人類が手を出すべきではなかった!悪夢の人体実験 第2弾
- 2025-01-06
人類が手を出すべきではなかった!悪夢の人体実験 第2弾
ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が、倫理的に問題のある人体実験について解説する動画を元に、詳細な情報を加え、より深く読みやすく、そして衝撃的な事実を伝えるMarkdown記事を作成しました。
1. 子供の発話と人格形成を阻害した最悪の処置:モンスタースタディ
モンスタースタディは、1939年にアメリカの心理学者ウェンデル・ジョンソンによって行われた実験です。吃音症の原因を追究する目的で行われ、22人の孤児が被験者として選ばれました。
当時、ジョンソンは吃音治療の父と呼ばれる人物で、医療データの収集や理論の確立に貢献していました。そのため、今回の実験も発話障害のための治療と称され、教育によって吃音症が治療できるかどうかの検証だとされていました。
しかし、この実験は、成功どころか、子供たちのその後の人生を台無しにする最悪のものとなってしまいました。
ジョンソンは被験者を2つのグループに分けました。
- ポジティブグループ: 正しい話し方を教えられ、「吃音症は治るから心配しなくていい」といった肯定的な教育を受けました。
- ネガティブグループ: 正反対の否定的な教育を受けました。少しでも言葉に詰まると即座に叱責され、「吃音症が原因だ」と繰り返し、正しく話せないうちは人前で話すなとまで叱責されたそうです。
結果は惨憺たるものでした。どちらのグループも改善の兆候は見られず、特にネガティブな教育を受けた子供たちは、内気になったり、反社会的な行動をとるようになったりと、人格形成に異常をきたしてしまいました。
さらに、当初から吃音に問題がなかった子供たちにも、初期の吃音症状が現れ始め、実験終了後も症状が改善することはありませんでした。
たった一度の実験で、子供たちの将来と人格をメチャクチャにしたのです。
当時、ナチスによる人体実験が始まった時期でもあったことから、ジョンソンの評判に傷がつくことを恐れた関係者が、この実験の存在を隠蔽してしまいました。
2001年に正式に謝罪するまで、約70年間、孤児たちは深い傷と苦痛を抱えながら生きていたのです。
子供たちの気持ちを思うと、怒りを感じずにはいられません。 どんなにすごい人でも、許される行為ではありません。
吃音症と診断されるほど重い症状を抱えた孤児はいなかったようですが、発話に対して消極的になったり、内向的になり、その後の生活に悪影響を受けた子供は少なからずいたと報告されています。
2007年には被験者たちに1億円以上の賠償金が支払われたようですが、失われた時間や人格は戻ってこないという痛烈な現実が、胸を締め付けます。
さらに、ジョンソンが実験前に立てていたという「他者が完璧であることこそが吃音症を引き起こすのではないか」という仮説が立証されたという報告も残っており、なんとも後味の悪い話です。
2. 人間を狂わせる恐ろしい実験:洞窟隔離実験
洞窟隔離実験は、1989年にアメリカのニューメキシコ州で行われた実験です。地下洞窟内で約4ヶ月間生活するというもので、太陽の光がなく時間の分からない空間で、人間の精神にどのような影響が出るのかを検証する目的で行われました。
一言で言えば、宇宙開発のために行われた実験です。当時は宇宙空間における長期滞在調査が不可欠な要素として挙げられるようになっていました。
しかし、長期に渡り真っ暗な宇宙空間を生活する宇宙飛行士にどのような影響が出るか、誰も予測できませんでした。そこでNASAが中心となり、宇宙飛行士と似た環境で人間の変化を観察する実験が行われたのです。
実験は、音もなく光も届かない地下洞窟において、志願した女性の被験者1人に対して行われました。
唯一の条件は時計を持ち込まないこと。洞窟内には電気製品やライト、大量の食料など生活に必要なものの他に、PCや400冊以上の本、楽器などが用意され、かなり充実した環境でした。
