屋根裏からの恐怖!ネットカフェ難民になった一人の男の戦慄体験談
- 2024-12-31
屋根裏からの恐怖!ネットカフェ難民になった一人の男の戦慄体験談
引っ越しをしたばかりの家に、突如として現れた謎の恐怖。それは、屋根裏から聞こえてくる物音から始まりました。一人の男、イッチが体験した戦慄の物語を、詳しくご紹介しましょう。
新居での怪奇現象
2020年2月、イッチは新居に引っ越しました。しかし、幸せな新生活は長くは続きませんでした。引っ越し後まもなく、屋根裏から不気味な物音が聞こえ始めたのです。
最初は動物か何かだと考え、イッチは屋根裏を確認してみることにしました。すると、そこにはボロボロの人形が置かれていたのです!
恐怖を感じたイッチは、この人形を粉々に破壊して処理しました。すると、物音は止みました。安堵したのも束の間、今度は幽霊の存在を疑うことになります。
友人との屋根裏掃除と新たな恐怖
不安になったイッチは、友人に屋根裏の掃除を手伝ってもらうことにしました。真冬にも関わらず、屋根裏は寒く、断熱材もありませんでした。
イッチは、人形と寒さ、そして不潔な屋根裏の様子から、何か不吉なことが起こる予感がしていました。
ヘッドライトを点けて屋根裏に登った二人。埃っぽく、虫の死骸や髪の毛などが散乱している不衛生な状態に、イッチは恐怖を感じ始めます。
掃除中に友人が雑巾を洗いに行っている間、一人になったイッチ。屋根裏で「ギシギシ」という音が響き渡ります。イッチが動いても、音は止まりません。
そして、急にひゅうっとした風が吹き付け、背筋を凍らせるような寒気がイッチを襲いました。恐怖に叫びながら、残りの掃除を友人に頼む羽目になったのです。
掃除を終えた友人は、イッチに何かを投げつけました。それは、なんと赤い服を着てボサボサの髪の毛がついたボロボロの人形だったのです。
イッチは、恐怖と同時に、運動神経の悪さから、床に落ちた人形を拾う際に転倒してしまいます。再び人形をバラバラにしてゴミ袋に詰め込みましたが、ゴミの日ではなかったため、家に置いておくことになります。
恐怖の夜と、コップの謎
一人になったイッチは、恐怖のあまり友人に泊まりを頼みますが、断られてしまいます。
夜になり、一人になったイッチは眠れないまま、廊下から「ギシギシ」という音が聞こえてきました。恐怖に支配されたイッチは、対抗策として音楽を流し、その音を消そうと試みます。なんとか眠りにつくことができましたが、翌朝、リビングにはいくつかのコップが割れていました。
その中には、イッチの大好きなキャラクターのコップも含まれており、怒りを感じたイッチは、徹底抗戦を決意します。
塩と酒による決死の反撃
イッチは塩と酒を家中にまき散らし、「許さん!」と叫び、屋根裏にも塩をまき散らします。さらに、酒と拳で屋根裏を叩きまくりました。
この行動に、スレ民たちは「お前が一番狂ってる」と冷静にツッコミを入れます。
イッチの行動はエスカレートし、ゴミ袋から前日にバラバラにした人形を取り出し、それを更に細かくして処分しようとします。ニッパーで細かく刻んだ後、トイレに流してしまうのです。
そして、高揚感に任せてトイレをしながら高らかに笑うイッチ。この異常な行動にスレ民も驚きを隠せません。
その後、イッチは部屋を片づけて静かに過ごしますが、勝利を確信したのも束の間、寝る直前に廊下から再び音が聞こえてきたのです。
恐怖のクライマックスと結末
恐怖と怒りがこみ上げたイッチは、部屋のドアを開けてしまいます。すると、廊下から生ぬるく不快な風が部屋に吹き込んできました。
窓の閉め忘れだと気づき、確認のため廊下に出ようとしますが、その瞬間、ドアがすごい勢いで閉ざされたのです。
闇に包まれたイッチは、慌てて階段を駆け下り、リビングに向かいます。リビングで「いやや…いやや…」と呟き、クッションを抱きながら涙を流すイッチ。
すると、二階から「バン!」という音が聞こえ、同時に部屋の電気がチカチカと点滅し始めました。
「ギシギシ」という音が階下まで聞こえてくる中、イッチは一目散にコタツに潜り込みます。
そして、奇妙な匂いを感じたイッチ。恐怖のあまり、再び漏らしてしまいます。
「ギシギシ」「ドンドン」「ミシミシ」と音が増えていく中、コタツ布団が倒れた瞬間、イッチは気絶してしまいました。
翌朝、悪夢から覚めたイッチ。コタツからゆっくりと出ると、案の定、コップが割れていました。しかし、それは特に好きなキャラクターのコップではなく、どうでもよかったようです。
それよりも、しばらくこの家に住まなければならないことに絶望し、朝っぱらからネットカフェに逃げ込んでいるイッチ。
2日後からは仕事のため、恐怖を感じながらも家に帰らなければなりません。屋根裏を覗いたことを後悔するイッチは、近所の評判が悪くなりそうなことを心配していました。
T字路に建つ一軒家のため、近隣住民に迷惑をかけたのではないかと不安を感じていたのです。
スレ民は、T字路は霊が出やすいとさらに不安をあおりつつも、不動産屋に相談するようにアドバイスします。
翌日は相談に行くことを決めたイッチは、その日はネットカフェで過ごし、スレ民に別れを告げました。この恐怖体験談は、幕を閉じます。
**「気を付けるんやで」**という、スレ民の言葉が、この物語の余韻を残します。
この物語はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。