実家に帰省したら知らない家族が住んでいた…衝撃の家族の謎を解き明かすスレッド!【2024年年末事件簿】
- 2024-12-31
実家に帰省したら知らない家族が住んでいた…衝撃の物語
2018年4月。イチジさんは実家に帰省したところ、なんと知らない家族が住んでいるという衝撃的な事態に遭遇しました。ゴールデンウィークを利用して帰省したイチジさんは、実家のチャイムを鳴らしまくって家族に迎えを請いますが、応答はありませんでした。 代わりに、全く知らない家族が住んでいるという現実が待ち受けていたのです。
警察を呼ばれたものの、本籍確認を終えるとすぐに解放されたイチジさん。一体何が起きたのか? 混乱するイチジさんは、家族の居場所を突き止めようと、インターネット上のスレ民に助けを求めます。
スレ民からのガチアドバイス…そして予想外の展開
イチジさんの焦燥感あふれるスレには、スレ民たちから次々とガチアドバイスが飛び交います。しかし、事態は思わぬ方向へ展開していくのでした。
- イチジさんの状況: 5年前の帰省を最後に実家には戻っておらず、知らない家族は3年前から住んでいるとのこと。2年間の空白期間に何があったのか?
- スレ民の反応: 「よっぽど嫌われてたんだな」「一体何をしたんだ?」など、厳しい言葉も飛び交います。
- イチジさんの説明: 反対を押し切って結婚し、妻に先立たれたこと。しかし、これは家族と不仲の理由にはならない様子。
イチジさんは、家族に電話をしてみますが、誰にも繋がりません。3ヶ月前に帰省予定を電話で連絡した際も、何の返答もありませんでした。
証拠集めと、新たな事実
スレ民からのアドバイスを受けて、イチジさんは戸籍謄本を取ろうとしますが、有能スレ民により、それが意味のない行為であることが判明します。
結局、失踪届を出すしか無いと告げられたイチジさんは、その日はネットカフェに泊まることになります。絶望的な状況です。
その後、弟から連絡が来ます。弟も4年前に実家を出ており、両親が引っ越したことを知らなかったのです。
さらに衝撃的な事実が判明します。
- 弟の証言: 最近両親と食事をしたものの、引っ越しについては全く話が無かった。
- イチジの行動: ネットカフェを出て、弟と合流することに。
弟との合流後、イチジさんから衝撃的な速報が届きます。
「知らない間に叔父さんがおじいちゃんになってた」
叔父さんの証言と、相続問題の影
弟の話によると、両親の固定電話の番号は変わっておらず、同じ市に住んでいることが判明します。しかし、弟は何度も両親に会っているにも関わらず、引っ越しについては知らされていませんでした。さらに、弟は知らない間に結婚し、子供までいたのです!
そして、弟の妻から、さらに衝撃的な言葉が飛び出します。
「葬儀や出産祝いにはかなり参加してくれたよね」
結婚のことを知らなかったイチジさんには、全く意味が分かりません。
スレ民は、弟が両親とグルである可能性を考えますが、イチジさんが両親を必死に探していることから、本当に知らないのではないかと推測します。
また、送られていないはずの葬儀の案内状が届けられていたという事実も判明。 実家経由で届いていたことが判明しました。
イチジさんは嫌われていた、関わられたくなかったという意見も出ますが、イチジさんは何度も実家に謝罪に行き、和解していたと主張します。
そして、事件は急展開…
1時間後、イチジさんから続報が届きます。弟が叔父さんと連絡を取ったところ、叔父さんも引っ越しのことを知らず、電話も繋がらないとのことでした。
イチジさんは叔父さんと合流することを決めます。
この展開に、スレ民たちは異世界転移を疑い始めます。
イチジさんは叔父さんと合流し、実家だった場所に向かいます。住民と話をし、スレに報告します。
判明したことは以下の通り。
- 現在の住人は赤の他人: 3年前から賃貸契約で住んでいる。
- 契約書はすぐに出せない: 仲介業者に聞いてほしいとのこと。
両親の居場所は特定されていません。
騒動に押し掛けたことを指摘されると、叔父さんの提案で、住民が外出する前に張り込むことになったとのこと。
イチジさんが「そんな外出する家族ある?」と発言すると、スレ民から
「本当に常識人ですか?」
とボロクソに批判されてしまいます。
警察への相談と、行き詰まり…
交渉は叔父さんが担当し、イチジさんは弟の家に帰ります。しかし弟は仕事に出てしまいます。
今後の予定は、
- 叔父さんと仲介業者に事情を聞きに行くこと。
- 叔父さんと弟の妻から実家に電話をしてもらうこと。
と説明しますが、現状では失踪届を出すこともできません。