外部との連絡や仕事も禁止されていませんでした。つまり、洞窟という点以外は普段と変わらない生活を送れる環境だったのです。
被験者の女性は当初、娯楽を楽しみ、日々Journalを書いて元気いっぱいに過ごしていましたが、なんと僅か数日で異変が起こり始めました。
数日で?そんなにつらそうに見えないのですが…
心はそうでも、体は別です。彼女の睡眠時間が目に見えて遅くなって行ったのです。
本来、人間は体内時計という体内時間軸を調整するシステムによって睡眠と覚醒をコントロールしています。しかし、光の無い洞窟内では体内時計が調整されず、たった数日で崩れてしまったのです。
これにより、女性の睡眠時間はどんどん遅くなり、起きている時間がどんどん長くなっていきました。
さらに、体内時計の崩壊によって時間感覚も狂い始め、自分がどれくらい起きていて、どれくらい寝ているのか全く分からなくなっていったのです。
時間感覚だけでなく、気分もくるっちゃいますよね。
大正解です! 彼女は14時間寝ても2時間しか寝ていないように感じたり、7時間半のインタビューを1時間程度に感じたりするようになりました。
実験後半には、一度に30時間働き、22~24時間眠るという不規則な生活を送るようになってしまいました。
すると、徐々に集中力や思考力が衰え、仕事に身が入らなくなっていったそうです。
最終的には大きな病気や怪我もなく実験を終えましたが、精神には若干の悪影響を受けており、うつ状態や注意散漫な状態になっていました。
さらに、時間感覚の崩壊から食事感覚が長くなり、実験前より8kgほど痩せた上に、しばらくの間不眠や不振に悩まされたそうです。
大きくはないが、小さい影響ではないですね。
しかも、後に別の洞窟で行われた実験では、被験者女性が実験後に自殺するというショッキングな事態も起きています。
原因が実験にあるかは不明ですが、現在は体内時計の崩壊が精神を病ませることも分かっているため、実験内容に対して倫理的な批判が寄せられています。
この実験は、宇宙開発の一環として行われたにもかかわらず、人間の精神を破壊しかねない恐ろしい実験として歴史に刻まれました。
3. 研究のために赤ちゃんに恐怖を植え付ける:アルバート・ボーヤの実験
アルバート・ボーヤの実験は、1920年にアメリカの心理学者ジョン・B・ワトソンによって行われた、条件付けに関する実験です。
条件付けとは、報酬や罰といった結果を得ることで、自発的に特定の行動をとるよう学習することです。
例えば、餌を見ると条件反射でよだれを出す犬に、ベルの音と同時に餌を与える行動を繰り返すと、ベルが鳴ると餌が出てくることを学習し、ベルの音を聞くだけでよだれを出すようになります。
このような刺激と反応の結びつきに対する学習が条件付けです。
この実験は、意図的に無関係の刺激と反応を結びつけることができるのか、そして人に恐怖心を与えることができるのかを確かめるために実施されました。
当然ですが、やってはいけない実験です。
実験内容は至ってシンプルです。被験者である生後11ヶ月の乳幼児アルバートに、白いネズミを見せる際に、必ず背後で鉄の棒をガンガンと叩き、大きな音を鳴らすというものでした。
乳幼児は生まれつき大きな音に対して恐怖反応を持つため、音が鳴ればアルバートは当然泣き出しました。
その後も同様の手順を続けた結果、実験前には怖がっていなかったはずのネズミに対しても恐怖心を抱くようになり、泣くようになりました。
ワトソンは、人は遺伝ではなく経験で決まるという考えを持っていました。そのため、この結果に満足し、大人の恐怖や不安も幼児期の経験に由来すると結論付け、実験を成功としたのです。
赤ちゃんに勝手にトラウマを植え付けておいて実験成功とは、ありえないのですが…。
そうなのです。しかも、実験後、白いネズミだけでなく、ウサギや犬、クマのぬいぐるみや白い仮面など、白くて毛があるもの全てに恐怖心を抱くようになってしまったのです。
