デスクトップPCはもう不要?ノートPCだけで十分な理由を徹底解説!
- 2024-12-14
デスクトップPCはもう不要?ノートPCだけで十分な理由を徹底解説!
はじめに:デスクトップPC不要論
皆さん、こんにちは!トーマスです。今回は、私の独自の経験と検証に基づいて「デスクトップパソコン不要論」を解説していきます。
「デスクトップPCなんていらんだろ!逆張りかよ!」そう思う人もいるかもしれません。しかし、私はこれまで一度も逆張りしたことはありません。私は、世間の意見と異なる場合にのみ動画を投稿しているため、結果的にすべての動画が逆張りに見えるだけなのです。「私も同じ気持ちです!」という動画を出したところで、何の意味もありませんよね?
今回、デスクトップPC不要論を語るに至った理由は、最近のPCを取り巻く環境が劇的に変化したからです。そして、ついに私もデスクトップPCを手放す決意をしました。その理由を、私の体験に基づいて解説していきます。
デスクトップPC、そして決断の瞬間
きっかけは、私のデスクトップPCの処分です。2020年4月に何と27万円で購入した高性能マシンでした。マニアの人からすれば「27万円なんて大したことない」と思うかもしれませんが、私にとっては相当な出費でした。
デスクトップPCは本体だけで何もできません。別途ディスプレイ、キーボード、マウスなどが必要で、本体だけで27万円もするものを購入したのです。そして、その高性能デスクトップPCを、何と半年も起動していないことに気づいたのです。
そのスペックは、CPUがCore i9 9900K、メモリ32GB、RTX 2070S、ストレージ12TBと、当時としては最高峰の構成でした。人気オンラインFPSゲーム「Apex Legends」も余裕でプレイできる性能です。60FPSフルHDで安定して動作しました。
ノートPCの驚異的な進化
しかし、そんな高性能デスクトップPCを全く使わなくなった理由。それは、Yoga Slim 770i Pro Xというノートパソコンを3ヶ月前に購入したからです。このノートパソコンが、驚くほど高性能だったのです。
そのスペックは、CPUがCore i7-12700H。なんと処理能力がデスクトップPC(Core i9 9900K)と比較して40%も向上しているのです!メモリ32GB、RTX 3050、ストレージ1TB。RTX 3050は処理能力がデスクトップPC(RTX 2070S)より劣りますが、CPU性能の向上がそれを補って余りある程でした。
Apex Legendsは一応プレイ可能で、安定はしないものの、プレイに支障がないレベルの性能を備えていました。
驚くべき性能向上:CPUとGPUの進化
なぜこんなことが起きているのか?それは、ここ3年間でパソコンの処理能力が圧倒的に、飛躍的に向上したからです。
具体的に見てみましょう。
- CPUの世代交代: 私のデスクトップPCは第9世代Core i9ですが、ノートPCは第12世代Core i7です。世代交代によって処理能力と省電力性能が大幅に向上しました。消費電力が非常に低いのに、処理能力がめちゃくちゃ高いのです。
- GPUの進化: RTX 2070SとRTX 3050を比較してみても、3年間でGPUの性能も飛躍的に向上していることが分かります。
これらのCPUとGPUの処理能力が飛躍的に向上した結果、デスクトップPCの処理能力がとんでもないものになっているのに対して、ノートPCの処理能力も向上し、デスクトップPCに追いつき、そして追い越すほどになったのです。
デスクトップPCが必要だった理由:過去の遺物?