イチジさんは、落ち着いて時間をつぶします。
1時間後、イチジさんは仲介業者に向かうのでした。
気になるスレ民たちはスレを保存し、イチジさんの帰りを待ちます。
午後2時。イチジさんが報告します。仲介業者と管理会社に連絡はついたものの、何も答えられないとのこと。
さらに、両親との連絡は取れず、近隣住民に話を聞いても、いつの間にか引っ越したという情報しか得られません。
いつまでたっても見つからない両親に、スレ民たちは失踪届や事件の可能性を考え始め、捜索願を出すか住民票を取るしかないとアドバイスします。
イチジさんは警察に捜索願を出し、住民票の請求をすることにします。
そして、母からの電話…そして、衝撃の真実
何の進展もなく、弟が帰ってくるまで、イチジさんは失踪届を出すことにします。8時間後、爆発寸前のイチジさんから進捗報告が入ります。
弟によると、弟が母に送ったLINEが既読になっているとのこと。しかし、何度電話しても応答はありません。
警察に相談するも、現状では事件性がないため、明日まで待つように言われてしまいます。
結局、どの業者に問い合わせても返答はなく、両親に何が起きているのか分からずじまい。
翌日、警察に行くことを伝え、このスレは一旦閉鎖される…と思われたのですが、5月3日、新たなスレが立ちます。
「報告 実家に帰省したら知らない家族が住んでいた件について」
相談していた件が解決したとイチジさんがスレを立てたのです。
そして明かされる、驚愕の真相
突然の解決報告に、今まで見ていたスレ民たちが湧き立ちます。イチジさんは事件の顛末を報告します。
結論から言うと、両親は健在でしたが、相続問題が絡む大問題に発展していました。
前回報告後、警察に捜索願を出そうとしたものの、管轄が違うという理由でたらい回しされたとのこと。
結局、叔父さんの住んでいる地域で捜索願を出しました。しかし、弟のLINEは既読になっているのに連絡がつかず、誰からも電話に出てもらえません。
そして、ついに、弟の元に母から電話がかかってきました。
「考えて引っ越してるから探すな。顔は出すけど住所は教えられない」
意味不明な電話でした。
直接話し合うことになりますが、なぜかイチジさんと叔父さんには両親と面会をさせず、弟が話すことになったのです。
そして、弟が両親から聞いた話は、ひどいものでした。
- イチジと叔父には一切遺産を相続させないつもりであること。
- 弟には本家を相続させる予定であること。
- イチジの父と叔父には血縁関係がないこと。
- 祖父は既に亡くなっていること。
- イチジの父が本家を相続すること。
- 遺産相続で揉める可能性が高いことから、住所を教えてもらえなかったこと。
- 元の家は弟に相続させること。
すべて初耳のイチジさん。弟は内心、気持ち悪かった様子です。
しかし、弟は突然の相続の話に困惑し、話を終えたのでした。
この話を聞いた叔父さんは、相続の話は聞いていないとブチ切れ、祖父の家を襲撃しますが、誰もいませんでした。
叔父さんの調査によると、祖父は施設に入所しており、たまにしか帰らないとのこと。祖父の病気についても知らされていませんでした。イチジの父が勝手に動いていたことにブチ切れる叔父さん。
ドロ沼の展開に、スレ民たちは呆れ顔。
その後、弟の説得により、イチジ、弟、叔父、父の4人で話し合うことになりますが、父親は弁護士を雇い、それ以外では話さないと言い張る一方的な展開。
イチジは「なんで俺にそんな態度をとったんだよ」と父に尋ねますが、「自分の胸に聞いてみろ」と突き放されてしまいます。
話は終わりません。叔父さんは怒り続け、弟も突然の相続の話に困惑。後日改めて話し合うことになります。
その後、イチジは両親の安否が確認できたため、捜索願を取り下げます。
そして、はぶられた者同士で対策を立てようと、叔父さんと二人で酒を飲むことに…。
ムナクソ悪い話を聞いたスレ民は、裁判で徹底的に争えとイチジに忠告しますが、イチジさんは血縁関係を断ち切りたいと主張します。
結局、イチジがはぶられた理由は、結婚の際に実家と大ゲンカしたからでした。家系を絶やさぬことを第一に考えていた両親は、長男であるイチジが家を出て行ったことを許していなかったのです。
しかし、イチジは本家や分家の話など30年間生きてきて初めて聞いたと言い、相続にも納得していません。
スレ民のアドバイスもむなしく、この投稿を最後に、イチジさんはスレから姿を消しました。
金銭や利権の問題が、家族をも狂わせてしまう恐ろしさが、生々しく描かれたスレッドでした。皆様も、十分にお気をつけください。