K-POP伝説的グループの軌跡:BIGBANG、2NE1、Block B、KARA、2PM、SUPER JUNIOR、SHINee、少女時代の栄光と苦難
- 2025-01-14

K-POP伝説的グループの軌跡:BIGBANG、2NE1、Block B、KARA、2PM、SUPER JUNIOR、SHINee、少女時代の栄光と苦難
K-POPの歴史を彩る数々の伝説的グループ。華やかなステージの裏側には、数々の困難や試練を乗り越えてきた壮絶な物語がありました。この記事では、BIGBANG、2NE1、Block B、KARA、2PM、SUPER JUNIOR、SHINee、少女時代といった、韓国を代表する人気グループの輝かしい成功と、苦悩に満ちた歴史を深く掘り下げていきます。
BIGBANG:第二世代アイドルの代表的存在、そして現在も続く人気
BIGBANGはYGエンターテインメント所属の3人組男性グループ。第二世代アイドルの代表格として、現在もなお圧倒的な人気を誇っています。2008年、メンバー全員が作詞作曲を手がけるという類稀な才能で発表されたデビュー曲「Haru Haru」は大ヒットを記録。デビュー後わずか1年でトップスターの座を獲得しました。
- 作詞作曲をメンバー自身で行うという高い音楽性。
- デビュー曲「Haru Haru」の大ヒットによる、瞬く間のトップスターへの登り詰め。
- 日本デビューを果たし、海外アーティストとして初の6大ドームツアーを開催するなど、グローバルな活躍。
- メンバー個々の活動も注目を集め、G-Dragonのソロ活動やTOPの俳優活動など、多方面で成功を収める。
しかし、その成功の裏には、メンバーの様々なスキャンダルやトラブルも存在します。G-Dragonの日本での大麻吸引容疑での起訴、Daesungの交通事故致死容疑、V.Iのバーニングサン事件など、数々の問題を起こしたことで世間の批判を浴びることもありました。2023年には、メンバーの脱退表明という衝撃的な出来事も起こり、グループの未来に大きな影を落としています。
2NE1:ガールクラッシュの先駆け、そして突然の解散
2NE1はYGエンターテインメント所属の4人組ガールズグループ。ガールクラッシュの先駆けとして、デビュー前からBIGBANGの楽曲に参加するなど、高い注目を集めました。2009年、デビュー曲「Fire」はリリース後わずか数日でオンラインチャート1位を獲得するなど、驚異的なスピードでトップアーティストへと成長しました。
- デビュー前から注目を集める高いポテンシャル。
- デビュー曲「Fire」の大ヒットによる、トップアーティストへの急成長。
- クールでオリジナリティあふれるファッションやメイクが話題となり、韓国のみならず日本でも高い人気を誇る。
- 世界中に多くのファンダムを持つグローバルな人気グループ。
しかし、2014年にメンバーのBomがアメリカから韓国へ薬物を持ち込んだことで摘発されたことがきっかけとなり、グループは活動休止に追い込まれました。さらに、Minzyが事務所との契約終了に伴い脱退し、事務所とのトラブルを告白するなど、ネガティブなイメージがつきまとうことになりました。2016年11月には、グループの解散が公式発表され、多くのファンを落胆させました。
しかし、2022年にアメリカで開催されたCoachella Festivalで、一夜限りの復活を果たしました。当時と変わらぬ圧倒的なステージパフォーマンスで観客に感動を与え、ファンの期待を再び高めました。2024年からはアジアツアーを開催するなど、復活を果たした2NE1の今後の活躍に期待が集まっています。
Block B:悪童と呼ばれたグループの芸術性への進化
Block BはKQエンターテインメント所属の7人組男性グループ。メンバーのZicoとP.Oを中心に、高い実力を誇るメンバーが集結し、作詞作曲を自ら担当しています。当初は過激なコンセプトや問題発言、過去の非行などがたびたび炎上し、「悪童」と呼ばれていましたが、徐々に彼らの豊かな感性が開花し、音楽面での成長が著しくなりました。
- メンバーそれぞれの高い実力と個性。
- ZicoとP.Oを中心とした、作詞作曲能力。
- 初期は問題行動などが目立ち「悪童」と呼ばれましたが、芸術性の高さで高い評価を受けるように。
2018年以降は、メンバーの個人活動や兵役入隊などで完全体としての活動はありませんでしたが、2024年にZicoがMCを務める番組に7人揃って出演し、約7年ぶりに完全体でステージを披露。大きな感動と反響を呼びました。
特に、学生時代の校内暴力問題で活動自粛していたP.Oの出演は大きな話題となり、感極まって涙を浮かべるシーンもありました。メンバーのP.Oは番組内で2025年の完全体でのカムバックを予告し、復活を待ち望むファンの期待は高まっています。
KARA:日本での大ブレイク、そしてメンバー脱退と復活
KARAはDSPメディア所属で2007年にデビューした5人組女性アイドルグループ。メンバーの脱退・加入を繰り返しながら、現在5人体制で活動しています。2010年に日本デビューすると、瞬く間に人気に火がつき、K-POPブームの牽引役となりました。
