2025年アルトコインシーズン到来か？3つの兆候とビットコインへの影響を徹底解説

2025年アルトコインシーズン到来か？3つの兆候とビットコインへの影響を徹底解説

はじめに：アルトコインシーズンの可能性と注意点

皆さん、こんにちは！高橋ヒュウです。最近、アルトコイン市場の活況ぶりが目覚ましいですね！イーサリアムの回復傾向、リップル裁判後のXRPやカルダノの大幅上昇など、ビットコイン中心のこのチャンネルでも見逃せない話題となっています。

そこで、今回の動画では、以下の3点について詳しく解説していきます。

• アルトコインシーズンとは何か？
• アルトコインシーズンはいつ始まるのか？
• アルトコインシーズンの始まりがビットコインにとって何を意味するのか？

さらに、アルトコインシーズンの始まりを特定する方法もご紹介しますので、最後までご覧いただけたら幸いです。

ただし、最初に言っておきたいのは、私はビットコイン派です。ファンダメンタルズを考慮すると、アルトコインと比較してビットコインは、その利用価値が既に認められているからです。

アルトコインシーズンに突入するにあたり、重要な注意点があります。確かにアルトコインは上昇率の大きさから大きな可能性を秘めていますが、アルトコインだからといって必ずしも上昇するわけではありません。安全なアルトコインもあれば、**イークコイン（価値が低いコイン）やクサコイン（価値がないコイン）**など様々なコインが存在します。これがアルトコイン市場が難しい点です。

アルトコインシーズンとは？

アルトコインシーズンとは、仮想通貨市場のお金がビットコインからアルトコインへと移る時期を指します。ビットコイン以外の仮想通貨（アルトコイン）の価格が大幅に上昇する期間のことです。

重要なのは、アルトコイン全体の市場価格の上昇率が、ビットコインの上昇率を大きく上回る時期があるということです。これをアルトコインシーズンと呼びます。

興味深いことに、アルトコインシーズンは、ビットコインの半減期の後年に始まる傾向があります。過去のチャートを見ても、この傾向は明確です。例えば、2021年1月にアルトコインシーズンが始まったとされており、アルトコインの市場価格が急上昇しています。この上昇はビットコインの上昇率をはるかに超えており、これがアルトコインシーズンと呼ばれている所以です。

そのため、2025年にはアルトコインシーズンが開始すると期待されています。この時期には、イーサリアム、ソラナ、XRP、カルダノなどの大型アルトコインだけでなく、ドージコインやペペコインなどの低価格のアルトコインも上昇する可能性があります。

アルトコインシーズンの兆候：3つの指標

アルトコインシーズンが近づくと、どのようなサインが見られるのでしょうか？ 3つの重要な指標をテクニカルデータと合わせて見ていきましょう。

指標1：アルトコインの価格動向

こちらのチャートは、アルトコインの市場価格を示しています。（ビットコインは含まれていません）テクニカル的に見ると、アルトコインは重要な局面に差し掛かっています。2022年に史上最高値（ATH）を記録した後、一時的に下落していますが、近いうちにATHを再び突破するかどうかが、重要なサインとなります。

なぜなら、アルトコインシーズンでは、アルトコインの価格が急上昇するからです。例えば、2021年1月から6ヶ月間で、アルトコインはなんと681％も上昇しました。今回も同様のことが起こるとは限りませんが、少なくとも市場価格が数倍になる可能性はあり、上昇率が半分であっても上昇する可能性があるのです。

従って、近いうちに黄色いレジスタンスライン（チャート上の抵抗線）をきれいに抜け出す動きが見られるか注目しています。

指標2：ビットコインのドミナンス（市場支配率）

2つ目に詳しく見ていきたいのが、ビットコインのドミナンスのチャートです。アルトコインシーズンが到来すると、ビットコインのドミナンスが急激に低下すると言われています。

これは当然のことです。アルトコインの上昇率がビットコインより高ければ、ビットコインの市場シェアは低下します。

従って、仮想通貨市場におけるビットコインの市場価格シェアの推移を見ることで、アルトコインシーズンがいつ到来するかをある程度予測できます。

面白い現象が起きています。緑色のラインは、2022年からビットコインのドミナンスが綺麗なトレンドで減少していったことを示しています。しかし、2024年11月（2ヶ月前）に、2022年9月以来のトレンドラインをブレイクしたのです。その後、戻ってきていますが、再び下降トレンドをブレイクしようとしています。