興味本位でやっていい実験ではないですよね。
当然、世間のバッシングはすさまじく、人がやっていい実験ではないと強く批判されました。
ワトソンは実験によって形成された反応を消去しようと試みましたが、アルバートは治療前に病院から逃げてしまい、その後、本人と関係者の名前があがるものの、すでに亡くなっていたため、心境は分からず、恐怖心も条件付けの消去もできないまま、彼がどんな人生を送ったのかは永遠の謎となってしまいました。
何も知らずに恐怖を植え付けられ、何も知らずにトラウマに苦しんでいたかもしれないという事実は、あまりにも後味が悪すぎます。
この実験は心理学において、悪夢の人体実験の一つとして語り継がれることになりました。当時、被験者の権利が軽視されていたという指摘があるものの、生まれたばかりの赤ちゃんを泣かせ、トラウマを与えることをためらわないというのは、恐ろしい話です。
4. 政府が行った人権無視のバイオテロ:グアテマラ人体実験
グアテマラ人体実験は、1946年から1948年にかけてアメリカ政府が中米グアテマラで行った性病に関する人体実験です。
当時、アメリカでは男性の1割が梅毒、6割が淋病に感染している深刻な状態でした。
ペニシリンの薬効確認を目的に、グアテマラ政府の協力のもと実験が行われました。
しかし、ペニシリン自体は1942年にはすでに実用化されており、治療に有効であることは確認されていました。
この実験が行われたのは、予防薬として使えるのか、一度ペニシリンで治療された人間は再び感染するのかといった疑問が残っていたためです。
なるほど、政府の協力も得ているし、まともな実験になるのでしょう。
残念ながら、そうではありませんでした。
この実験はあらゆる部分がずさんで、被験者の人権を全く無視した非人道的かつ非倫理的な内容だったのです。
まず、異なる職業や年齢の国民1000人以上が被験者となりましたが、彼らは実験の内容を全く知らずに実験に参加させられました。
アメリカ政府は薬効確認のために、被験者に梅毒や淋菌などの感染を意図的に行いました。
何も説明を受けていない被験者は、自分が性病にかかったことすら知らずに生活していたため、家族などへの二次感染を引き起こしたとされています。
いくら医療のためとはいえ、やりすぎですよね。
グアテマラでは売春が合法だったこともあり、性病の売春婦を意図的に送り込み囚人や兵士を感染させたり、傷口に金を含んだ綿やガーゼを押し当てて感染をさせたりと、ありとあらゆる方法で感染者を増やそうとしていたのです。
確認されていない被験者も多く存在すると指摘されています。
あまりにも非人道的すぎます。これはただのバイオテロです。
その通りです。近年になって、ペニシリンによる治療が行われたのは一部だけで、処置されなかった被験者もいたという証言が出てきています。実験と呼ぶだけの規律や倫理が、この実験には全く欠けていたのです。
こんな実験を政府が許可するなんて何事でしょう?普通は止めますよね。
ところが、当時、アメリカは病院や刑務所に対して別途物品などの支援を行うことで、実験の許可を得ていたとされ、政府や施設側が実験の内容を全て知っていたのか不明です。
さらに、グアテマラは当時アメリカの強い影響下にあったため、たとえ知っていても拒否することはできなかったのではないかとも言われています。
1から10までゲドワ。
実験の存在は60年以上も隠蔽され続け、2010年にアメリカの史家が記録を発見し、世に公表されるまで、闇に葬られたままだった可能性もありました。
その後、両国で調査が行われ、69人が死亡していたことや、生存している被験者が少なくとも6人いることが判明し、当時のアメリカ大統領バラク・オバマがグアテマラの社長に公式に謝罪しました。
しかし、調査後も被害者の特定や賠償を求める声が多数寄せられており、事態は収束とは程遠い状況です。
内容的にも記録が完璧に残っている気はしないし、取りこぼされている被害者も多いでしょうね。
