暗号通貨市場分析：AvalancheからのローテーションとChainlink、Axelarの可能性

暗号通貨市場の現状と今後の展望：Avalanche、Chainlink、そしてAxelar

こんにちは！仮想通貨トレーダーのDennisです。過去5年間で100以上の暗号通貨企業に投資してきた経験を活かし、市場トレンドや投資戦略について解説していきます。今回は、アルトコイン市場の現状と、今後のローテーションについて、私の見解を共有させていただきます。特に注目しているのはChainlinkとAxelarです。

Avalancheの現状と今後の見通し

まず、最近注目を集めているAvalanche(AVAX)についてです。前回のライブストリームでも触れましたが、Solanaの盛り上がりに伴い、私は先週Avalancheにローテーションしていました。多くの人がSolanaとAvalancheをEthereumの主要な代替レイヤーとして見ているため、Avalancheは価格上昇が見込まれると考えたためです。

実際、Avalancheは今週、$14から$20以上に上昇し、私のテイクプロフィットターゲットに到達しました。しかし、私は少し早すぎる売却をしてしまいました。理由は、Bitcoinの価格動向を綿密に観察していたからです。Bitcoinが$36,500付近で非常に不安定な動きを見せていたため、数日前にAVAX、JOE、BENQIなどのAvalancheエコシステムのアルトコインポジションから撤退しました。

その後、Avalancheは予想以上に上昇しました。これは、AvalancheがJPMorganとの提携や、シンガポールの金融当局によるProject Guardianイニシアチブへの参加など、この数日間で大きな発表を行ったことが大きく影響しています。

JPMorganとの提携は、Avalancheの技術がOnyxブロックチェーン（トークン化と株式取引のためのプライベートブロックチェーン）に使用されることを意味します。これは、Avalancheの技術が金融業界で広く採用される可能性を示唆しており、非常に大きな出来事です。

シンガポール金融当局のProject Guardianへの参加も、Avalancheにとって大きな追い風となるでしょう。これは、Avalancheの技術が政府機関によって支持されていることを示しており、その信頼性と将来性を高めています。

しかし、このAvalancheの上昇は、Solanaの時と同様に過熱感があるように思えます。短期的な利益確定を行うことをお勧めします。

Bitcoinの価格動向が鍵

アルトコイン市場の動向を分析する上で、Bitcoinの価格動向は非常に重要です。現在、Bitcoinは$36,300付近で重要な支持線に到達しています。この水準は、私が以前短期ポジションの売却を決断した水準と同じです。

もしBitcoinがこの水準を下回ると、市場全体に大きな影響を与える可能性があります。しかし、もしこの水準で反発すれば、上昇トレンドの継続を示す非常に良い兆候となります。

具体的には、現在の価格からわずかな上昇でも、より高い安値（higher low）とさらに高い安値（higher low）を形成し、上昇トレンドの継続を示唆するでしょう。

私はBitcoinが$35,300付近を下回らずに反発すると予想しています。なぜなら、Bitcoinは昨日、$37,800という新たな高値をつけたからです。これは、上昇トレンドの継続を示唆する重要なシグナルであり、$35,300を下回るリスクは、潜在的なリターンと比較して非常に小さいと判断しています。

Total3市場キャップとBitcoin半減期

もう一つの注目点は、Total3市場キャップ（BitcoinとEthereum以外のすべての暗号通貨の総時価総額）です。このチャートは、アルトコイン市場全体の動向を示しています。

このTotal3チャートは、長期的な反転を示唆する非常に良い兆候を示しています。数年にわたる反転の可能性すらあります。現在、$4000億～$4400億のレジスタンスレンジがテストされています。これは、価格が低い安値、さらに低い安値、そしてより高い安値を形成した後のことです。これは、新しい上昇トレンドが始まる前の典型的な反転パターンです。

このTotal3市場キャップが$4400億を突破し、このレンジを再テストすれば、アルトコイン市場全体の上昇トレンドが開始すると予想しています。このシグナルが確認されれば、ほぼすべてのアルトコインが上昇するでしょう。

Bitcoinの半減期イベントとTotal3市場キャップの関係をRainbowチャートを用いて示します。過去のデータから、Bitcoin半減期直前の期間は、アルトコインへの投資のリターンが非常に高くなる傾向があることがわかります。

2016年と2020年のBitcoin半減期の前には、アルトコイン市場は横ばい推移していましたが、半減期後に急激に上昇しています。

現在は、2024年4月の次のBitcoin半減期までに数か月残っていますが、Total3市場キャップが現在のレンジをブレイクアウトする可能性は、Bitcoin半減期とRainbowチャートのタイムフレームと一致しています。

おすすめアルトコイン：Chainlink、Axelar、Injective、Arbitrum、MATIC

それでは、私が注目しているアルトコインを紹介します。

Chainlink(LINK)

AvalancheとJPMorgan、シンガポール金融当局の発表を受け、Chainlinkは現在、市場の注目を浴び始めています。特に、トークン化やプライベートおよびパブリックブロックチェーンの接続という文脈において、Chainlinkの重要性が高まっていると考えています。

Avalancheの発表の中で、ChainlinkはJPMorganのOnyxブロックチェーンの統合においてAvalancheとともに重要な役割を果たしています。

Chainlinkは、プライベートとパブリックのブロックチェーン間の相互運用性をテストするスイフトとの提携をすでに持っています。

Chainlinkは、まだ新しい高値をつけていませんが、これはむしろ買い場であると考えています。過去数週間の横ばい推移は、次の価格上昇のための準備期間だと見ています。

私のChainlinkポジションは、$14~$15から構築しており、$13.3をストップロスに設定しています。

Axelar(AXL)

Axelarは、ChainlinkやLayerZeroと同様に高度なクロスチェーン通信プロトコルです。AvalancheとJPMorganの提携発表にもAxelarが関わっており、その技術力と将来性を示しています。

Axelarは、市場ではあまり知られていないため、Chainlinkと比べると流動性が低いです。しかし、長期的な視点で見ると、Axelarは現在、過小評価されていると判断しています。

Injective(INJ)

Injectiveは、2023年を通じて最もパフォーマンスの良いアルトコインの一つでした。最近では横ばい推移をしていますが、この調整期間が十分な長さになり、次の価格上昇のための基盤を構築していると考えています。

私のストップロスは$15を少し下回りの水準に設定し、$20〜$25を利益確定目標に設定しています。Injectiveは、以前の高値をテストする可能性があります。

Arbitrum(ARB)

Arbitrumは、Chainlinkと同様に、過去数週間横ばい推移しています。Arbitrumインセンティブプログラムの継続的な配分と、Avalancheからのローテーションの潜在的な可能性から、上昇の余地があると見ています。

MATIC

MATICは、Avalancheと同様に、EIP-4844のアップデートやEthereumレイヤー2としての地位、そしてPolygonへのトークンエコノミクス変更による移行といった要因から、今後の上昇トレンドへの参加が見込まれます。

結論

現在の市場状況を分析すると、Bitcoinの価格動向がアルトコイン市場全体の動向を左右すると考えています。Bitcoinが重要な支持線を維持し、上昇トレンドを継続すれば、アルトコイン市場全体の上昇に繋がる可能性が高いです。

私の今後の投資戦略は、Chainlink、Injective、Axelar、Arbitrum、MATICに焦点を当て、Bitcoin価格の動向を注視しながら、適切なタイミングでポジションを構築・調整していきます。

免責事項: 本記事は投資助言ではありません。投資は自己責任で行ってください。