Glock3のDeep Research機能徹底レビュー!驚異の速度と精度を検証
- 2025-02-24

Glock3のDeep Research機能徹底レビュー!驚異の速度と精度を検証
はじめに:AI調査エージェントの進化とGlock3の登場
こんにちは!MikiMiki Web Schoolです。
近年、様々なAIツールから「調査エージェント機能」であるDeep Researchが登場し、私たちの仕事効率を劇的に向上させています。ChatGPTやGeminiのDeep Research機能を使ってみた方も多いのではないでしょうか?
これらのDeep Research機能は、膨大な情報を効率的に調査し、要約してくれる強力なツールです。今回、X内に Glock というAI機能が登場しました。このGlockの中に、Deep Research機能が追加されたのです! 本記事では、Glock3のDeep Research機能と、Thinkモデルについて徹底的に解説していきます。
Glock3:驚異的なベンチマークテストの結果
これまで、MikiMiki Web SchoolではGlockについてあまり取り上げていませんでした。それほど注目していなかったのですが、今回、ベンチマークテストの結果を見て、ピックアップすることにしました。
ご覧の通り、Glock3は、Gemini 2.0 Pro、中国産の生成AI DeepSeek、Claude 3.5 sonnet、そしてGPT-4-0よりも はるかに高い数値 を出しているのです!
重要なのは、このベンチマークテストの結果が、Deep ResearchやThinkモデルではなく、 基本的な単一実行モデル (GPT-4-0やGemini 2.0といったベースモデル)での結果であるということです。
Thinkモデルとの比較:Glock3の優位性
Thinkモデルでの比較を見てみましょう。Glock3のThinkモデルは、他のモデル(Orca 3 Mini High、Orca 1モデル、DeepSeek R1、Gemini 2.0 Flash Thinking)と比較しても 非常に高い数値 を出しています。
もしこの結果が本当であれば、Glock3は革命を起こす存在と言えるかもしれません。
Chatbot Arenaでの評価:Glock3の圧倒的な性能
Chatbot Arenaの結果を見てみましょう。一般ユーザーがAIの名前を伏せて使用し評価したランキングですが、Glock3が堂々の 1位 となっています。Gemini 2.0 Flash Thinkingも推論に特化した使いやすいモデルですが、Glock3の方が優れていると答える人が多いのです。
Glock3 Deep Research機能の実践:驚異のスピードと簡潔なまとめ
それでは、実際にGlock3を使ってみましょう。今回はウェブ版のGlockを使用します(リンクは概要欄に貼っておきます)。無料で使用できます。モデルを切り替えることができ、Glock3が最新モデルとなっています。より深い推論を行いたい場合は、Thinkモデルを選択できます。
まずはDeep Researchから見ていきましょう。「どんなプロンプトを入力したら良いのか?」と迷う方も多いと思います。「普通のプロンプトと何が違うのか?」「どういうプロンプトを入力したら良いのか?」といったご意見もいただきましたので、MikiMiki Web Schoolの公式LINEでDeep Researchに特化したプロンプト集を 無料で配布 しています。
以下のようなプロンプトを入力してみましょう。
国内市場におけるスマート家電の競合状況について、主要企業の製品ラインナップ、マーケティング戦略、消費者動向を含む詳細なレポートを作成してください。
オンにすると調査エージェントが起動します。Deep Researchモデルは、まず考えて調査を開始し、翻訳を確認するという手順です。
驚くほどスピードが速い です!ChatGPTのDeep Researchに似ていますが、現在どのようなことを調査しているのか、そしてどのようなサイトを見ているのかが既に表示されます。これを見ることで思考のプロセスを確認できます。
多くの海外サイトを調査しているようです。レポートを作成し、消費者トレンドを掘り下げています。なんと 1分以内 で調査が完了しました!150のソースを見ながら、既にドキュメントにまとめてくれました。
無料 で使えるにも関わらず、クオリティは素晴らしいです!調査過程を大切にすることで、より良いアウトプットが得られます。
出力されたレポートは、簡潔にまとめられており、主要企業(Amazon、Google、Apple、Sonyなど)や消費者動向(省エネルギー、安全性、革新への関心の高まりなど)、市場概要とラインナップ(表形式で表示)などが分かりやすく示されています。
マーケティング戦略に関しても、シンプルで分かりやすいまとめになっています。Deep Researchの出力は文章量が多いことが多いですが、Glock3は簡潔にまとめられています。各企業のラインナップも企業ごとにまとめて表示されています。消費者動向の詳細も簡潔にまとまっています。
調査しながらまとめを作成してほしい人にはGlock3のDeep Researchが向いているでしょう。結論も簡潔にまとめられています。
他の調査エージェントよりも、簡潔でシンプルにまとめてくれます。そして スピードが速い 。これがGlock3のDeep Research機能の特徴です。
Glock3 Deep Researchの制限と有料プラン
ウェブ版で使用する際、Deep Research、Thinkモデルは無料で使用できますが、使用に制限があります。有料プランに登録すると、Super Glock になり、無制限に使用できたり、画像を作成できたりと、できることが広がります。月額30ドルです。
Thinkモデルの実践と比較:推論能力の検証
次はThinkモデルを試してみましょう。公式LINEで配布しているテンプレートも用意しています。