では、なぜ私が過去にデスクトップPCを購入したのか?2020年4月当時、ノートPCで動画編集をするのは事実上不可能だったからです。「ノートPCで動画編集?時間効率考えた方がいいんじゃない?」というのが当時の常識でした。
その当時のノートPCに搭載されていたGPUはGTX 1050と、ゴミGPUでした。そして、クソでかい充電器が必要でした。処理能力が低いノートPCを動かすために、600gもある巨大な充電器を持ち運ばなければならなかったのです。
処理能力が低いノートPCで動画編集をするのは非現実的でした。だから、動画編集にはデスクトップPCが必要だったのです。デスクトップPCの所有は必然だったのです。
3年間で変わった世界:Thunderboltの革命
しかし、時代はたった3年でめまぐるしく変わりました。2023年現在、ノートPCで動画編集が余裕でこなせるようになっているのです。
それは、先ほど説明したCPUの40%の性能向上に加え、RTX 3050というそれなりのGPUを搭載できるようになったこと、そして、たった100Wの小さな充電器で動作するようになったからです。発熱も少なく、性能低下もありません。
つまり、何が起きたのか?もうお分かりですよね?動画編集をするのであれば、デスクトップPCを使うまでもないのです。もはやデスクトップPCの性能を活かせるのはゲームくらいではないのかと言われているのが、2023年現在の状況です。たった3年で状況は大幅に変わってしまいました。
私の場合、デスクトップPCを27万円で購入したのに対し、ノートPCは25万円で購入しました。ゲーム以外の作業では、ノートPCの方が処理能力で上回っているのです。
デスクトップPCの強みは?ノートPCとの比較
普段の作業効率を比較してみると、写真、動画編集においてノートPCがデスクトップPCを上回っています。
では、デスクトップPCに残された強みは一体何でしょうか?それは
- 拡張性
- データ容量
- ゲーム
この3点くらいしかありません。私はゲームをしないので、拡張性とデータ容量のみが残るわけですが、ついにそこに関しても状況が変わってしまいました。
Thunderboltの威力:1本のケーブルで全て解決
それがThunderboltです。ノートPCの拡張性に革命が起きてしまったのです。
私の現在の拡張環境のシステム構成図がこれです。ノートPCにケーブル1本だけ接続することで、充電、ディスプレイ、ミキサー、外部マイク、スピーカー、ヘッドホン、外部SSD2台、SDカードスロット2つ、USBポート3つ、10TB HDD、キャプチャーボード、Nintendo Switch全て接続できています。
なんと、これらのデバイスをたった1本の磁石式ケーブルで接続し、充電もまかなえているのです。これがThunderboltの破壊力です。
ノートPCでこれだけの拡張ができるのに、デスクトップPCは必要なのか?
ノートPCのメリット:手軽さ、拡張性、価格
どうやら私はそれに気づいてしまったようです。今やノートPCは、持ち運べるデスクトップPCと化してしまっているのです。
- 手軽さ: 普段はノートPCを持ち歩き、スタバで作業なんてことも可能です。家に帰ってきて、ケーブル1本繋げば完了!手間暇なし!
- 拡張性:Thunderboltによって、複数のデバイスを簡単に接続できます。
- 価格: 15万円以下のノートPCでも十分な性能が得られます。
デスクトップPCのデメリット:価格、拡張性、処分
デスクトップPCは、本体のみでは何もできません。性能を活かすためには、ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカーなどが必要になり、コストがかかります。それに比べてノートPCはオールインワンです。
そして、デスクトップPCの処分は、非常に困難です。サイズが大きく、発送料も高くつきます。データの保存も手間がかかります。
結論:デスクトップPCはもうニッチな製品?
デスクトップPCとノートPCの性能差は、15万円前後が分岐点です。15万円以下の予算であれば、ノートPCの方が性能も高く、安く済む場合があります。逆に、15万円を超える予算であれば、デスクトップPCの方が性能が高いです。
しかし、デスクトップPCの価値は、ここ3年間の進化によって急速に低下しています。そのため、デスクトップPCはニッチな製品になりつつあります。
お買い得なPC選びのヒント
15万円以下の予算で十分な性能のノートPCは探せば必ず見つかるでしょう。例えば、内山智力さんのツイートで紹介されたVictus 16は、Core i7-12700H、RTX 3060 Laptop、16.1インチフルHDディスプレイ、144Hzで、11万2352円(税込)という驚異的な価格でした。
まとめ:あなたのニーズに合ったPCを選びましょう
デスクトップPCの高い処理能力は、多くのユーザーにとって不要なオーバーキルになっている可能性が高いです。いくら高性能なPCを買っても、YouTubeしか見ていないなんて人もいるでしょう。高性能なPCを買うのが趣味なら問題ありませんが、性能が高すぎるがゆえに、使いこなすのが難しくなっている、という状況です。さらに、デスクトップPCの処分も困難です。
動画編集やゲームをしないライトユーザーであれば、8万円前後のノートPCで十分です。動画編集をする人、ゲームをする人、それぞれのニーズに合ったPCを選びましょう。
今後のパソコンの選び方
ライトユーザー(動画編集やゲームをしない人): 8万円前後のGPU非搭載ノートPC
動画編集や趣味程度のゲームをする人: 15万円以下のGPU搭載ノートPC
ガチゲーマー: 20万円以上のデスクトップPC(ディスプレイ、キーボード、マウスにもこだわるべき)
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