- 日本デビューによる、日本での大ブレイク。
- 東京ドーム公演や紅白歌合戦への出演など、日本での高い人気を証明する活躍。
- キャッチーな楽曲と高いパフォーマンススキル、華やかなルックスで世界中で人気を獲得。
しかし、2014年にNicoleとJiyoungが脱退、その後、ヨンジが加入するも、2016年にはKARAは事実上の解散状態となりました。さらに、2019年にはHaraが自宅で亡くなるという悲しい出来事が起こりました。
それでも、数々の試練を乗り越えたメンバーは、デビュー15周年となる2022年に活動を再開。脱退したメンバーも合流し、15周年アルバムをリリースして大きな注目を集めました。2024年8月には9年ぶりとなる日本コンサートを開催し、当時と変わらぬ圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで観客を魅了しました。日本のファンからは、5人揃ったKARAのステージが見られて嬉しいという喜びの声が多数上がっています。
2PM:野性的で男らしい魅力の6人組男性グループ
2PMはJYPエンターテインメント所属の6人組男性グループ。「野性的で男らしい魅力」をコンセプトとしており、「野獣アイドル」とも呼ばれ、高い人気を誇ります。サバイバルオーディション番組「熱血男児」でデビューを目指す13人の候補者が過酷なプログラムに挑戦し、見事勝ち抜いた10名が2AMと2PMという2つのグループに分かれ活動することになりました。
- サバイバル番組からの選抜という過酷な道のりを経てのデビュー。
- 美しい筋肉とアクロバティックなパフォーマンス、圧倒的な歌唱力を持ち合わせる。
- デビュー曲「2PM Time For Change」の大ヒットによる、韓国トップアーティストとしての地位確立。
デビュー当初は7人組でしたが、2009年にリーダーだったジェボムの脱退・騒動があり、6人組となりました。リーダー脱退による困難な時期もありましたが、2010年前後から日本での活動が増え、ドラマやアニメの主題歌を担当したり、音楽番組に多数出演するなど知名度を上げ、大ブレイクを果たします。2012年には日本武道館で6日間連続ライブを成功させ、翌年には東京ドーム公演を行い大成功を収めるなど、日本での高い人気を証明しました。
2017年には、太珍を除く5人のメンバーが次々と兵役に入隊し、5年間の活動休止期間を経て、2021年3月に全員の兵役が終了しました。2024年にデビュー16周年を迎えた2PMは、成熟した大人の雰囲気で新たな魅力を開拓し、グループ活動のみならず、ソロとしても様々な分野で活躍しています。
SUPER JUNIOR:マルチな活躍で世界中にファンダムを持つグループ
SUPER JUNIORはSMエンターテインメント所属の9人組男性グループ。歌だけでなく、俳優やバラエティタレント、モデルなど、様々な分野でトップスターになることを目指して結成されました。デビュー当初は13人組でしたが、現在は9人組として活躍し、そのマルチな活躍が話題となり、日本でも高い人気を誇ります。
- 歌唱力とパフォーマンスの高さ。
- 多様な分野での活躍による、マルチな才能の発揮。
- 台湾で発売した楽曲が10週連続1位を獲得するなど、海外での高い人気と驚異的な記録。
2006年にリリースされた楽曲「U」は音楽番組で初の1位を獲得し、不動の人気を確立。今後の活動に大きな期待がかかっていましたが、様々な不幸がメンバーを襲います。2007年にはHeechulが交通事故で負傷、翌年にはメンバー4人が乗った車が横転し、メンバーの怪我という重大事故が起きるなど、2度の大事故が続きました。
2009年にはメンバー2人の脱退、さらにメンバーが暴力事件に関与し活動自粛、脱退するなど、苦しい時期が続きました。しかし、2019年にはすべてのメンバーの兵役が終了。その後は、グループから派生したユニットの活動を精力的に行ったり、YouTuberとしても活躍するなど、オールマイティーな活動でトップスターの座を維持し続けています。
2023年には約3年ぶりのワールドツアーを実施し、日本公演はさいたまスーパーアリーナで2日間開催され、大きな反響を得ました。コンサート会場は、彼らの来日を待ち望んでいた大勢のファンで埋め尽くされ、改めてその人気を証明しました。
SHINee:個性的な音楽性と誠実な姿勢で人気を博す
SHINeeはSMエンターテインメント所属の韓国の男性アイドルグループ。韓国のみならず、日本やヨーロッパでも活躍し、高い人気を誇っています。彼らの音楽性は型にはまらない個性的なもので、独特の世界観が魅力です。メンバーの高い歌唱力とパフォーマンス力も高く評価されています。
- 型にはまらない個性的な音楽性と独特の世界観。
- メンバーの高い歌唱力とパフォーマンス力。
- メンバー全員が礼儀正しく誠実であると評判で、堅実な姿勢が支持されている。
