愛猫が布団に入る理由7選!一緒に寝るための条件と注意点も解説
- 2024-11-29
愛猫が布団に入る理由7選!一緒に寝るための条件と注意点も解説
寒い夜、温かい布団の中で愛猫と寄り添って眠る…そんな夢のようなひとときを過ごしたい飼い主さんは多いのではないでしょうか? しかし、愛猫がなぜ布団に入るのか、その理由をご存知でしょうか? 単なる甘えだけではありません! 今回は、愛猫が飼い主さんの布団に飛び込んでくる7つの理由と、一緒に眠るための条件、そして注意点を詳しく解説します。愛猫との絆をより一層深め、幸せな猫生をサポートするために、ぜひ最後まで読んでみてください!
猫が飼い主の布団に入る7つの理由
毎日、あるいは気まぐれに布団に潜り込んでくる愛猫。その行動には、実はちゃんと理由があるのです。 猫の行動を理解することは、より良い関係を築く第一歩。それでは、猫が布団に入る7つの理由を見ていきましょう。
1. 温かいから
気温が下がってくると、布団に入って眠る猫をよく見かけませんか? 飼い主さんも「今年もこの季節が来たなぁ」と感じるのではないでしょうか。これは、想像通り、暖かい場所を求めて布団に入っているのです。
飼い主が寝ている布団の中は、暖かい空気に満ち溢れていて、猫にとって心地よく眠れる場所であることを、彼らは本能的に理解しているのです。 猫は暖かい場所を見つける天才!その秘密は、驚くほど高性能な猫の鼻にあります。
猫の鼻は非常に機能的で、温度計の役割を果たしています。鼻から吸い込んだ空気で温度を感知するのですが、その精度はなんと0.5度の差も判別できると言われています。 そのため、布団の周りだけで、布団の中の方が外よりも暖かいとわかるというわけですね。
さらに、真夏でも布団で寝る猫もいますよね。これは、エアコンや扇風機の風で冷えを感じている可能性があります。飼い主の布団に入って温まっているのでしょう。
2. 布団が気に入っているから
飼い主が寝ている時だけでなく、飼い主が起きていても、布団で眠っている猫もいますよね。これは、単純に布団が気に入っている可能性が高いです。
ふわふわの毛布や柔らかい掛け布団の感触が気に入って、そこを自分の寝床として認識しているのでしょう。布団の素材や肌触りが猫の好みによって大きく左右されます。
布団を気に入っていることが理由で布団に入る猫は、シーツが変わっただけで入らなくなるケースも珍しくありません。逆に、サラサラした肌触りのシーツでは一緒に寝ないのに、毛布や羽毛布団を出した途端に布団に入るようになったら、それは間違いなく布団そのものが気に入っている証拠です! 飼い主が冬用のシーツに替えるのを、ずっと待っていたのかもしれませんね。猫も人間と同じで、お気に入りの素材があるようです。 愛猫が気に入ってくれそうな素材のシーツを選んでみるのも良いかもしれません。
3. 子猫気分で甘えているから
愛猫は甘えん坊ですか? 甘えん坊の猫は、子猫気分が抜けておらず、飼い主と一緒に眠るために布団に入ってくることがあります。
子猫時代は、寝る時は必ず母親猫に寄り添って寝ていました。たっぷり遊んで眠くなると、母親猫の近くにいって甘えます。寝る前にグルーミングをしてもらって愛情を受けていたのでしょう。 この気持ちが残っているため、飼い主を母親と重ねて甘えているのです。
子猫気分で布団に入る猫は、飼い主の脇の下や足の間に寝る事が多いようです。母親猫に包まれているような感覚を味わっているのでしょう。 飼い主の腕枕で寝る猫も、甘えん坊の猫特有の寝姿と言われています。 布団に入った後の愛猫の寝場所からも、甘えているかどうかがわかるのも面白いですね。
4. 飼い主を信頼しているから
突然ですが、あなたは愛猫から信頼されていると感じていますか? 実は、猫は信頼している人の布団に入る事が多いのです。
その理由は、寝ている時の猫は無防備だからです。一緒に寝るということは、無防備な状態を飼い主にさらけ出すことですよね。そんな姿を見せても飼い主は攻撃してこない、という絶対的な信頼があるからこそ、布団に入って一緒に寝てくれるのです。「この人なら大丈夫」と思ってくれているなんて、嬉しいですよね!
