「ジョジョ」最強のスタンド?自然系能力スタンド徹底解説!驚愕の能力と弱点とは?

「ジョジョ」最強のスタンド?自然系能力スタンド徹底解説!驚愕の能力と弱点とは?

「ジョジョ」最強のスタンド?自然系能力スタンド徹底解説!驚愕の能力と弱点とは?

能力バトル漫画では、常に「どの能力が最強か」という論争が繰り広げられていますが、最強候補として挙げられるのが「自然系」の能力です。今回は、ジョジョシリーズに登場する自然系スタンドを徹底解説します!炎や氷、雷や光といった自然現象を操る、まさに最強候補とも言える彼らの驚愕の能力と、意外な弱点に迫ります。

自然系能力スタンドとは?ロギア系能力との違いは?

まず、本記事で扱う「自然系能力スタンド」について解説します。 音声では「ロギア系」という言葉も出てきますが、これはワンピースにおける自然系悪魔の実の能力を指す言葉です。スタンド能力はそれとは異なる体系ですが、自然現象を操る点において共通点があるため、本記事では「自然系能力スタンド」という名称で統一して解説します。

簡単に言うと、自然系能力スタンドは主に自然現象変化・操作能力を持つスタンドです。炎や水、電気などになり、物理攻撃が効かないため、最強の仲間入りを果たすものが多いのです。

重要なのは、物理攻撃が効きにくいという点です。しかし、それは無敵を意味するわけではありません。後述する例のように、対策を講じられたり、特定の弱点を持つものもいます。

ロギア系能力と異なる点は、ワンピースの自然系悪魔の実能力者が「自然現象そのもの」になるのに対し、ジョジョの自然系スタンドは「自然現象を操る」または「自然現象に変化する」という点です。スタンド自体が自然現象になるものもあれば、スタンド能力によって自然現象を操るものもいます。

炎を操るスタンド:マジシャンズ・レッド

まずは、第3部より登場するマジシャンズ・レッドです。鉄を溶かすほどの火力で、自在に炎を操る近距離パワー型のスタンドです。

  • 圧倒的な火力: 鉄をも溶かすほどの高温の炎を操る。
  • 広範囲攻撃: クロスファイア・ハリケーン・スペシャルなどの広範囲攻撃が可能。
  • 拘束力: 縄状の炎で相手を拘束するレッド・バインドが可能。
  • 生物感知: 炎で生物の位置を感知する能力を持つ。

これらの能力に加え、炎の強さ故に隙がなく、初期登場のスタンドながら最強候補に挙げられるほどの性能です。瞬時に穴を開けるほどの高温を操り、燃え盛る炎を消すのも容易です。スタンドが見えない相手でも、その熱を感じ取ることが可能です。

マジシャンズ・レッドは炎を吐いたり纏ったりはしますが、メラメラの実のように身体そのものが炎になるわけではない点が異なります。もし身体が炎になったら、さらに強かったでしょう。触れるだけで大やけどを負うため、指一本近づけることができません。

ちなみに、メラメラの実の上位互換とされるマグマグの実は、炎をも溶かすマグマで周囲を溶岩地帯にしてしまう恐るべき能力を持っています。もしマグマを操るスタンドが存在したら、カーズ様クラスのスタンドでないと対抗すら難しいでしょう。

砂を操るスタンド:ザ・フール

続いて、第3部から登場するザ・フールです。自在に砂を操るスタンドで、本体と見間違うほどの砂の像を作ったり、本体を持ち上げて飛行することも可能です。

  • 超高防御力: スタンド自体が砂なので物理攻撃を受け付けない。
  • 隠蔽: 砂のドーム状の空間を作り、外部からの攻撃をシャットアウトできる。

最大の特長はその防御力です。砂なので殴ったり切ったりする物理攻撃は一切通用しません。まさにロギア系能力の典型例と言えるでしょう。

砂砂の実と同じタイプの能力ですが、水分を吸収したり砂嵐を起こしたり、大量の砂を巻き上げて広範囲攻撃が可能など、ザ・フールも強力です。

ワンピースの砂砂の実能力者は、水分を吸収する、砂嵐を起こす、広範囲の砂攻撃などが可能ですが、ザ・フールは砂のドームを生成するなど、能力に違いがあります。砂砂の実の能力者は液体に接触することで砂を固められてしまう弱点がありましたが、ザ・フールは川のなかでも砂を自由に操れていたりと、同じ砂の能力でも大きな差があります。

