英語の三人称単数現在形における「s」は必須?ネイティブスピーカーへの伝わり方を徹底解説!
- 2025-01-05
英語の三人称単数現在形における「s」は必須?ネイティブスピーカーへの伝わり方を徹底解説!
はじめに
こんにちは!サイモンです。今回は、英語の三人称単数現在形における「s」がないと、ネイティブスピーカーにどのように伝わるのかを徹底的に解説していきます。
皆さんは「三人称単数現在形」ってご存知ですか?簡単に言うと、主語が「he」「she」「it」の場合、動詞に「s」をつけるルールのことです。 少し難しい言葉に感じますが、例文を通して分かりやすく説明していきます。
三人称単数現在形の「s」のルール
まず、基本的なルールを確認しましょう。
- 主語が「I」「you」「we」「they」の場合: 動詞に「s」は付きません。
- 例:
I eat sushi.
(私は寿司を食べます)
- 例:
- 主語が「he」「she」「it」の場合: 動詞の語尾に「s」が付きます。
- 例:
He eats sushi.
(彼は寿司を食べます) - 例:
She eats sushi.
(彼女は寿司を食べます) - 例:
It eats fish.
(それは魚を食べます)
- 例:
一見簡単そうですが、例外も存在します。以下で詳しく見ていきましょう。
例外1:不規則動詞
いくつかの動詞は、三人称単数現在形において規則的な「s」の付加に従いません。最も代表的な例が have
です。
I have a pen.
(私はペンを持っています)He has a pen.
(彼はペンを持っています) →have
がhas
になります。She has a pen.
(彼女はペンを持っています)
例外2:語尾が「s, o, x, sh, ch」の動詞
語尾が「s, o, x, sh, ch」で終わる動詞には、es
が付きます。 覚え方として「ソックスシュー」という語呂合わせが有効です。
- 例:
I fish.
(私は魚釣りをする) - 例:
He fishes.
(彼は魚釣りをする) →es
が付きます。 - 例:
I mix.
(私は混ぜる) - 例:
She mixes.
(彼女は混ぜる) →es
が付きます
例外3:語尾が「y」の動詞
語尾が「y」で終わる動詞は、多くの場合、y
をi
に変えてes
が付きます。
- 例:
I study English.
(私は英語を勉強します) - 例:
He studies English.
(彼は英語を勉強します) - 例:
I fly.
(私は飛ぶ) - 例:
She flies.
(彼女は飛ぶ)
しかし、例外として、y
の前に母音(a, e, i, o, u)がある場合は、通常通りs
のみが付きます。
- 例:
I buy a book.
(私は本を買う) - 例:
He buys a book.
(彼は本を買う)
三人称単数現在形の「s」がないとどうなるのか?
では、本題です。三人称単数現在形の「s」がなくても、ネイティブスピーカーに通じるのでしょうか?
結論から言うと、完全に通じないわけではありません。 特に非ネイティブスピーカー同士の会話や、カジュアルな状況では、文法的な誤りであることは認識されながらも、意味は理解されることが多いです。
例えば、He likes dogs.
を He like dogs.
としても、相手が非ネイティブスピーカーであれば、それほど違和感なく理解してもらえるでしょう。しかし、ネイティブスピーカーに対しては、多少の違和感は感じられる可能性があります。文法の間違いだと認識されるのはほぼ確実です。
以下に具体的な例を挙げてみます。
-
He likes dogs.
(彼は犬が好きです) →He like dogs.
(彼は犬が好きです)- ネイティブスピーカー:多少の違和感を感じるが、意味は理解できる。
- 非ネイティブスピーカー:問題なく理解できる。
-
She plays baseball.
(彼女は野球をします) →She play baseball.
(彼女は野球をします)- ネイティブスピーカー:違和感を感じる。文法の間違いだと認識される。
- 非ネイティブスピーカー:意味は理解できる。
-
I play baseball.
(私は野球をします) →I plays baseball.
(私は野球をします)- ネイティブスピーカー:非常に不自然に聞こえる。文法の間違いが大きく目立つ。
- 非ネイティブスピーカー:意味は理解できるかもしれないが、文法的におかしいと感じる可能性が高い。
ネイティブスピーカーと非ネイティブスピーカーの感覚の違い
ネイティブスピーカーと非ネイティブスピーカーでは、三人称単数現在形の「s」の有無に対する感覚に違いがあります。
非ネイティブスピーカーが「s」を省略しても、ネイティブスピーカーはたいてい文脈から意味を理解しようとします。しかし、ネイティブスピーカーが「s」を省略すると、文法的な誤りだけでなく、話し手の言語能力や注意不足を暗示する可能性があります。
例:
-
ネイティブスピーカー:
He play the piano.
(彼はピアノを弾く) これは、文法的に間違っているため、ネイティブスピーカーには不自然に聞こえます。 -
非ネイティブスピーカー:
He play the piano.
(彼はピアノを弾く) 文法的に間違っていることは承知の上で、意味は理解可能です。会話がスムーズに進めば、ネイティブスピーカーもあまり気にしないかもしれません。
よりフォーマルな状況や、正確なコミュニケーションを必要とする場面では、「s」を正確に付けることが重要です。
「s」を省略することで起こりうる誤解
「s」を省略すると、時制の誤解を招く可能性があります。
例えば、She enjoys playing with her friends.
(彼女は友達と遊ぶのが好きです) を She enjoyed playing with her friends.
としてしまうと、過去形(彼女は友達と遊ぶのが好きだった)と解釈されてしまう可能性があります。
そのため、正確な意味を伝えたい場合は、「s」を正しく使用することが非常に重要です。
まとめ
三人称単数現在形の「s」は、文法的に正しい英語を話すためには必須です。省略しても意味が通じないわけではないものの、ネイティブスピーカーには違和感を与え、誤解を招く可能性があります。
特に、フォーマルな場面や、正確なコミュニケーションが必要な場面では、「s」を正しくつけるように心がけましょう。ただし、非ネイティブスピーカー同士の会話など、カジュアルな状況であれば、それほど厳しく指摘されることは少ないでしょう。
今回の説明が、皆さんの英語学習の役に立てば幸いです。
次回の動画もお楽しみに!Thank you guys for watching! See you next time! Bye!