有名芸能人の事業失敗事例から学ぶ！成功への道筋と注意点

有名芸能人の事業失敗事例から学ぶ！成功への道筋と注意点

はじめに

皆さん、こんにちは！ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙です。私たちって、わりと知名度もある方ですよね？最近はありがたいことに、動画などをたくさんの方に見ていただける機会が増えたように思います。そこで今回は、知名度を活かして事業を展開する芸能人について、成功例だけでなく失敗事例も交えて考察していきます。特に、事業に失敗した芸能人をピックアップし、その原因や教訓を深く掘り下げて解説することで、読者の皆様の事業計画に役立てていただけたら幸いです。 成功の裏側には、多くの努力と戦略、そして時に失敗からの学びがあることを、一緒に探っていきましょう。

芸能人の事業参入と失敗：多角経営の落とし穴

芸能人は、高い知名度と人気を背景に、様々な事業に参入することが容易です。しかし、成功するとは限らないことを、今回は3人の芸能人の事例を通して学びます。彼らは、それぞれの個性と才能を生かし、事業に挑みました。しかし、結果として、事業は失敗に終わってしまいました。彼らから何を学ぶべきか、深く考察していきます。

事例1：田口淳之介さんのレストラン経営

田口淳之介さんといえば、「入り口、出口、田口！」という一発ギャグでおなじみ、愛知県出身の歌手でタレント。男性アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバーとしても知られています。リーガルハイでの自然な演技も印象的でした。

1999年5月にジャニーズ事務所に入所し、2006年3月にKAT-TUNとしてデビューを果たしました。しかし、2015年11月、グループの脱退と事務所からの退所を音楽番組の生放送中に発表。ファンにとっては衝撃的な出来事だったでしょう。

脱退・退所の理由は「30歳を目前にして、これからの生き方、自分の道を模索した結果」とのことでした。30歳は人生について深く考える時期かもしれません。特に、アイドルという職業の人はなおさらそうかもしれませんね。

2016年3月末にグループを脱退、事務所を退所後、同年9月に自身の公式ウェブサイトで活動を再開。個人事務所を設立し、11月にはソロデビューを果たしました。アイドルではなく、アーティストとして再出発したのです。

しかし、2019年5月、違法薬物の所持容疑で逮捕、芸能活動を停止することとなりました。同年10月、懲役6ヶ月、執行猶予2年の判決が言い渡されました。

田口淳之介さんのレストラン事業：華々しいスタートと静かな終焉

2024年1月に、自身がプロデュースした中東料理を提供するレストラン「淳のテーブル」を渋谷にオープンしました。オープン1ヶ月前には、オープン記念レセプションパーティーを開催。メディアも駆けつけ、取材にも応じていました。注目度は非常に高く、成功への期待が高まりました。

「淳の」という愛称は、KAT-TUN在籍時からの愛称だったため、ファンへの訴求力も高かったと言えるでしょう。メディアの取材があったということは、かなりの注目を集めていたという証左です。

レストランオープンに至った背景には、2023年7月に日本最大級のポーカーイベントの公式パートナーに就任したことが関係しているようです。大会運営会社が新たにレストランをオープンさせることになり、そのプロデューサーになってくれないかという打診があったとのことです。

実は、執行猶予明けの活動再開後、プロ雀士やポーカープレイヤーとしても活動していたというネットニュースを読んだことがあります。この繋がりで話がきたのでしょう。

レストランのコンセプトと問題点

レストランのコンセプトは「自分が行きたい店」をテーマにしたものでした。内装はリゾートホテルの大人気をイメージし、食事だけでなく、ソファやテーブルといった家具など、店内にあるものは全て監修したとのこと。さらに、自身の姿がボトルデザインになったオリジナルシャンパンも置いていました。

ファンにしてみれば、田口さんの趣味やセンスを存分に味わえる空間は最高の幸せでしょう。しかし、残念ながら客足は伸びず、オープンから8ヶ月後の2024年8月には営業形態を変え、イケメンカフェとして再開しました。 しかし、イケメンカフェになってからも5ヶ月後の2024年12月30日をもって閉店することとなりました。

ネット上では、「オープンから1年未満で閉店とは」「今年の8月にグランドオープンしたばかりのはずなのに、早すぎる！」「来年も行く予定だったのに」といった驚きの声が上がっています。 ファンの視点からすれば、誠に残念な結果だったと言えるでしょう。

閉店理由と考察

閉店理由について明確な情報はありませんが、いくつかの推測が可能です。

• 知名度だけでは不十分: アイドル時代の人気が、そのままレストラン経営の成功に繋がるわけではないことを示しています。
• 経営ノウハウの不足: 芸能活動とは異なる、専門的な経営知識や経験が不足していた可能性があります。
• コンセプトのずれ: 高級感あふれるレストランというコンセプトが、客層とマッチしていなかった可能性も考えられます。
• 本人の熱意の低下: 薬物事件の影響や、他の活動への専念などが、事業への熱意の低下に繋がった可能性も否定できません。

事例2：手越祐也さんの脱毛サロン経営

手越祐也さんは、1987年11月11日生まれ、神奈川県出身の歌手でタレント。「NEWS」「テゴマス」の元メンバーとしても有名で、ジャニーズ事務所在籍中の作詞能力は傑出していました。

2020年6月、ジャニーズ事務所との専属契約を合意解除し、独立しました。新型コロナウイルス拡大に伴うステイホーム中に外出していたことが週刊誌で報道され、批判が集中しましたが、独立自体はそれ以前から決まっていたものでした。

手越祐也さんの脱毛サロン事業：華々しいスタートと急転直下

YouTubeチャンネル開設後、精力的に活動を再開。写真集の出版や公式ファンクラブの開設など、多岐にわたる活動をスタートさせました。

2020年10月、「僕が手がける事業第一弾」として、手越さん自身がプロデュースする脱毛サロン「手越Beauty Salon」を、神楽坂、川口、新橋、川越にオープンしました。