霧を操るスタンド:ジャスティス

第3部より登場するジャスティスは、霧そのものが集まって形成されたスタンドです。剣で斬ったり殴ったりすることはできません。

  • 貫通攻撃: 生物の身体に穴を開け、そこに霧を通すことで自在に操り、致命傷を与える。
  • 広範囲攻撃: 霧を操作できる範囲は非常に広く、街全体を霧で覆い隠せるほどの能力を持つ。

一撃くらっただけで死に繋がるほどの強力な能力を持つ一方、物理攻撃は効かないロギア系能力です。

ワンピースにもモクモクの実やガスガスの実といった、本体が煙やガスに変化して攻撃する能力がありますが、ジャスティスは霧によって本体の耐久や攻撃力に重点を置いています。

スタープラチナの強力な吸引力によって霧を吸い込まれてしまい、本体のエンヤ婆は敗北を喫しました。しかし、多くのスタンド使いであれば穴を開けられた時点で致命傷を負い、なすすべもなく倒されてしまうでしょう。

太陽のようなスタンド:サン

第3部より登場するサンは、太陽と同じ見た目と性質を持つスタンドです。厳密には太陽そのものではありませんが、太陽に近い性質を持つため本記事では自然系能力スタンドとして扱います。

  • 超高温: 70℃以上の高熱を発する。
  • 広範囲攻撃: 射程距離は100m以上と広く、接近戦でもレーザーを発射して攻撃してくる。

太陽以上のパワーを持つと言っても過言ではないでしょう。攻撃だけでなく、本体の防御力も高いため、物理攻撃も容易に受け付けません。

本体はマヌケなので助かったものの、その影響範囲や攻撃力は規格外のスタンドです。

水を操るスタンド:デブッシン

第3部より登場するデブッシンは、水そのものがスタンドとなっている特殊なスタンドです。本体のノンブーは、音を感知して攻撃してきます。

  • 遠距離攻撃: 4km先からでも攻撃できる。
  • 多様な攻撃: 素早い速度で飛び回り、刃物のような形状になり相手を切り裂いたり、人間の胴体を引き裂くほどの破壊力もある。
  • 大量の水生成: どこからともなく大量の水を出現させることが可能。

砂漠でこのレベルの水を作り出す能力は、スタンドパワーが規格外です。水なので殴ってもダメージは入らないでしょう。アブドゥルは炎で蒸発させようとしていましたが、それが有効になるかは不明です。

磁力を操るスタンド:バステットジョシン

第3部より登場するバステットジョシンは、コンセントを設置しておき、触れたものに磁力属性を与えるスタンドです。

これはロギア系とは違うんじゃないの?

磁力は自然界の力なので、ロギア系として扱うことにします。磁力を帯びた相手は鉄を引き寄せられてしまい、本体が相手から離れずにいることで、時間経過とともに磁力は強くなります。最終的には周囲の鉄製のものを全て引き寄せてしまいます。

街の中でそのような状況に陥れば、死あるのみです。

氷を操るスタンド:ホルスの神

第3部より登場するホルスの神は、氷を操るスタンドで、車を潰す巨大な氷塊を作ったり、氷のミサイルで攻撃したりできます。

  • 強力な氷塊生成: 車を砕く巨大な氷塊を生成。
  • 氷のミサイル: 氷のミサイルによる遠距離攻撃が可能。
  • 多様な攻撃: 相手の足元を凍らせて動きを封じたり、自身の傷を凍らせて止血するなど、多様な使い方ができる。

