同時に発動するバグが発生しました。さらに、この状態では、自身を殴って死亡させることができ、第三者視点で永遠にスタックするという奇妙な現象が発生しました。

ストライダーの飛行: 同じスナップショットでは、ストライダーが予想外の能力を手に入れました。壁にストライダーを押し付けると、Netherを高速で移動することができるようになりました。さらに、釣り竿で空中からストライダーを捕まえ、乗ることで、ストライダーを飛行させることが可能になりました。

1/3エンドポータル: 2020年には、非常に珍しい1/3エンドポータルが発見されました。エンドポータルは、1/1兆の確率で生成されますが、このシードでは、チャンク境界線上で生成されたため、1/3しかアクティブにならないという奇妙な現象が発生しました。

2021年：沼地でダイヤモンドを発見する方法とAIの台頭

2021年は、Minecraftにおけるゲームプレイの常識を覆す発見がありました。

沼地でのダイヤモンド発見: マシュー・ブリンは、沼地の粘土塊パッチを利用してダイヤモンドを見つける方法を発見しました。この情報は瞬く間にコミュニティに広がり、多くのサーバーでダイヤモンドが大量に採掘されるようになりました。

AIとMinecraft: 2021年は、AIとMinecraftの組み合わせが注目を集め始めた年でもあります。テッコテクニシアは高度なRedstoneボットを開発し、ゲームを自動でプレイさせることに成功しました。さらに、マイナロールは、Minecraftの世界で学習する人工脳を開発しました。罰則と報酬を与えることで、AIは効率的な採掘方法を学習しました。この技術は、今後Minecraftの世界に大きな変化をもたらす可能性があります。

ピークシード発見: 2021年はシード発見のピークでもありました。オリジナルのHerobrineシード、高さ23ブロックの巨大なサボテン、スポーン地点だけでゲームクリアに必要なアイテムが全て揃うシードなどが発見されました。

EPSモブファーム: ヒプノスサーバーでは、EPSという巨大モブファームが開発されました。これは、Netherポータルとプラットフォームを用いて、1時間に370万体もの敵対的モブを生成できるものです。その技術と装飾は、モブファームの頂点と言えます。

2021年：超リアルテクスチャパックとMinecraftの進化

2021年には、現実的なMinecraftテクスチャパックも注目を集めました。

高価なテクスチャパック: 40ドルもする高価なテクスチャパックは、非常に高い精細度を誇り、現実のようなMinecraftの世界を提供します。

2022年：不滅のプレイヤーと驚異の発明

2022年、Minecraftは新たな高みへと到達します。

不滅のプレイヤー: 4月のイベントでは、プレイヤーがサバイバルモードで不滅になる方法を発見しました。エンドパールを用いたテレポートシステムと、アップデートサプレッサーを用いて、トテームを自動的に使用することで、実質的に死なない状態を実現しました。

24時間Redstoneコンペティション: 24時間Redstoneコンペティションでは、驚異の発明がいくつも誕生しました。巨大な移動式スライムストーンタンク（TNT発射機能付き）、ウィザーファームなどが制作されました。

ブロック落下エクスプロイト: 6月27日には、ブロック落下エクスプロイトが発見されました。これは、水、砂、金床などのブロックのバイナリコードを操作することで、コマンドブロック、ポータルフレーム、スポナーなどのアイテムを生成できるという、ゲームの歴史上最も偉大なエクスプロイトの一つと言われています。

2023年：そして、未来へ

2023年現在、Minecraftはますます複雑化しており、かつてのシンプルな時代を懐かしむ声も聞かれます。しかし、Minecraftの進化はこれからも続き、新たな発見や発明が生まれるでしょう。

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