炎上と批判の渦中!韓国女性アイドル7人の騒動を徹底解説
- 2025-02-20

炎上と批判の渦中!韓国女性アイドル7人の騒動を徹底解説
近年、韓国の女性アイドルを取り巻く状況は、かつてないほど激化しています。SNSの発達により、些細な言動ですら瞬く間に拡散され、大きな炎上へと発展するケースが後を絶ちません。本記事では、最近大きな批判や炎上を経験した7人の韓国女性アイドルについて、詳細な状況と背景を解説します。
これらの事件を通して、現代社会におけるアイドルを取り巻く厳しい現実、そしてファンとアイドル、そして社会全体の複雑な関係性について改めて考えさせられます。
1. アイブ ウォニョン:悪質なYouTubeチャンネルによる誹謗中傷訴訟
まず取り上げるのは、人気グループ「IVE」のウォニョンです。彼女は、悪質な誹謗中傷を目的としたYouTubeチャンネルによって、深刻な精神的苦痛を受けています。ウォニョンの所属事務所であるスターシップエンターテインメントは、このチャンネル運営者に対して訴訟を起こしました。
訴訟では、情報通信網利用促進及び情報保護等に関する法律違反(名誉毀損・侮辱)の疑いが問われました。初公判では、チャンネル運営者は誹謗中傷の疑いを否定したと伝えられています。
しかし、このYouTubeチャンネルはウォニョンを始めとする多くのスターを誹謗中傷する動画を投稿し、数億ウォン(数千万円)規模の収益を得ていたとされています。
その後の公判において、運営者の弁護人は動画制作の事実を認めつつも、その他の訴訟事実を否定しました。スターシップエンターテインメントは、Googleに対し4回に渡り個人情報の開示を要請し、チャンネル運営者の個人情報を把握。最終的にチャンネル運営者には懲役刑と高額な損害賠償が言い渡されたと韓国メディアは報じています。この事件は、インターネット上の誹謗中傷がいかに深刻な結果を招くかを示す、痛ましい事例と言えるでしょう。
2. ベイビーモンスター アヒョン:Nワード使用動画の炎上と活動休止
次にご紹介するのは、「ベイビーモンスター」のアヒョンです。彼女は過去に、練習生時代にラップを披露している動画が公開されたことがありました。この動画の中で、アヒョンはニッキー・ミナージュの「Feeling Myself ft. Beyoncé」を歌っており、その歌詞の中に**Nワード(黒人差別用語)**が含まれていたのです。
Nワードは、アフリカ系アメリカ人にとって日常的に使用される言葉ではありますが、それ以外の民族が使用することは許されない、非常に強い差別用語です。
この動画の公開後、海外のファンから激しい批判が殺到しました。SNS上では、「失望した」「アヒョンは英語堪能なのに、使っちゃいけない言葉だと知っているはずだ」「YG(アヒョンの所属事務所)は早く謝罪しろ」といった声が上がりました。
アヒョンはその後、謝罪を行い、この事件を受けて活動休止に追い込まれました。この騒動は、グローバルに活躍するアイドルが、言葉の選択に細心の注意を払う必要があることを改めて示しています。過去には、aespa ジゼルがSix60の楽曲のNワードをリップシンクしたことで批判を受けた事例もあり、多言語・多文化社会における言葉の扱いの難しさ、重要性を浮き彫りにしています。
3. アヒョンの活動再開後のパフォーマンスに対する批判
活動再開後、アヒョンはファーストフルアルバム「Drip」のリリースに合わせてパフォーマンス映像を公開しました。しかし、そのパフォーマンススタイルが以前とは大きく異なっていたことに対し、賛否両論が巻き起こりました。
デビュー当初は力強くキレのあるダンスと堂々とした表情で知られていたアヒョンですが、今回のパフォーマンスでは、力強さを抑え、余裕のある、まるで別人のようなダンスを披露したのです。
この変化に対し、ファンからは「アヒョンのらしさがなくなった」「残念だ」といった否定的な意見が多く聞かれた一方で、「以前より洗練されたパフォーマンスになった」という肯定的な声も存在しました。