2018年からメンバーが順次兵役入隊のために活動休止していましたが、兵役を終えたメンバーはソロ活動などに力を入れていました。特に、兵役中にファンのためにプレゼントとしてCDを用意するなど、常に誠実な姿勢を貫いてきました。
日本でもデビュー前から多くのファンを獲得していたSHINeeは、2011年に待望の日本デビューを果たし、2015年には東京ドームでコンサートを開催して大成功を収めました。しかし、2017年にリーダーのオンユが強制わいせつ容疑で逮捕され、ジョンヒョンが27歳という若さで亡くなるという辛い出来事が続きました。
兵役を終えたメンバーは2023年9月から日本でのアリーナツアーを行い、2024年2月には約6年ぶりとなる東京ドーム公演を実施。多くのファンを感動させました。また、体調不良で活動休止していたオンユが仁川で開催されたアンコールコンサートで約1年ぶりに活動を再開させ、久しぶりに完全体として揃った姿が大きな反響を呼んでいます。
少女時代:グローバルな活躍とメンバーの脱退、そして15周年カムバック
少女時代はSMエンターテインメント所属の8人組女性グループ。楽曲「Gee」が世界的に大ヒットし、韓国ガールズグループのトップとなりました。思わずマネしたくなる個性的な振り付けと、可愛さとカッコよさを兼ね備えたメンバーのビジュアルが話題となり、日本でも大ブレイクしています。
- デビュー曲「Gee」の世界的な大ヒット。
- 個性的な振り付けと、可愛さとカッコよさを兼ね備えたビジュアル。
- 日本オリジナル曲「Mr. Taxi」の大ヒット、オリコン週間ランキング1位を獲得するなど、日本での圧倒的な人気。
- 海外アーティストとして歴代最高の売上記録を樹立するなど、グローバルな活躍。
2011年にリリースした日本オリジナル曲「Mr.Taxi」は大ヒットし、同年に発表されたアルバム「GIRLS’ GENERATION」はオリコン週間ランキングで1位を獲得、当時の海外アーティストとしては歴代最高の売上を記録しました。アリーナツアーやサマーソニックへの出演、紅白歌合戦への出演など、日本での高い人気を証明しています。
絶頂期にあった2014年に、元メンバーのジェシカが脱退を発表し、グループは8人組となります。2017年には、スヨン、ソヒョン、ティファニーが事務所との契約を更新せず、他事務所に移籍することが決定しました。5人組となったことで、解散の噂も流れましたが、グループは派生ユニット「少女時代-Oh!GG」を結成し、2018年に「Lil’ Touch」で正式デビュー。新たな魅力を披露しています。
その後も個人活動に力を入れ、テヨンとヒョヨンがGOT the beatのメンバーとしてデビューしたり、ユナやユリ、スヨン、ソヒョンが女優として活躍するなど、幅広い活動を展開しています。
デビュー15周年を迎えた2022年、少女時代は8人組の完全体としてカムバックすることが発表され、復活を待ち望んでいたファンから多くの喜びの声が上がりました。5年ぶりのフルアルバム「FOREVER 1」のリリースやリアリティ番組への出演など、多様な活動を展開し、当時と変わらぬパフォーマンスでファンを魅了しています。
東方神起:高い歌唱力と甘いビジュアルでトップアーティストの座へ
東方神起はSMエンターテインメント所属の2人組男性ボーカルユニット。デビュー当初は5人組として活動し、日本でも高い人気を誇っていました。現在はユンホとチャンミン2人で活動しており、男性J-POPグループとして活躍しています。
- メンバー全員がメインボーカルを務められる高い歌唱力と甘いビジュアル。
- デビュー後間もなくトップアーティストの座に登り詰める圧倒的な人気。
デビュー後すぐにトップアーティストの座に上り詰めた東方神起でしたが、人気絶頂期であった2009年に、事務所との専属契約内容への不満などを理由に裁判所に訴訟を起こした元メンバーのジュンス、ユチョン、ジェジュンが脱退を発表しました。
2010年からは無期限活動休止状態となりましたが、残留したユンホとチャンミン2人が東方神起として活動をスタートさせました。その後兵役入隊のためグループ活動は休止し、しばらくはソロ活動に専念することになりました。
2017年に兵役を終えた2人は活動を再開、結成15周年を迎えた2018年には日本でも5大ドームを含む全国ツアーを実施し、大成功を収めました。2024年には日本デビュー20周年を迎え、全国8都市を回るアリーナツアーも開始しています。
現在も音楽活動だけでなく、俳優やタレントなど幅広い分野で活躍し、マルチな才能を発揮して世界中に多くのファンダムを獲得しています。
まとめ:試練を乗り越え、輝き続けるK-POPのレジェンドたち
この記事では、8つの伝説的K-POPグループの成功と苦難の物語を紹介しました。華やかなステージの裏側には、メンバーの努力、困難、そしてファンの揺るぎないサポートがあったことを改めて感じさせられます。
これらのグループが歩んできた道のりは、K-POPの歴史そのものであり、今後のK-POP界の発展にも大きな影響を与え続けるでしょう。 彼らの音楽とパフォーマンスは、これからも多くの人々を魅了し続けることでしょう。