バーテンダーが教える!誰でもできる!会話術3つの極意
- 2024-12-27
バーテンダーが教える!誰でもできる!会話術3つの極意
この記事では、バーテンダーの経験に基づいた、誰とでもスムーズに会話ができるようになるための3つの極意を解説します。初対面の人と話すのが苦手な方、営業や接客でコミュニケーションに悩んでいる方、ぜひ参考にしてください。15年以上のキャリアを持つバーテンダーの秘訣を余すことなく公開します!
1. 5秒ルール:最初の第一印象を掴むための魔法
多くの人が、初対面の人と話すことに緊張を感じます。バーテンダーも例外ではありません。15年もこの仕事を続けている私自身も、今でも緊張することはありますし、最初から友達のように話せるわけではありません。
5秒ルールとは、相手が着席してから5秒以内に話しかけるというテクニックです。これはバーだけでなく、営業や合コンなど、様々な場面で応用できます。
なぜ5秒以内が重要なのか?それは、時間が経つほど、初対面の相手と話しかけるハードルが上がってしまうからです。10秒、20秒と時間が空けば空くほど、お互いに気まずい空気になり、会話が始めにくくなります。
30秒を超えると、もうこの人とは話さない、と決めてしまう人もいるかもしれません。
逆に、5秒以内であれば、相手はまだ警戒心が解けていない状態なので、比較的自然に話しかけることができます。まるでナンパのテクニックのようですが、重要なのは、「テクニック」を「コミュニケーション」に転用すること。
具体的には、着席後すぐに、おしぼりなどを渡し、5秒以内に何かしらの会話を始めます。
- 天気の話
- ニュースの話
- 服装の感想(例:「今日はスーツですね」など。ただし、後述するNGワードには注意)
ポイントは、**「何でもいい」**ということ。無理に話題を探さずに、自然な流れで会話を始めましょう。2回目以降の客であれば、「前回はスーツだったのに、今日は私服ですね」のように、前回との違いを話題にするのも効果的です。
2. 観察力:相手を見極めることで、最適なコミュニケーションを
バーテンダーは、相手をよく観察することで、最適なコミュニケーション方法を選びます。人はそれぞれタイプが違います。
- 話好きで、積極的に話しかけてくる人
- ゆっくりと距離を縮めたい人
いきなりぐいぐい話しかけられると嫌な人もいます。まずは相手を観察し、その人に合ったアプローチをしましょう。
しかし、これも5秒以内に行わなければなりません。時間がない中で相手を観察し、タイプを判断するのは容易ではありません。これはまさに経験と勘がものを言います。
絶対にやってはいけないことは、初対面の人に対して「見た目の話」をすることです。
例:「イケメンですね」など、ポジティブな内容でもNGです。
相手は、まだあなたを全く知らない状態です。「見た目の話」は、相手との距離を縮めるどころか、逆に遠ざけてしまう可能性があります。
「おしゃれですね」といった言葉も、相手との会話がそこで終わってしまう危険性があるため注意が必要です。
では、どうすればいいのでしょうか?
重要なのは、共通項を見つけることです。例えば、バーであればお酒が共通項になります。
- 「普段どんなお酒を飲むことが多いですか?」
- 「そちらは、どちらのお酒を飲まれてますか?」
このように、共通項から会話を始めることで、相手は話しやすく感じます。
ただし、NGワードもあります。
- 政治
- 宗教
- 野球(特に熱狂的なファン同士だと揉める可能性があります)
これらの話題は、相手との距離を縮めるどころか、逆に遠ざけてしまう可能性があります。特に、政治や宗教は、主義主張が大きく異なる場合、激しい言い争いになる可能性も十分にあります。
3. はてな?で深掘り:相手の話に共感し、質問を続ける
会話が弾むためには、「はてな?」を起点に会話の深堀をすることが大切です。
接客や営業の現場では、新人が「お客様と話をするのが苦手」と相談することがよくあります。
そんな時、私は「お客様に『はてな?』で質問して」とアドバイスします。
なぜ「はてな?」が重要なのか?それは、相手が自分のことを話せる機会を与えることで、相手を気持ちよくさせてくれるからです。
例えば、「今日はお休みだったんですか?」「これからどちらへお出かけですか?」「どこかで食事をされてきたんですか?」といった質問は効果的です。
ただし、「はてな?」ばかりだと、尋問されているような印象を与えてしまうため、自分の意見も入れる必要があります。
例えば、相手が「天ぷらを食べてきた」と言った場合
「すごいですね!私も天ぷら大好きです。特に椎茸が大好きなんです」
と、自分の意見を付け加え、会話を広げましょう。
ポイントは、ゆっくりとしたペースで質問することです。早口で質問すると、相手は落ち着いて話すことができません。
「はてな?」の連続攻撃もNGです。 10回連続で「はてな?」の質問を繰り返すのは、相手を不快にさせてしまうので、避けましょう。
まとめ:3つのポイントを実践して、会話上手を目指そう
この記事では、バーテンダーの視点から、誰とでもスムーズに話せるようになるための3つのポイントを紹介しました。
- 5秒ルール: 着席後5秒以内に話しかける
- 観察力: 相手のタイプを見極め、適切なアプローチをする
- はてな?: 相手の話を引き出し、会話に深みを加える
これらのポイントを意識することで、初対面の人とでも自然な会話を始めることができるようになるでしょう。バーだけでなく、日常生活でも活用できるテクニックです。ぜひ、試してみてください!
日常生活への応用
この3つのポイントは、バーの接客だけにとどまりません。日常生活でも十分に役立ちます。例えば、気になる店員さんとの会話、初めて出会った人とのコミュニケーションなど、様々な場面で応用できます。
気になったコンビニ店員さんと話をする際にも、このテクニックは使えます。
ただし、常に「ナンパ術」として意識するのではなく、あくまでコミュニケーションツールとして活用することが重要です。
最後に
この記事が、皆様のコミュニケーションスキル向上の一助となれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。チャンネル登録、グッドボタン、コメントもよろしくお願いいたします!