KPOPアイドルデビューまでの道のり:衝撃の費用と過酷な現実

KPOPアイドルデビューまでの道のり:衝撃の費用と過酷な現実

KPOPアイドルデビューまでの道のり:華麗な舞台の裏に隠された衝撃の真実

キラキラと輝くKPOPアイドル。華やかなステージと洗練されたパフォーマンスの裏には、想像をはるかに超える努力と犠牲が隠されています。この記事では、KPOPアイドルのデビューにかかる費用、練習生たちの過酷な生活、そしてデビュー後の厳しい現実まで、徹底的に解き明かします。夢を叶えるための代償とは一体何なのか?真実を明らかにします。

デビューまでの莫大な費用:8億~10億円?!

YGエンターテインメントの公式発表によると、練習生1人当たりの年間費用は1000万円以上。デビューまでに平均3年かかることを考えると、1人当たり3000万円以上の費用がかかる計算になります。

5人組アイドルグループをデビューさせるためには、平均15人の練習生が必要と言われています。さらに、アルバム制作費用(MV撮影、作曲など)約2億円、広告宣伝費・舞台衣装費用など約1億円といった費用も必要です。

これらの費用を合計すると、アイドルグループがデビューするまでに 約8億円~10億円 の費用がかかると推定されます。この莫大な費用を誰が負担しているのか?それは、芸能事務所です。芸能事務所は、未来のスターに賭け、巨額の投資をしているのです。

練習生たちの過酷なスケジュール:夢への代償は時間と健康

では、練習生たちは一体どのような日々を送っているのでしょうか?以下は、とある練習生の1日のスケジュール例です。

  • 午前10時~11時: 英語の授業
  • 午前11時~12時: スピーチの授業
  • 午前12時~午後1時: 昼食
  • 午後1時~2時: 水泳
  • 午後2時~5時: ボーカルレッスン
  • 午後5時: 夕食
  • 午後6時~7時: 個人的な練習
  • 午後7時~11時: ダンスレッスン

これは比較的緩やかなスケジュールだそうですが、それでも 1日に10時間近く 先生が付いたレッスンを受けている計算になります。さらに、ダンスレッスンは、週に1回通うダンス教室でさえ月謝が6000円~1万円かかることを考えると、毎日10時間もレッスンを受けている練習生たちの費用は膨大なものになります。

学校に通いながらの練習:時間との戦い

SMエンターテインメントのように、学校を辞めさせる事務所もあれば、JYPエンターテインメントのように学校に通わせながら練習させる事務所もあります。JYPの練習生は、学校に通いながら練習生生活を送っています。

では、学校に通いながら練習をしている練習生は、一体いつ練習をしているのでしょうか?スターシップエンターテインメントの練習生の1日のスケジュール例を見てみましょう。

  • 7時起床、学校へ
  • 8時半~12時: 学校
  • 14時~15時: 外国語の授業
  • 16時~17時: ボーカルレッスン
  • 17時~18時: 夕食
  • 18時~19時: ボーカルレッスン
  • 19時~20時: 個別練習
  • 20時~22時: 個別レッスン
  • 22時~24時: 自分自身の課題練習
  • 2時~7時: 就寝

このスケジュールからもわかるように、練習生は文字通り 寝る間も惜しんで 練習に励んでいます。

デビューできない現実:2/3の練習生が夢を断念

5人組アイドルをデビューさせるために必要な練習生は約15人と言われています。しかし、これだけの努力をしても、練習生のうち 約2/3はデビューできない という現実があります。

デビュー後の厳しい現実:低収入と借金

デビューできたとしても、厳しい現実が待ち受けています。デビューしたアイドルの99%ほどの平均年収は約100万円程度。大抵は生活保護以下の収入を得ているのです。

さらに、練習生時代に事務所に支払った費用(数百万円)を返済しなければ、給料をもらえません。大企業であれば、この借金は免除される場合もありますが、中小企業の場合、返済しなければ報酬はもらえません。

デビューしたアイドルの9割以上が損益分岐点を越えられない

デビューしたアイドルの9割以上は、損益分岐点を越えることが出来ず、長い間努力をしても報酬を得ることが出来ず、引退してしまうのです。

アイドルという夢:その光と影

多くの人が、アイドルは華やかで楽しい職業だと考えていますが、現実には、想像を絶する努力と犠牲、そして厳しい競争が待ち受けています。中には、うつ病や不安障害を患ってしまう者も少なくありません。

JYPエンターテインメント所属だったアイドル、ハンナさんの例がそのことを示しています。彼女は4年間の練習生生活を経てデビューを果たしましたが、期待されたほど成功せず、契約を終了。その後も芸能活動を続けましたが、うまくいかず、長い間テレビで見かけることはなくなりました。そして3年ぶりにテレビに出たのは、自ら命を絶ったというニュースでした。

JYPはアイドルたちに、デビューに失敗したり、デビュー後うまくいかなかった時のための勉強をさせていると述べていますが、ハンナさんの死がきっかけになった可能性もあります。 JYPですら、このような事態が起こっているのですから、中小企業のアイドル事務所では、もっと深刻な問題を抱えている可能性が高いでしょう。

アイドルはいつも笑っていて、踊っていて、楽しそうに見えます。しかし、その裏側では想像を絶するほどの努力と犠牲を払っているのです。アイドルになりたいと思っている方は、もう少し慎重に考えてから行動してほしいと思います。

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