さらに、本体のペットショップがハヤブサでどこまでも追跡する殺人マシーンな点もあいまって、殺人マシーンのようなスタンドです。同じ氷の能力を持つ悪魔の実「ヒエヒエの実」より強力なスタンドが後に登場するため、そちらも後で解説します。

暗黒空間を操るスタンド:クリーム

第3部より登場するクリームは、口の中が暗黒空間になっており、飲み込んだものを暗黒空間にばら撒いて完全消滅させる能力を持ちます。

まてよ、そんな自然現象が存在するのか?

闇闇の実という、体から闇を放出し、ブラックホールを呼び出す悪魔の実がありますが、それはロギア系なので同じと考えてもらえば良いでしょう。クリームは引き寄せはしませんが、ブラックホールのようなものなので、自然系能力として取り上げます。

クリームは起動状態にあるあらゆるものを飲み込み、触れようものなら即死です。カウンターされて攻略が困難なロギア系の特長と一致しています。

音を操るスタンド:エコーズ

第4部より登場するエコーズは、目には見えないが空気を通して伝わる振動が音であり、自然系の能力と言えるスタンドです。

  • 増幅: 音を擬音のように無限に増幅させ、張り付いたものにその音を聞かせることができる。
  • 多様な効果: 音によっては拷問にもなり得る。成長したエコーズは尻尾を文字に変えることで、その音に合わせた効果を相手に与える。メラメラなら燃やされ、ドヒューなら吹っ飛ぶといった具合である。

しかし、実際には感覚に訴えているだけで、実際に燃やされているわけではない、いわばサブリミナル効果のようなもの。

音って意外と恐ろしい。

水と一体化するスタンド:アクア・ネックレス

第4部より登場するアクア・ネックレスは、水と一体化したタイプのスタンドです。

  • 体内浸透: 水に混ざって相手の体内に入り込んで操ったり、ブランデーに化けて飲ませることで内側から殺害もできる。
  • 状態変化: 沸騰することで透明な気体になり、空気中に紛れ込むことが可能。

しかし、破壊力はそれほど高くなく、ゴム手袋に閉じ込められて行動不能に陥っていた。雨など、水を透過しないものには無力化されてしまう。水系の能力は悪魔の実には意外にも少なく、体が底なし沼になっているヌマヌマの実くらいのものである。

電気を操るスタンド:レッド・ホット・チリペッパー

第4部より登場するレッド・ホット・チリペッパーは、体が電気と一体化しているスタンドです。

  • 電気伝導性: 電気を通っている場所なら、本体から離れて行動できる。バイクやラジコンのバッテリ―などの電源でも行動が可能。
  • 広範囲攻撃: 街中であれば射程距離はほぼ無限に近い。

現代のインフラ社会では最強クラスのスタンドです。遠距離型でなかなかのスピードとパワーを持ち、街中の電気を吸収すれば、クレイジー・ダイヤモンドすらも凌駕する動きとなります。

電撃で相手を引きずり込めば、即死級の攻撃が可能。

自然系能力スタンドの総括とラスボス候補たち

ここまで、ジョジョシリーズに登場する自然系能力スタンドについて解説しました。それぞれのスタンドは、その能力の特性を活かした戦いを展開し、読者を魅了してきました。

ラスボス級のスタンド能力

次に、自然系能力の到達点ともいえるラスボス級のスタンド能力を見ていきましょう。ジョジョのラスボスと言えば、時間を操る能力を持つスタンドですが、時間という概念を自然系に含めて良いのかという疑問も浮かび上がります。しかし、刻々と流れ続ける時間は自然の一部であり、自然に存在するものと言えるでしょう。