5. 双子の命を弄ぶ人類最悪の悪夢の実験:双生児実験
最後は双生児実験です。これは、1943年から1944年にかけてナチスドイツが医師ヨーゼフ・メンゲレを中心に行った人体実験です。
うわぁ…説明だけで吐き気が…
ナチスはドイツ人の出生率を上げたいと考えていました。全員が双子を産むようになれば人口が飛躍的に増えるのではないかという考えに至り、人体を操作して人為的に双子を産ませることは可能なのか、という疑問を皮切りとした双子に関する謎を徹底的に解明する実験を開始したのです。
人間の命をコントロールしようなんて、おこがましいにもほどがあるわ。
まず、メンゲレはアウシュヴィッツ強制収容所に収容されていた子供の中から双子だけを選び出し、外見や性格の違いについて観察を始めました。
最初はわざと良い待遇を与え、優しく接し、後続の実験が円滑に進むよう子供たちの協調性を取りました。そんなワナに気づかないユダヤ人の子供たちは、メンゲレを「おじさん」と呼んでいたそうです。
その後、メンゲレは自分に懐いていた子供たちに、恐ろしい人体実験を繰り返すようになりました。
- 眼球に薬品や染料を注入して色の違いを調べたり
- 双子の全身の血液を入れ替えられるか試したり
イヤァァァ!そんなこと思いつく神経が分からないわ!
さらに、片方の双子を長時間立たせ続けたり、水に浸した後両方の臓器を摘出して比較したりといった実験も行われたそうです。
解剖の際には麻酔を使用しなかったため、泣き叫ぶ双子が多数いたそうですが、数に狂いがあると叱責したり、ガス室送りにしていたとされています。
あまりにも酷すぎます!人間のやることじゃない!
そして、中でも最も残虐で非人道的とされるのが、結合双生児実験です。
一つの受精卵が分離せず生まれる双子のことを一卵性双生児と呼びますが、この分離がうまくいかず、体が結合したまま生まれてくる双子のことを結合双生児と呼びます。
当然、生きていくには困難が多く、片方の命が失われる危険性が高いのですが、メンゲレは結合双生児の臓器が共有できるのかを確かめるため、人為的に結合双生児を作り出したのです。
人為的にって…まさか!
そのまさかです。
しかし、そんな単純で浅はかな手術が成功するはずもなく、結合された双子は傷口の化膿や感染症により、激しい苦痛を受けながら数日で命を落としていきました。
もうホントやってること最低すぎて吐き気が…なんでこんなゲドワが存在してたの?
その後、1年足らずの間に3000人もの双子が実験の被験者となり、生き残ったのは160人にも満たない1割にも満たない数でした。
何か特別大きな成果が得られたという記録も残っておらず、ただいたずらに双子の命を弄んだという最悪の結果だけが、残されたのです。
こんなのは一度だってやってはいけない実験だわ。人類最大の汚点と言っても過言じゃない!
メンゲレの双生児実験は、歴史上でも類を見ない非人道的悪夢の実験として、現在も語り継がれています。
命を軽視し、人を人とも思わない行為。人間はこんな残虐なことも平気でできてしまうのかと思うと、怒りと恐怖で震えてしまいます。
このような悲劇が二度と起こらない平和な世界がずっと続けばいいな…。
と言うわけで、今回は人類が手を出すべきではなかった悪夢の人体実験第2弾を紹介しました。信じたくないような内容ばかりでしたね。
人は過ちを犯すものだと言う言葉もあるけど、してはいけない過ちってあると思うんだけど…。
全くだな。本来、どんな意図や目的であれ、他者の命を弄んだり害することはあってはならない。
興味や好奇心、利益や崇高な目的が目くらみになった人間には、そんな当たり前のことも見えなくなってしまうのでしょう。だからこそ、繰り返すという最悪の過ちだけは犯さないよう、目をそむけず知っておく必要があると思うぜ。
そんなところで、今日の動画はここまでにしよう。最後までご視聴いただきありがとうございました。動画が面白かったら高評価とチャンネル登録よろしくね!