さらに、黄色いライン（サポートライン）もブレイクして下降トレンドに抜け出そうとしています。2021年1月のアルトコインシーズン開始時を振り返ると、ビットコインのドミナンスは70％から40％まで急落しました。今回は40％まで下がるかはわかりませんが、このトレンドラインから下降トレンドが始まれば、アルトコインシーズンの始まりだと考えられます。

ビットコインのドミナンスが低下するからといって、ビットコインに悪いことが起こるわけではありません。これについては、データを示した後に説明します。

指標3：アルトコインの市場価格とビットコインのドミナンスの比較

3つ目に見ていきたいのは、アルトコインの市場価格とビットコインのドミナンスの比較です。

ビットコインのドミナンスが低下し、同時にアルトコインの市場価格が上がってくれば、それはアルトコインシーズン到来と言えるからです。

過去のサイクルを見ると、アルトコインシーズンが始まったのは、2021年1月です。この頃から6ヶ月に渡って上昇し続けました。第1波が終わった後、第2波へと進んでいきます。

2021年1月には、ビットコインのドミナンスが急激に低下し始めました。ドミナンスの低下とアルトコインの市場価格がピークに達した時期は、ほぼ同時に起こっています。

過去の傾向に基づくと、ビットコインの半減期が始まった1年後、アルトコインシーズンが到来し、ビットコインのドミナンスが下がるにつれて、アルトコイン全体の市場価格が上昇するという現象が見られます。

2つ前のサイクル（2017年1月、2020年）でも、ATHを突破して上昇トレンドに抜け出しています。今回もATHを破ったため、現在は少し押し戻していますが、ここからどうなるのか、重要な局面にいるのではないかと考えています。

アルトコインシーズン到来を示す3つの方法

アルトコインシーズンの到来を示す3つの方法を説明します。

1. アルトコインがATHを突破する：冒頭でも申し上げたとおり、アルトコインが再びATHを突破する動きが見られるかどうか。これが、1つの条件となります。先月は一度やりそうだったので、もう一度力強い上昇が見たいです。

2. ビットコインのドミナンスが低下する：ビットコインのドミナンスが、さらに低下する動き。トレンドラインを明確に抜ける動きが見たいです。ただし、価格がいつ上昇・下降するかはわからないので、別の指標も必要になります。

3. ATR（Average True Range）指標を使う：こちらが3つ目の方法。ATRは、銘柄の1日の平均的な価格変動幅をピップスで表示してくれるインジケーターです。ボラティリティインジケーターとして使われます。詳細な説明は別の動画で行いますが、デフォルトの設定では過去14本のローソク足（キャンドル）のピップスの動き幅を平均して表示します。

私は基本的にはEMAが好きなのですが、日足で見ると、2021年1月のアルトコインシーズン開始時には、価格が上昇したのに伴い、ATRも上昇しています。これは、直近14本のローソク足のボラティリティ（価格変動）が上昇したためです。

アルトコインの市場価格のテクニカル分析で、トレンドラインをブレイクしてくればアルトコインシーズン到来とわかるので、このブレイク直後にATRがどれだけ上がるか、同時にビットコインのドミナンスが下がるか、さらにイーサリアムのETFのフローがポジティブになるかを見ていきます。これらを見ることで、アルトコインシーズンが来るかどうかが、ある程度わかるのではないかと考えています。ATRはかなり使えるインジケーターなので、また別の動画で説明しますね。

結論：アルトコインシーズンへの期待と注意喚起

現在、アルトコインシーズンは一歩手前です。順調にいけば、今年は仮想通貨業界にとって本当に良い年になると思います。

私は、ビットコインとアルトコイン市場の動向をこれからも追いかけていきますので、ぜひご視聴ください。

最後に、私自身について少しお話させていただきます。元外資系コンサル、証券アナリストの高橋ヒュウです。現在はオーストラリアのシドニーから、アメリカの株式市場や仮想通貨の動向を追っています。ファンダメンタルズとテクニカルの2つの観点から相場を分析していきますので、よければチャンネル登録をお願いします。