脱毛サロンのコンセプトと事業展開

手越さんは美を追求することに余念がないそうで、パックやスチーマーを使ったセルフケアはもちろん、美容医療の手術を受けるなど、幅広いケアを取り入れているとのこと。その美意識の高さから、脱毛サロンをオープンさせたようです。

さらに、彼は以前から美容外科医としての仕事に憧れがあり、ジャニーズアイドル時代には叶わなかった夢を実現させたと言われています。

サロンのYouTubeにも自ら出演し、脱毛サロンをオープンさせた思いや、美意識について熱く語るなど、積極的な宣伝活動を行いました。経営は順調で、オープンから1年後にはさらに3店舗を増やし、全国7店舗にまで拡大しました。

急激な凋落：1年半で全店閉店

しかし、2022年3月発売の週刊文春で、売上低迷と経営悪化が報じられました。そして、報道翌月、オープンからわずか1年半後の2022年4月に事業を別の会社に譲渡、全店閉店となりました。

閉店理由と考察

閉店理由として考えられるのは、以下の通りです。

• 急激な拡大: 店舗数を短期間で増やしすぎたことで、経営が負担しきれなくなった可能性があります。
• ターゲットの絞り込み不足: 手越さんのファンをターゲットとしたものの、その層だけでは事業の継続は難しかった。
• 競合の激化: 脱毛サロン市場は競争が激しい業界であり、価格競争に巻き込まれた可能性も考えられます。

来店ごとに手越さんのスペシャルカードがランダム配布されたり、契約者には手越さんのスペシャルライブやイベントに招待されたりと、ファン向けの特典が数多くあったことから、閉店はファンに大きな衝撃を与えたようです。

事例3：紗栄子さんのアパレルブランド事業

紗栄子さんは、現在タレントというより実業家のイメージが強い方ですね。1986年11月16日生まれ、宮崎県出身のタレント兼実業家です。2003年に芸能界デビューし、2007年にはプロ野球選手のダルビッシュ有さんとの結婚と妊娠を発表し、2児に恵まれました。

紗栄子さんのアパレルブランド事業：初期の成功と模倣問題

2012年にダルビッシュさんとの離婚を発表後、シングルマザーとしてタレント活動を行う傍ら、2020年から栃木県那須にある牧場「NASU FARM VILLAGE」の経営者としても活動しています。牧場経営は、経営母体が変わり牧場の運営が危ぶまれた際に、「私に何かできないか」と考えたことがきっかけだそうです。

経営手腕とアパレル事業の失敗

希少な馬を守るために、経営と移住を決めたという、素敵なエピソードがあります。

しかし、そんな紗栄子さんですが、2009年にアパレルブランド「Pepikyty」をスタートさせ、事業に失敗したことはあまり知られていません。

その理由は、2009年2月に「Pepikyty」のデザインがアパレルブランド「CECIL McBEE」と酷似しているという指摘がネット上で上がり始めたことです。類似ではなく、ほぼ同じデザインが複数存在したのです。

デザインの類似性と事業の終焉

記事では、具体的なデザインの比較画像が示されており、確かに「Pepikyty」と「CECIL McBEE」のデザインは非常に類似していることがわかります。袖の長さや生地の色、柄の配置など、細部に至るまで酷似している点が多いです。素材についても、綿65%、ポリエステル35%など、素材構成もほぼ同じだったそうです。

「CECIL McBEE」と酷似しているという指摘は、ダルメシアン柄のミニワンピース、袖についたチェック柄のバッグ、ダルメシアン柄の帽子など、計4点にあったと言われています。

4点ものデザインが酷似しているというのは、さすがに偶然とは言い切れません。「Pepiky素子さん自身が「CECIL McBEE」の服を好んで着ていた」という指摘もあり、デザインを参考に、少し変えて自分のブランドで出してしまったと考えられます。

価格についても、「Pepikyty」の方が高額で販売されていたことが明らかになったことで、人気は急落。「Pepikyty」はブランドスタートから2年後の2010年11月、経営不振を理由に閉店しました。

紗栄子さんのその後：継続する事業展開

しかし、その後も紗栄子さんは精力的に事業を展開しています。2023年6月には新たなアパレルブランド「Alison Brown」をスタートさせています。しかし、2024年8月、週刊誌が「Alison Brown」で販売されている4500円のキャップが、中国のアパレル通販サイト「SHEIN」で販売されている554円の商品と全く同じであることを報じています。

まとめ：成功のための教訓

3人の芸能人の事例から、事業成功には以下のような要素が必要だと考えられます。

• 綿密な市場調査: 顧客ニーズを正確に把握し、それに合った商品やサービスを提供することが重要です。
• 明確な事業計画: 事業の目的、ターゲット、戦略、リスクなどを明確に示した計画が必要です。
• 専門知識の習得: 事業分野に関する専門知識や経営ノウハウを習得する必要があります。
• 継続的な努力と熱意: 成功には、継続的な努力と熱意が不可欠です。
• 倫理的な配慮: 著作権侵害や模倣などの不正行為は、事業の信頼性を損ないます。

いくら知名度があっても、これらの要素が欠けていれば、事業は失敗する可能性が高いということを、今回の事例は示しています。

終わりに

今回は、有名芸能人の事業失敗事例についてご紹介しました。 芸能人であっても、事業は容易ではないことを改めて認識できたのではないでしょうか。 成功するためには、知名度だけでなく、綿密な計画と継続的な努力が不可欠です。 そして、常に倫理的な観点も忘れずに、事業に取り組む姿勢が大切だと感じます。

ご視聴ありがとうございました！