逆に、信頼できない相手とは、ほとんど一緒に寝ることはありません。 とはいえ、猫の性格によっては、一緒に寝る事が好きではない子もいるのが現実です。布団に入ってくれないからといって、信頼されていないわけではありませんので、安心してくださいね。起きている時に寄り添ってきたり、甘える仕草を見せてくれるなら、それはあなたのことを信頼している証拠です。
5. 自分の寝場所だと思っている
毎晩当たり前のように布団に入り、飼い主の構わず真ん中で寝る猫はいないでしょうか? 夜中にどんどん端の方に追いやられる飼い主さんも多いのではないでしょうか。もしかしたら、それは飼い主の布団を自分のものだと思っている可能性があります。
「ここは自分の寝場所、ここは寝る場所」と思っているのでしょう。 むしろ「ここは自分の寝場所なのに、なんで一緒に寝るんだ?」と思っている猫もいるかもしれませんね。
家で過ごす猫は、飼い主のことを母親のように思っています。子猫は母親の行動を見て、どのような振る舞いをすれば良いか学んでいきます。つまり、寝る場所も飼い主を見て学んでいるのです。 布団が寝場所であること、真ん中で寝ることも、飼い主の真似をしているのでしょう。 飼い主の寝場所は、自分の寝場所だと考えている猫もいそうですね。
6. 安全と安心を求めているから
飼い主の布団に入ると、手足を伸ばしてリラックスしている猫はいないでしょうか? これは、寝る時に安心と安全が欲しくて、飼い主の布団に入っているのです。
先ほどもお話しましたが、寝ている時の猫は無防備です。安全な自分の縄張りの中でも、寝ている時はちょっと不安になるんですね。その不安を解消するために、自分のことを守ってくれる飼い主の布団に入って寝ようとするのです。
また、猫は飼い主のそばが家の中で一番安全だと考えているケースもあります。過去に大きな音に驚いたり、怖いことが起きた時に、飼い主から守ってもらったことを覚えているのでしょう。その記憶があるからこそ、寝る時は安全な飼い主のそばで寝る習慣がついているのです。
7. 飼い主を守っている
猫が布団に入って一緒に寝てくれるものの、そっぽを向いたり、お尻を向けたりすることはありませんか? 何度も出たり入ったりを繰り返す猫もいますよね。「体調が悪いのかも…」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、実はこれは飼い主を守るために一緒に寝てくれているのです。
飼い主に背中を向けて寝ることで、寝ている間に危険なことが起こった場合に、いち早く察知するためです。何度も出入りするのは、何か変わったことがないか確認しに行っているのですよ。 大切な飼い主を身をもって守ろうとしているのでしょう。
また、飼い主のことを子どものように感じている可能性もあります。寝ている間は自分が守ってあげないと、という親心のような気持ちで一緒に寝てくれているんですね。
猫と一緒に寝るための条件と注意点
猫が飼い主の布団に入ってくれる理由を理解したところで、今度は一緒に眠るための条件と注意点をみていきましょう。
猫が一緒に寝る相手として選ぶ条件
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お世話をしてくれる: 猫は自分の世話をしている人と一緒に寝たい傾向にあります。特にご飯をくれる飼い主さんに対しては、絶対的な信頼を持っています。ご飯をくれる飼い主は、甘えられる大切な存在なのです。 身の回りの世話をしてくれる人も信頼しているため、ブラッシングなども愛情表現のひとつになります。
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程良い距離感: 猫と一緒に寝たいなら、程良い距離感で接するのがおすすめです。猫がコミュニケーションを求めてきた時に、遊んであげたり撫でてあげたりしましょう。そうすることで、「この人は自分のペースに合わせてくれる、信頼できるぞ」と思ってくれるようになります。信頼度が上がれば、一緒に寝る相手として選んでくれるようになるでしょう。
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静かに寝ている: 個体差はありますが、猫は完全に熟睡する時間は少なく、いつでもすぐに動けるように浅い眠りが特徴です。浅い眠りの中でもリラックスできるよう、一緒に寝る相手が静かかどうかという点も重視しているようです。寝返りが少なく、寝相が良い人なら、猫も一緒に寝たいと思ってくれるでしょう。長時間にわたってゆっくり眠れますからね。逆に、いびきがうるさい人や頻繁に寝返りする人、寝相が悪い人は、猫から避けられる傾向があります。猫にとって飼い主の寝返りは大きな振動で、少し動くだけでも目が覚めてしまうのに、それが何度も繰り返されるとすぐに目が覚めてしまうのでしょう。