アヒョンの心境を慮り、「ストレスが溜まっているのでは?」と心配する声も多く聞かれ、このパフォーマンスの変更が、過去のNワード騒動や、それ以降のプレッシャー、あるいは精神的な負担に起因しているのではないかという憶測も広がりました。
4. ルセラフィム ウンチェ:学校関連の発言と誤訳による炎上
グループ「LE SSERAFIM」のウンチェは、ライブの中で学校関連の話題に触れた際に、炎上騒ぎを引き起こしました。
「しばらく学校に通っているよね?皆さん大変だろうな!」と発言し、笑った場面がありました。これは、学生生活の大変さを共感する意味合いで発言されたものと思われますが、
以前のライブでも同様の話題の中で「学校で勉強しなければならない理由がわからない」と発言していたこともあり、その発言の意図が不適切に捉えられてしまった可能性があります。
さらに、翻訳の誤訳によって、学生を挑発しているような印象を与えてしまったことも、炎上を招いた一因と考えられます。「明日何時に投稿するの?私は11時半のピックアップ。最高だね!」という発言は、同年代の学生を上から目線で見ていると受け取られ、批判を招いたようです。
これらの発言は、言葉のニュアンスや翻訳の精度が、どれほど大きな影響を与えるかを示す事例と言えます。
他にも、こぼしたジュースをスタッフに拭いてもらったり、番組内で描いたイラストの自分の目をだけ大きく描いたり、先輩からもらったジャムに対して失礼な文章を書いたり、肩についていたゴミを他人のほうに払ったりするなど、様々な場面が注目を集め、一部の切り抜きによって、悪印象を与えてしまったようです。しかし、多くの発言や行動は、実際には意図とは異なる解釈や、誤解に基づいていることが多く、文脈を理解することが重要であるとわかります。
5. アイリヴ ウォンヒ:サバイバル番組での順位と悪質なコメントへの対応
続いては、サバイバル番組「ARE YOU NEXT?」から誕生したグループ「IVE」のウォンヒです。彼女は番組で最終順位1位を獲得しましたが、その結果に不満を持つ視聴者を中心に、多くのアンチが発生しました。
中には、所属事務所HYBEの代表の写真をアップロードする者もおり、物議を醸しました。
ウォンヒは番組参加時、練習生歴わずか1ヶ月という最短期間でデビューを果たしました。番組では、最終発表で330万票を獲得し、見事デビューを勝ち取りました。しかし、番組視聴者の間では、結果に納得できない視聴者が多く、不正を疑う声も上がっていました。
デビュー50日を記念したライブ配信中、他のメンバーが楽しそうに話している間、ウォンヒはスマートフォンを触り続けている様子が目撃されました。この行動について、ファンは「悪質なコメントを直接削除しているのでは?」と推測しました。
アイリヴは当時、著作権問題に巻き込まれており、悪質コメントも激しさを増していたため、ウォンヒの行動は、この状況への対応だと推測されています。ファンたちは、ウォンヒへの悪意のある批判に反発し、ウォンヒに悪意を向けるのは間違っていると訴えました。しかし一方で、状況自体が演出によるものだったのではないかという否定的な意見もありました。ライブ配信中、いつもセンターで活躍するウォンヒが、その際だけは一番端の席に座っていたこと、誰かとアイコンタクトをした後に悪質コメントを削除するような行動をとっていたことなども、この状況への懐疑的な見方を生む要因となりました。
6. ケプラー バヒエ:オーディション番組での順位と批判
「Kep1er」のバヒエは、オーディション番組での最終順位が2位だったことが原因で、ネット上で激しい批判を浴びました。
バヒエはデビューメンバーに選ばれる前から批判に晒されていましたが、最終順位2位という結果によって、批判はさらに高まりました。この批判の背景には、TXTメンバーがバヒエの兄であるという事実が大きく関わっていると考えられています。