以下のプロンプトを入力します。
3人の兄弟がいます。兄弟の年齢の合計は30歳です。長男は次男より3歳年上で、次男は三男より2歳年上です。それぞれの年齢を求め、推論過程を説明してください。
Glock3が推論を開始しました。スピードが速く、インターフェースもおしゃれです。21秒で答えを出し始めました。
回答は、長男38.3歳、次男29歳、三男12.666…歳となっています。若干不正確ですが、大まかな年齢は合っています。
ChatGPTのOrcaモデルと比較すると、Orcaモデルは条件を絞り込み、長男12歳8ヶ月、次男9歳8ヶ月、三男7歳8ヶ月と正答を導き出しました。
推論過程に関してもOrcaモデルの方が詳細で分かりやすいです。スピードもGlock3と同等でした。
Glock3とChatGPT Deep Researchの比較:それぞれの強み
他のAIモデルと比較してみましょう。Glock3のDeep ResearchとChatGPTのDeep Researchを比較します。
ChatGPTのDeep Researchが最も良いアウトプットを出します。理由は、料金です。ChatGPTのDeep Researchは月額200ドルと高価です。しかし、Glock3は無料で使用できるので、良いアウトプットが出れば十分な選択肢となります。
同じプロンプトで比較してみましょう。
小売業界におけるオンラインとオフラインを融合したオムニチャネル戦略の成功例を分析し、消費者行動やテクノロジー活用の観点から今後の市場拡大ポテンシャルと具体的な施策を提案してください。
ChatGPTは、最初に「何について知りたいですか?」と詳細な内容を尋ねてきます。グローバルAIと入力します。
Glock3は対策を提案し、具体的な施策を検討し、引用を整理し、事例を追加し、可能性を評価するなど、非常に高速に処理します。記事を読み込んで、新しいビジネスモデルを提案するなど、独自の観点も含まれているのが面白いです。
アウトプットを導き出しました。スピードが速く、ChatGPTのDeep Researchモデルよりも高速です。69秒で提案を行いました。一方、ChatGPTはまだ2つの情報源を分析している段階です。
ChatGPTでは、アクティビティで現在何をしているのかを確認できます。この表示方法はGlockと似ています。
Glock3とOrcaモデルは、途中経過の表示方法が非常に似ています。ChatGPTは17の情報源を読み込んでいる状態です。
Glock3のアウトプットを見てみましょう。成功事例の分析、消費者行動やテクノロジー活用の観点からの分析、具体的な施策といった内容が、見出しを作成し、それを簡潔にまとめています。
詳細な調査レポートとして、成功事例の詳細分析を、先ほどと同様に表形式で表示しています。
具体的な施策の提案、市場拡大ポテンシャルの詳細、そして結論を出しています。独自の観点は少ないですが、内容を簡潔にまとめることに特化している印象です。
アウトプットの形式がParaphraseのDeep Researchに似ています。徹底的に調査してもらい、その先の情報を知りたい場合は、より詳細なプロンプトを入力する必要があります。情報を簡潔に知りたい場合は、Glock3が使えるでしょう。
Zaraの在庫統合といった言葉があったので、詳細をまとめてと入力すると、在庫統合の仕組みなどが詳細に出力されました。これが無料で使えるのは素晴らしいです。
かなり詳細に出力されます。しかし、もう少し詳細な内容や独自の観点、そしてプロンプトに対する分かりやすい説明があれば、さらに見やすくなるでしょう。無料なので、そこまでは求めるのは欲張りでしょうか。
Glock3とParaphraseの比較:情報ソースの違い
7分でアウトプットが出力されました。グローバル小売業界におけるオムニチャネル戦略、AI活用による成功事例と今後の展望といった内容です。
はじめに、オムニチャネル顧客は単一チャネル顧客に比べ、オンラインで10%多く、実店舗でも4%多く支出する傾向があるという情報があります。2025年には世界の小売取引の21%がオンラインで行われると予測されています。
成功事例として、Amazonはデータ統合とチャネル拡大による顧客中心主義を強調し、卓越した顧客体験に集中している点が挙げられます。
大まかな情報をキャッチアップできます。この内容をまとめたのが、Glock3のDeep Researchのようです。
簡潔にまとめてくれているGlock3だけだと分かりにくい部分があるので、ChatGPTのDeep Researchが補足説明してくれているように感じます。
情報源はほぼすべて海外のウェブサイトです。Paraphraseと比較すると、Paraphraseは日本のサイトを中心に出力するのに対し、Glock3は海外のサイトを中心に出力します。グローバルな情報を集めたい際にGlock3は非常に役立ちます。
Glock3のウェブサイトと無料利用期間
Glock3のウェブサイトでは現在無料で使用できます。Deep ResearchとThinkモデルを使用できます。イーロン・マスクは、Glockのサーバーがダウンするまで無料で使用できると発言しているので、早めに使ってみましょう。
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結論:Glock3は簡潔な情報収集に最適なツール
Glock3のDeep Researchは、簡潔な情報をすばやく得たい場合に最適なツールです。ChatGPTのDeep Researchと比較すると、アウトプットの形式や情報ソースなどに違いがあります。
Glock3はXに統合されているため、Xで共有されている情報に基づいた分析を得られるという利点があります。一方、ChatGPTはより広範な情報ソースにアクセスできます。それぞれの強みを理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。