  • ザ・ワールド(第3部): 時間を停止させる能力を持ち、通常は5秒、最高にハイになった状態では9秒まで止められる。数秒の差が勝敗を左右するスタンドバトルにおいて、その価値は計り知れない。まさに世界を支配する能力だ。
  • バイツァ・ダスト(第4部): 無能力者の一般人に時限爆弾を仕掛け、キラーの正体を暴こうとすると自動で爆発する。時間を約1時間巻き戻し、運命を決定しているため、同じ時間になるとさっき爆死したものは自動で爆死する。時間を動かす上に運命まで決定するなんて自然系の域をはるかに超えている。
  • キング・クリムゾン(第5部): 数秒間時間を飛ばす能力を持つ。この時間の中で動いた足跡は誰も覚えておらず、雲が千切れたことにも気づかない。本体のディアボロだけが対応できる。自然をも欺き、自分だけが対応できる能力は、まさに王の中の王と言える。
  • メイド・イン・ヘブン(第6部): 生物以外の全ての時間を加速させ、本体のプッチ神父だけが加速についていける。時間は無限に加速し続け、宇宙は終焉を迎え、新たな世界が作られる。そこでは全ての運命が決定しており、全ての生物がこれから起こる運命を知っている世界だ。新たな世界を作り出し、世界の摂理まで変えてしまうのはヤバすぎる。

これらのスタンドは、時間という概念を操ることで、自然を超越した能力を誇っています。

その他のラスボス級能力

時間操作系ではないが、ラスボス級の能力を持つスタンドも存在します。

  • シー・ムーン(第6部): 本体・プッチ神父を中心に重力を反転させ、物は水平に落下していく。引力は、この世界は星の周りを回る全ての始まりと言える自然現象だ。このスケールの能力がメイド・イン・ヘブンでしか無いのがヤバい。
  • D4C(第7部): 物の間に挟まることで、自分や相手を対象に並行世界を自由に移動できる能力。複数の別世界を同じ次元で同時に存在させることもできる。この世界だけでなく別世界へ干渉できるなんて、スタンド能力のスケールの大きさは異常すぎる。
  • ワンダー・オブ・U(第8部): 弱者の流れを利用し、自分を負かそうとする人間に災いが降りかかる。その災いは雨に貫かれたり、スプレーのズルが胸に突き刺さったりと、死に至るものばかりだ。この世の摂理さえ利用でき、その摂理は避けようがない。ロギア系の能力がいかに最強かがわかっただろう。

まとめ:自然系スタンドの多様性と潜在能力

今回紹介したスタンドはほんの一例です。他にも様々な自然現象を操るスタンドが存在し、それぞれが独自の能力と弱点を持っています。一見無敵に見えるロギア系スタンドも、弱点や対策を考えれば決して無敵ではないことが分かります。 荒木先生は、自然現象という普遍的な概念を題材に、想像を超える創造性と深みのある物語を展開されています。

これらはどれも強力なスタンドですが、ラスボスの能力を自然系に含めるのは反則なんじゃないの?

ハワイが舞台の第9部も単行本は五巻を迎え、その作中では地球環境問題や火山活動などを扱っている傾向が見られます。ラスボス候補のスタンドらしきものは、見た目的に自然系である可能性が高いです。マグマが冷えて固まった溶岩がキーアイテムであり、ハワイ島のプウアアライさんの水源問題などが絡んできたり、7部では悪魔の手のひら、8部では壁の目など、最近は地殻に関係するものが多く、荒木先生自身が取材旅行で地球に関することを熱心に取材していたり、地殻がスタンドに関係していても不思議ではない。果たして予想は当たっているのか?これはますます目が離せない。

今回の記事では、ジョジョシリーズに登場する自然系能力スタンドをいくつか取り上げ、その能力と弱点、そしてラスボス級のスタンドについても解説しました。 今後も、新たな自然系スタンドが登場する可能性は十分にあります。 今後の展開も期待しましょう!