TXTのメンバー(バヒエの兄)が番組放送当時、Vライブでファンの質問に対して「妹も頑張っているので、一緒に会えたら嬉しいです」と発言したことが、批判を招いた原因の一つだと言われています。
TXTのメンバーがバヒエの兄であるというだけで、多くの話題性があり、注目される状況にあった上に、この発言があったことで、彼のファンが番組を見ていなくても、彼の願いを叶えようと投票してしまう可能性があったのです。
結果は総合順位2位でしたが、韓国での投票数が同じであった場合、実際は総合順位1位になっていた可能性も示唆されています。バヒエは番組内で目立って注目されていたわけではなかったこと、リーダーやメインパートを積極的に目指していたということもなかったことから、総合順位1位の投票数に疑問を持った人が多かったと推測できます。
実際にはバヒエ自身も相当な努力をしていたと考えられますが、編集によってそれが十分に伝えられなかったこと、そして兄の存在が多くの注目を集めてしまったことなどが、順位への疑問を生んだ要因と言えます。
7. エンミックス ソリュン:他のアイドルとの交流と批判
最後にご紹介するのは、「エンミックス」のソリュンです。彼女はアイドルスター選手権大会「AYK」の収録中、他の男性アイドルと仲良さそうに交流している様子が撮影され、炎上しました。
多くのアイドルが参加する「AYK」には、それぞれのグループのファンが多数駆けつけており、ソリュンは会場で「ドボイズ」などの男性アイドルと親しく話している様子が捉えられ、話題となりました。
この様子に対し、一部のファンから批判が殺到しました。SNS上では、「自分のファンを顧みずに、男性アイドルばかりと話していた」といった書き込みがされたと言われています。ソリュンはその後、ファンに謝罪しました。
他にも、暴言を吐いた、裏垢で交際を暴露した、先輩の悪口を言ったなど、度々炎上し、多くの誹謗中傷を受けていたことが分かっています。
8. ビリー ツキ:悪質なメッセージと法的措置
最後に紹介するのは「BILLLIE」のツキです。所属事務所の発表によると、ファンのコミュニケーションプラットフォーム「Bubble」でツキのチャンネルを利用していたネットユーザーから、**「日本に帰って永遠に来んな」「本当にがっかりしているから、日本に帰れ。顔も見たくない」**といった悪質なメッセージが送られていたことが明らかになりました。
事務所は、このネットユーザーのニックネームの一部を公開し、アーティスト保護のため、法的措置を進めることを発表しました。悪質な言動が継続していることから、法的措置を避けられないと判断したようです。
また、オンライン・オフラインを問わず、心理的に不安感を煽るような発言が確認された場合、今後のすべてのファンイベントから永久追放すると警告しています。
まとめ:炎上と批判の裏にある複雑な現実
本記事で紹介した7人のアイドルの事例は、韓国アイドルを取り巻く過酷な現実を浮き彫りにしています。SNSの発達によって、情報の拡散速度は飛躍的に向上し、ちょっとした言動が瞬く間に大きな炎上へと発展する可能性があります。
これらの事件は、言葉の選択、行動、そして情報伝達の重要性を改めて私たちに突きつけます。また、アイドル本人だけでなく、所属事務所やファン、そして社会全体の責任についても深く考える必要があるでしょう。
アイドルたちは常に厳しい監視下に置かれ、わずかなミスも許されません。しかし、彼らも人間であり、完璧な存在ではありません。過度な批判や誹謗中傷は、アイドルたちの精神的な健康を損ない、ひいては業界全体に悪影響を及ぼしかねません。
より健全なアイドル文化を築くためには、ファン、メディア、そして社会全体が、アイドルたちを人間として尊重し、より寛容な視点を持つことが求められています。 この問題への継続的な議論と、より良い解決策の模索が不可欠です。