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匂いが好き: 猫にも好きな匂い、そうでない匂いがあります。好きな匂いのする人と寝る事があります。あなたの匂いを安心できる匂いとして認識しているため、寝ている時にもその匂いをかいでリラックスしたいと思っているのでしょう。特に布団に入ると飼い主の匂いをたっぷり感じられますよね。それに包まれることで、甘えたい気持ちも満たされているのです。逆に苦手な匂いがする飼い主の布団には、あまり入らないでしょう。飼い主がもともと持っている匂いだけでなく、柔軟剤や洗剤の匂いなども苦手とする場合があります。寝る前に香りのボディークリームを使っている場合も、猫から避けられる傾向があるようです。
猫と一緒に寝たいと思う相手は、信頼関係がしっかり築かれていることが大きな条件と言えるでしょう。それに加えて、猫が好きな匂いのする飼い主も、一緒に寝る相手として選ばれる傾向があるようです。 しかし、条件を全て満たしていても、一緒に寝てくれない猫もいるのが現実です。寝る時は一人で寝たい猫もいるので、がっかりしないでくださいね。
猫と一緒に寝る時の注意点
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ノミ・ダニ対策: 猫に付いたノミやダニには注意しましょう。完全室内飼育でも、ノミやダニが付く可能性はゼロではありません。飼い主が目で確認するのは難しく、知らないうちに一緒に寝続けていると、アレルギー症状が出たり、皮膚の炎症を起こしたりすることもあります。そのため、薬を使って定期的に駆除することが大切です。ノミダニ駆除の頻度は、市販薬か動物病院で受けるかによって異なります。効果が1ヶ月しか持たないものもあれば、半年や1年に1回で良いタイプもあるので、ライフスタイルに合わせて選んでみましょう。また、ノミダニ駆除は基本的に通年と考えた方が良いでしょう。一般的には4月から11月に繁殖しますが、最近の住宅は冬でも暖かい環境を維持できるため、季節に関わらず駆除することをお勧めします。さらに、シーツや枕カバーなどもこまめに洗濯しましょう。
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羽毛布団は、猫の掻きむしりの危険がある: 寒い季節の羽毛布団は暖かくて気持ち良いですよね。掛け布団は羽毛を使っている飼い主さんも多いと思います。猫も羽毛布団のふわふわした質感を好むこともありますが、一方で掻きむしる猫も少なくないのです。その理由は羽毛布団の匂い。羽毛布団は鳥の羽を使っています。いくら洗浄してあるとはいえ、猫にとってはエサとなる鳥の匂いをほんのり感じるのでしょう。お気に入りの布団にエサの匂いがするのを嫌って、掻きむしるケースがあるのです。また、羽毛布団のカバーの素材によっては、上にのるとカサカサと音がすることがあります。この音が猫砂の音に似ていると感じて、掻きむしってしまうケースもありますよ。一度掻きむしると、何度も繰り返すことが多いです。布団を変えることで掻きむしりがなくなることもありますので、布団自体を変えることも検討してみましょう。
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子猫のうちは別々に寝る方がおすすめ: 甘えん坊の子猫は寄り添って一緒に寝る姿もとても可愛いですね。しかし、子猫のうちは一緒に寝るのを避けた方が良いです。まだ体の小さい子猫は、飼い主の寝返りで潰してしまう可能性があるからです。猫も大人になれば、寝ている時に苦しくなると自分で体を動かせます。しかし、子猫は飼い主と一緒にいると安心しきって寝ていることが多いので、もし潰されたとしても自分で逃げる事ができません。夜中に気づいたら潰していたという後悔をしないためにも、体が大人の同じサイズになる生後10ヶ月くらいまでは別々に寝ることをお勧めします。 とはいえ、猫の方から布団に入ってくることもありますよね。慣れるまでは鳴いて訴えるかもしれませんが、夜はゲージに入れて寝てもらった方が良いでしょう。一緒に寝ることは、大人になるまでの辛抱です!
まとめ:愛猫と仲良く眠るために
いかがでしたでしょうか?今回は、猫が飼い主の布団に入る理由と、一緒に眠るための条件、注意点をご紹介しました。
猫は暖かさや安心感を求めて、飼い主の布団に入ってくることがわかりましたね。 それだけでなく、そもそも布団を自分のものだと思っているというのには、ちょっと笑ってしまいます。 また、猫は一緒に寝る相手も選んでいます。お世話をしてくれたり、程良い距離感で接してくれたりすると、「この人と寝たい」と思ってくれるようです。
猫と一緒に寝たい飼い主さんは、これらの点を参考に、信頼度アップを目指してみましょう。愛猫が布団に入ってくれる時の可愛いエピソードや、こんな時に一緒に寝てくれるというエピソードがあれば、ぜひコメントいただけると嬉しいです!
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。そして高評価とチャンネル登録もしていただけると励みになります。それでは、次回の動画もお楽しみに!